GUNDAM
デリヘル呼んだらローラが来た
「こんばんは! 本日はご指名ありがとうございます、ローラ・ローラです」
ホテルに入ると、とてもエッチい洋服を着た(正直洋服と言えるのかすら怪しい)ロランが出迎えてくれた。
ロランは女物の下着を身に付けており、ほかはなんにも着ていない。その唯一のブラジャーも紐だけしかついておらず、ピンク色の突起物が丸見えだ。
正に、身体を商売道具にした者の格好。
ロランはにこにこしながら私に近づき、身を寄せた。
すんすんと私の匂いを嗅いで、一言。
「あっ、いい香りがしますね。お風呂に入ってくれてたんですか?」
私が頷くと、ロランはさも嬉しそうに私の腕を引っ張った。
「じゃあ、早く始めましょう。僕もう始めたくて仕方ないんです」
*******
「んっ……ん、ちゅ……」
ベッドに沈んだとたん、私たちは真っ先にお互いの唇を貪りあった。
私がというか、ロランがすぐに私を誘って来てから、彼に答えただけ。
でも、私は攻めるのが好きだし、ロランも元々攻めるつもりではなさそだったから、結果的に激しくキスをするに至ったんだ。
……まあ、こう言うことをするために彼を呼んだんだから、誘ってくれるのは有り難いんだけどね。
「あは、スイさんってキスが上手いんですね。キスだけで出ちゃいそうです」
唇を離したロランは、もう準備体操が終わったとでも言うように顔が火照っていた。下半身も固くなって反り立っているし、それをやんわり私に当ててきてるからタチが悪い。
「じゃあ、もっとキスして全部ぶちまけちゃう?」
「えー? もっとえっちいことして出したいです」
「えっちいことって、どんなことかなあ」
私はロランの乳首の回りをなぞる。
「ね、教えてよ。どんなことしたいの?」
「ええー?」
くすぐったいのか、身をよじりながらロランは楽しそうにくすくす笑った。そこに恥じらいは一切感じられない。
「例えば……舐めあいっことかしたいです」
「おっけー」
私はすぐにロランに馬乗りになって自信の秘部をロランの顔に押し当てた。そして自分もロランの勃起しているものに顔を近づける。
ロランの陰部は今にも射精しそうなくらいパンパンだった。ためしに先っぽをちょんと触ると、ロランがびくりと跳ねる。今度は反撃とでも言うかのように、私の秘部が広げられる感触がした。
「スイのここ、蜜がいっぱい溢れてます」
くちゅくちゅといやらしい音がする。それは、私がこれを楽しんでるっていう証。ロランが私のクリトリスを指でいじったり、膣内を容赦なくえぐったりするから、
「っ……ちょっとロラン」
「あんまりいじめないで」と言おうとしたけど、突然とてつもない快楽が襲ってきてきて最後まで言い終えることはできなかった。
「ひうっ!」
「今の僕はローラ・ローラですよ? お客様」
さっきとは比べ物にならないくらいの快楽。ロランの口が、舌が、私の秘部を容赦なく攻め立てていく。
「ん……生臭くて……くらくらしそう……」
「あんま喋んないでって……あ、やあんっ」
ちゅう、とロランが強くクリトリスを吸い上げるから私はぴくりと跳ねてしまった。
……ダメだ。このままじゃなされるがままにいかされちゃう。
ただやられるだけなのは癪だったので、私は目の前の陰部にぱくりとかぶりついた。
「ん! んふ……」
ロランが私の秘部をいじるみたいに、さきっちょを吸い上げてみたり、回りを丹念に舐めあげていったり。
私がそうするたびにロランがぴくぴく動くから面白い。最初は私のフェラを受けるだけだったけど、そのうちまた私の秘部も舐め始めた。
なんか、お酒にでも酔った気分。ロランの陰部から出てくる生臭い臭いが私を酔わせてる感じ。クンニされて意識が朦朧としてるから、余計に夢現な気分になるのかな。
なんにせよ、お互いでお互いの気持ちいいところを刺激するのって、とっても快感なのはたしかだ。
「舐めあいっこするの気持ちがいいですね」
「そうねえ」
ふと、私はロランのお尻の穴に指を突っ込んだ。一瞬だけロランの動きが止まる。
「ここも大分柔らかいね。客にいっぱい掘られたの?」
「そ、そこはお客様が入れやすいようにって、代表がほぐしてくださったんです」
「代表ってグエンのこと?」
ロランがこくりと頷く。
「へえー、処女はグエンが持っていっちゃったのかあ」
「あ、やあっ……!」
私はロランのいやらしい穴に指を突っ込んだ。まるで、膣内みたいに柔らかい。
指をゆっくり出し入れしたり、中を引っ掻いたりしながら、さっきみたいに陰部を弄る。
ロランは面白いくらいにそこをでっかくさせて、私がいじめるたびにびくびくしていった。
「もう、ロランたら口が止まってるわよ?」
「あっ! ん! だって、スイ、だめそれ、駄目っつ! お尻とチンポ同時に弄らないでえ……」
涙目になりながら訴えるロランが可愛くて、私は彼をもっともっといじめた。
「んあああっ!!」
びくんと、ロランが一際大きく跳ねた。口に含んでいた陰部が生臭い体液を放出した。
私はそれを、なんとか唾液で薄くして、全部飲み込んだ。精液は生臭くて苦手だ。
「あーあ、お客様より先にいっちゃったね、ローラ」
「も、申し訳ありません……」
「こういうときはどうやってお詫びをすればいいのかなあ?」
ロランは涙目のまま、起き上がって私の上に覆い被さった。
「ぼ、ぼくが、お客様の上になって、精一杯ご奉仕します……」
ロランが自身の陰部を私の秘部にピタリとあてる。私も思わずぴくりと反応してしまった。そしてロランは恐る恐る、それをそのまま挿入した。
「んんっ」
ロランは快楽に耐えるかのようにぎゅっと目をつぶった。そして、ゆっくりゆっくり自身を挿入し、全部入ったところで、目をとろんとさせながら大きく息を吐いた。
「あっ……これが、女の人の中……」
「やだ、ロランってばこっちは始めてだったの?」
「ずっと男の方ばかり相手にしてたから……」
へえ、それは以外。本当に男"娼婦"なんだ。
ということは、ロランの始めては私が貰っちゃったわけか。なんか、ちょっとラッキーだな。
始めてで不安になりながらも気持ちよさでとろんとした顔してる男娼婦なんてかなりのレア物だぞ。しかも、相手は仕事慣れしてて、あのロランだ。
……ぞくぞくする。
「いい?ローラ嬢。中には絶対出さないでね? それで、いっぱい出し入れしてくれたらいいから」
「は、はい」
彼は、きゅっと唇を噛み締め、さっきと同じくらいゆっくり陰部を引き出した。
そして、ゆっくり入れていく。
「ん、んあ、んっ……」
ロランは真っ赤になりながらそれを繰り返していった。
彼は始めての快楽を満喫してるみたいだけど、私はゆっくりしか動いてくれなくて焦らされてる気分だ。
たまらなくなって、私は思わず起き上がった。
「あ、スイ?」
「やっぱ交代」
キョトンとするロランを、お互い繋がったまま無理矢理押し倒した。
「ちょ、や、スイっ、待って!」
「だーめ、待たない。アンタも動いてね? ちゃんとお客様がいくまで我慢するんだよ」
私は馬乗りになって、腰を高く上げ、落とした。
「うっ……やあ……!」
ロランがするよりも速く、腰をふった。
気持ちがいい。それは彼も同じなようで、さっきよりも気持ちが良さそうに身をよじった。中のモノも大きく、固くなっている。
私が動くたび彼が反応するのが面白い。私は腰を動かしながら、彼の穴に指を入れた。
「ひっ……!そ、それ! それダメぇ!!」
「あ、ロラン、私、いきそう」
「や、ああ!」
ああ、良すぎてもう喋れないんだ。かわいいな。
あ、ロランも腰を動かしてる。懸命に喘ぎながら、ゆっくり快楽を求めている。
気づいてしまったらもうだめだ。お腹の中がきゅうと締まる。
だめ、ホントに、イっちゃう!!
「んああああっ!!!!」
*******
「よかったの?」
「なにがですか?」
「私とこんなことするの」
実は、正直言ってデリヘルなんて好きで頼んでる訳じゃなかった。
ロランとは友達だったし、そんな関係も持ったこともなかった。さんざん迷ったけど、半額以下にまけるからって散々頭を下げてきたから、今回だけ特別に頼んだだけ。
「僕が頼んだことですから。それに……」
ロランは満面の笑みを浮かべて言った。
「もう、ダメなんですよ、セックスするの気持ちよすぎて。止められないんです」
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