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「魔女か…ややこしい者には関わらないことだな…」
ユリウスは、回れ右をして歩き始めた。
確かに、そうだ。
魔女なんかに関わって、良いことがあるはずはない。
そうでなくとも俺はエルフに呪われてるんだ。
これ以上、面倒なことには巻き込まれたくない。
そう思い、俺も奴の後をついて歩き始めた。
ところが、少し歩いた所で、俺の頭にひらめくものがあったんだ。
「ちょっと待てよ。」
「……なんだ?」
「魔女の家に行ってみないか?」
「なにを馬鹿馬鹿しいことを…
そんなところに行ってどうする?」
「魔女はフクロウを使い魔にすることが多いって聞くぜ。」
「まさか、アレクシスが魔女の家にいるというのか?」
「だから、俺は可能性を言ってるんだ!
いるかどうかは行ってみなきゃわかるわけないだろ!」
本当に苛々する。
あんまり怒らせちゃいけないと思うものの、ついつい感情的になってしまう。
奴はぶつくさと文句を言っていたが、それでも俺の後を着いてきた。
こんなことなら、あの木こりにもっと詳しく魔女の家の場所を聞いておけばよかったと後悔しながら、俺は森の奥を目指して歩き続けた。
その間に、一体何度奴からのいやみがあったことか。
「まだなのか?」
「本当にこっちなのか?」
「間違えてるんじゃないのか?」
「そんなところに行っても、アレクシスがいるはずない。」
苛々する気持ちをぐっと抑え、俺は奴の言葉を受け流した。
だが、さすがに我慢の限界…もうこれ以上は我慢しきれないと思ったところに、突然、家が姿を現した。
最近建ったとは到底思えない、古めかしい家だ。
こんな所にまず普通の人間が住むはずがない。
つまり、そこは魔女の家ってことだ。
きっと、家ごと引っ越して来たんだな。
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