終わらない恋になれ

『ねぇ、孝支。』
「んー?」













終わらない恋になれ
いい彼女でしたか?
貴方は世界一素敵な彼氏でした。




















『付き合ってもう3年が経つんだね。』
「そうだな〜。」
『私、いい彼女だった?』

そう聞くと彼は少し驚きながらも微笑んで言った。

「俺にとって世界一素敵で大好きな彼女だったよ。」

ベットで二人顔を見合わせながら微笑む。

『そっか…私ね、とっても幸せだった。孝支と出会って色々あったけど、孝支に恋して幸せだった。』
「俺もだよ。俺も、今日の今日まで本当に幸せだった。」

優しく優しくおでこにキスをしてくれた。

『本当に私でいい?』
「そんな今更な事…」

困ったように笑いながらちゃんとハッキリと言った。

「俺は結婚するなら美月だと決めてたからね。」
『……ありがと。』
「あ〜ほら、泣かないで。」
『嬉しくて…』
「嬉し涙は明日にとっとくべ。」
『そうだね。』

明日の事を考えると幸せで幸せで…夢ではないかと疑ってしまう。

『彼女最後の夜ですね。』
「明日からは俺の奥さんだからね。」

明日私はこの人と結婚する。

『楽しみだな…』
「ほら、早く寝ないと起きれないよ。」

幾度となく繰り返されてきた会話も明日からは少し違う形になる気がする。
だけどこれだけは変わらない。

『私はずっと孝支に恋し続けるんだろうな。』
「それじゃあ俺は」

ギュッと抱きしめて彼はこう言った。

「美月を幸せにし続けるよ。」



Noah