GUNDAM
我慢<本能
「ん……っ、くぁ……」
私の頭をがっしり掴み、ぐしゃぐしゃにかきむしるアウル。
彼は耐えているのだ、快楽に。
「ふっ……あっ、」
「アウル、気持ちいい? どこがいい? ここ?」
「あっ、うん、そこ……イイッ」
ぺろぺろと下を突き出して中心を舐める。すると面白いくらいにアウルが跳ねた。
「あっ、出る、でるよスイ」
「ふぁーい」
私はかぷりとアウルのものをくわえ、思い切り吸った。
「ひっ!…………ンッ!!」
ぎゅっと一際強く頭を握り締めたかと思うと、アウルは白い体液を放出した。それはそのまま私の口に入る。
苦い。し、生臭い。
精液はあまり好きじゃない。
それでも大好きなアウルのために、私は唾液で薄めて飲み込んだ。……うえ、マズ。
「はあ……スイのフェラ、サイコー。超気持ちいい」
「そりゃどーも」
汗だくで、肩で息をしながら笑うアウル。その顔は至極幸せそうだ。
私は口端からもれた精液を拭き取る。
「なあ、入れていい? 我慢できないんだけど」
「駄目。さっきも言ったでしょ、今日危険日なの」
アウル、スイッチ入るとゴムなしでして来るから油断できないんだよなあ。この間何度も中出しされて危なかったし。
「だからあんま好きじゃないフェラやったのに」
「どっちもほしい」
ぎゅっと、アウルは後ろから抱きついてきた。
さっきのフェラのせいか、汗をかいていてアウルの体はベタベタだ。
「スイはフェラもナカも超気持ちいい」
「はいはい」
「だから、シよ?」
「……駄目だって」
とか言ってる間にも、アウルの手は私の胸や唇をまさぐっている。くすぐったいし、少し強くて痛い。
こうなるとアウルは止められない。というか抱きしめられたら力が強くて抵抗できない。
「……何してもいいけど、本番だけは駄目だからね」
「えー? それ、生殺しって言うんじゃね?」
さも残念そうな声が後ろから聞こえる。
「じゃ、勝負しようぜ。ボクかスイをその気にさせたらボクの勝ちで入れてもいいってことで」
「はあ!?駄目!絶対ダメ!!」
その勝負どう考えても私に分があるよね!?私不利だよね!
「拒否権ないし」
なんて言いながら勝手にアウルは手を動かし始めた。私の意見完全無視。
「あっ」
かぷりと耳を噛んできた。
「ど? ここだよな、スイのいいトコ」
「っあ……ばかぁ………っ!」
耳元で囁くから、吐息がダイレクトに響くから、ぴくりと跳ねる。
容赦ない攻めに徐々に力が抜けていった。ちゅくちゅくとアウルの舌が耳を弄ぶし、ナカも指をふたつ突っ込んで私の良いところをいじって。
つう、と、アウルは下の入口をなぞった。
「ひっ!あ………ダメぇ……」
「あっれぇー?何してもいいんじゃないのー?」
意地悪なアウルの声。くすくす笑いながらも休むことなくなぞり続ける。
あんなに激しく触ってたのに、こう焦らされたら我慢できなくなるじゃない……!
「ねえ、僕のほしい?」
「っふ………っ………」
「入れたいでしょ?」
私はただ黙っていた。だって、認めるのが悔しいから。
それを肯定だと認識したアウルは間髪いれず自身を入れてきた。
「あ、アウル………」
「あは、やっぱスイのナカいいわ。サイコー」
ずぷ、とアウルが動く。
後ろから抱きしめられてるから、私が跳ねるように動かされた。
「アウル…激し…………」
「このくらいの方がいいでしょ」
「すぐいっちゃうよ……はん………んっ……」
びりびりと下から頭に快楽が襲ってくる。
「ホラ、もっと気持ちよくしてあげるから」
「っ!!!?」
アウルの手が、胸とクリトリスにきた。
やばい、ピストンされてる上に、クリも胸もいじられたら、本当に我慢できない……!
「やっ、だめアウル!いく!いっちゃうからぁ!!」
「いいよイって。僕の精液注ぐからさ」
「や、やぁぁぁぁっ!!!」
ナカに温かいものが注がれた。そのとたん、私の頭の中は真っ白になった。
「あは、潮吹いてイったじゃんスイ。そんなに気持ちよかった」
「…っの……バカアウル………」
息を整えながら言葉を絞り出す。
危険日だって言ったのに。子供が出来たらどうすの……!
「一回したんだからあと何回しても大丈夫だよね?」
「………本当に、バカ」
私はアウルの額にでこぴんした。
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