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2026 06/19
「恋人戦争」
2P〜11P
マンぐだ♂。R18。
この作品のメインストーリー。
マ君によるぐだ男へのお仕置きえっちがメイン。
いちゃいちゃラブラブアホエロ。
鏡プレイ有り。
大体やってる。
やる事やってるけど、表現はマイルド。
割と精神重視。
エロは苦手ですが、頑張りました。
基本はアホエロです。
マ君が巨根で絶倫設定。
ヘクオジはマ君の教育係でそこそこ巨根設定。
「とある男の話」
[jump:12]
マ君とカルデアのモブ男。
ギャグ。
下ネタ全開。
恋人戦争の後の話。
ぐだ男が好きなカルデアのモブと、そんなモブとのマ君のやり取り。
ひたすら下品なので、注意。
[newpage]
[chapter:恋人戦争]
「やらしいなぁ…」
「ふ…!」
性器の先端を撫でながら、マンドリカルドが優しく囁いてきた。言葉は酷いのに声は甘やかすように優しいから、また狡い。くちくちと音を立てながら、優しく溢れた蜜を塗り広げるように性器を愛撫していく。
「ほら、分かります?俺が先っぽ弄ると、立花のちんこの先っぽから、我慢汁が出るんすよ。音、聞こえるっすよね?」
「あ…!あ…!!」
そう言いながら、先端をぐりぐりと苛められて、立花は体を震わせながら、声を漏らした。そんな立花の耳元でマンドリカルドは甘やかすように囁く。
「やらしいっすねぇ、立花。そんなに俺にここを愛されるのが、好きなんすか?」
その言葉に立花は思わず、好き!好き!と叫びそうになってしまった。だが、そんな事をすれば、マンドリカルドの思う壺。唇を噛み締め、必死に耐える。すると、そんな立花に気付いたマンドリカルドが指で唇を撫でた。
「あぁ、駄目っすよ、立花。唇噛んだら、あんたの可愛い顔に傷がついちまうんすから」
「だ、だって…」
「んじゃ、俺の指にしましょ?立花なら、噛みちぎるくらい一杯噛んでもいいっす。だから、唇は噛むのはやめましょ?」
「ん…」
唇を優しく指で撫でながら、甘く囁いてくる。その言葉に立花はマンドリカルドの指を口の中に招いた。甘えるようにしゃぶりつく。そんな立花を見て、ふふっとマンドリカルドが笑った。
「可愛いっすねぇ、立花。俺の指にむしゃぶりついちまって。そんなに俺の指、美味いっすか?」
「ん…ん…」
「良い子っすね、立花」
優しく甘やかしてくる声に思わずこくこくと首を縦に振ると、マンドリカルドは嬉しそうに囁いた。そんな立花を見たマンドリカルドは、
「良い子には、ご褒美っす」
「んん…っ!」
鈴口に爪を立てるように刺激され、思わず立花は果てた。はぁはぁと荒い呼吸をしていると、マンドリカルドがまた耳元で囁いてくる。
「かぁわいいなぁ、立花。そんなに気持ち良かったっすか?俺に愛されるの、そんなに嬉しいっすか?」
「ん…」
「そいつは良かったっす」
甘く優しく囁かれ、立花は果てた事で頭をぼんやりさせながら、思わず頷いた。嬉しそうに呟く声と共に口の中から、指がずるりと抜けていく。
「…んじゃ、見てみましょっか?」
「ん…?」
「俺に愛されて、可愛くなった立花の姿」
甘く甘く優しく囁かれる言葉。その言葉に誘われ、立花が思わず前を見ると、
「や、やだぁ…っ!は、恥ずかしいよぉ…っ!!」
目の前の鏡に映る自分の姿に立花は思わず叫んだ。慌てて見ないように顔を逸らす。そんな立花を見て、マンドリカルドが耳元でまたふふっと嬉しそうに笑う声が聞こえた。優しいのに意地悪な恋人に立花は泣きたくなる。
…どうして、こうなった?
心の中で立花は呟いた。
[newpage]
「マスターをちんこで雌落ちさせてぇっす」
「オジサンの後輩があらゆる意味でヤバい!」
マンドリカルドの言葉にヘクトールは思わず叫んだ。いきなり言われた言葉があらゆる意味でヤバ過ぎる。あまりにも驚いたので、ヘクトールは思わず叫んでしまったのだ。恐る恐る向かいの席に座るマンドリカルドを見る。
「ど、どうしたんだ、後輩…?いきなり、そんな事を言って…お前さん、そんな事を言わないタイプだろう…?いや、今はオジサンの部屋でオジサンと二人きりだが…あと、部屋に来て椅子に座って開口一番に言う言葉じゃない…更に言えば、言った内容がマスターに対して不穏過ぎるんだが…?」
「あー…まぁ、そうっすねぇ…」
ヘクトールは出来るだけ自分が驚いた要因をマンドリカルドに伝えた。そんなヘクトールの言葉にマンドリカルドに考えながら、話し出す。内容が内容だから、なるべく言葉を選んでいるようだ。
「ちょっと、色々ありまして…順を追って説明するんで、聞いて貰えると有り難いっす…んで、相談に乗って貰えると助かるっす…」
「聞くから、話しなさい…その為にオジサンの部屋に相談に来たんだろう…?聞かない方がまずそうだし…」
「すんません、ヘクトール様…あざっす…」
なるべく言葉を選んでマンドリカルドが言うと、ヘクトールは戸惑いながらも話しやすいように出来るだけ優しく話を促した。やっぱり、ヘクトール様ってすげぇ方だなと感激し、尊敬と憧れを再確認しながら、マンドリカルドは感謝の言葉を伝える。そして、事情を話し出した。
「ちょっと、こう…マスターが悪い子になり始めまして…」
「マスターが悪い子?どういう事?悪属性に何かされた?」
「最後はまだ確認してないから、分からないっすが…まぁ、そうっすねぇ…」
とりあえず、一番最初に言いたい事を言うとヘクトールはすぐに返した。それに何て答えるといいか必死になって考えながら、マンドリカルドは少しずつ、事情を話していく。
「その…俺とマスター、恋人同士じゃないっすか…?んで、エロい事をするようにもなって、結構経つんすけど…」
「そ、そっかぁ…お前さん達、もうそんな仲なのかぁ…お前さん達が付き合ってんのは知ってたけど、もうそこまでの関係になっていたのかぁ…しかも、結構経ってんのかぁ…」
マンドリカルドの言葉にヘクトールは心にダメージを負いながらも何とかそう返した。何というか、既にこの時点で辛い。
ヘクトールは何だかんだ言って、この可愛い後輩を可愛がっていたし、マスターにだって、勿論深い愛情を持っている。今生のトロイア認定しているくらいだ。
ただ、マスターに対しての愛情はどちらかというと、家族に対するもの。失礼かもしれないが、ヘクトールはマスターを息子のように思っている。まぁ、息子にしては少しマスターは大き過ぎるかもしれないが、ヘクトールは割と本気でそう思っていた。
そんな可愛い後輩と息子のようなマスターが恋人同士になった。それを聞いた時は諸々複雑だったが、二人がその辺を察したのか、挨拶に来てくれた。「息子さんと付き合いさせてください」と土下座しながら頼み込んできた可愛い後輩の姿をヘクトールは忘れない。色んな意味で忘れられない。
オジサン、マスターの本当の父親じゃないんだが?とか、後輩として可愛がっていたのに息子のように思っていたマスターに手を出しやがってとか、諸々の気持ちを飲み込み、「マスターを宜しくな。お互いに出来るだけ傍にいてくれ。それで、お互いに幸せにな」とだけ答えた。そんなヘクトールにマンドリカルドは「あざっす、ヘクトール様。俺、ちゃんと息子さんを幸せにするっす」と顔を上げて元気一杯に返事した。そんなマンドリカルドを見たヘクトールはマスター、オジサンの可愛い後輩と一緒に幸せになってくれと思ったものだ。お互いに幸せになってくれと心底思ったものだ。息子のように思っていたマスターは勿論、可愛がっている後輩にも幸せになって貰いたいと思いながら。
そんな二人がエロい仲をするという事実は中々ショックなものだ。しかも、結構しているらしい。あらゆる意味でダメージがでかい。出来れば清い関係をしていて欲しかったが、まぁ二人の体の年齢を考えれば無理である。そこまではなんとか察せるし、致しているのも分かる。そして、ヘクトールの元に二人が来てから、結構経ってもいたので、回数をこなしているのも察せられる。ただ、事実として突きつけられると辛くはあるのだ。
ここまで一気に考えたヘクトールはやっぱり知将と呼ばれる位に優秀な頭をしたサーヴァントであった。そんなヘクトールの諸々を察しながらも、マンドリカルドは軽く頷き、話を続ける。
「うす。んで、俺は俺なりにマスターに配慮して、エロい事してたんすよ。なるべく軽めで終わらせたり、ゴムつけたり、なるべく負担かけないようにして…あ、それでもしんどそうな時はなるべく介抱して、フォローもしてるっす。マスターも割とそれに満足してくれてたみたいなんすけど…」
マンドリカルドの言葉を聞いたヘクトールは心にダメージを受けつつも、嬉しかった。可愛いがっていた後輩が、ちゃんとマスターに配慮して大切に愛していたのが分かったからだ。
何というか、ちゃんと配慮しまくっている。恋人を愛しつつ、負担にならないようにもちゃんと配慮もしている。負担な時は介抱までしている。これがちゃんと恋人に配慮出来てないなんて言う奴は心底馬鹿だ。少なくても、可愛いがっている後輩は最低限のマナーやらなんやらを守り、対処しているのだから。
やっぱり、オジサンの後輩は違う。ちゃんと恋人を気遣える良い子だ。可愛がった甲斐があった。
ヘクトールは己の見る目があったのも嬉しかった。
しかし、言葉の終わりが不穏なのを察し、それから必死に目を背けたくもなった。が、それをしてはいけないと耐えた。きっと、後輩が相談したい事だろうからと必死に耐える。
そんなヘクトールの気持ちを察したのか、マンドリカルドは言葉を続けた。ヘクトールが精神的にしんどいのは察せるが、まだまだ話は終わっていないからだ。
「でも、マスターがちょっと腹立つ事をした時があって…んで、お仕置きという事で、ちょっと酷い抱き方をした時があったんすけど…それが、どうもマスターは気に入っちまったみたいで…」
ようやくここまで来れたマンドリカルドは迷いながらも、言葉を続けた。出来るだけヘクトールに配慮しながらも、何とか最初の発言の原因らしき事を吐き出そうとする。
「たまに、意図的に悪い子になっちまうようになったんすよ…いや、普段は普通のやり方がいいのか、全く大丈夫なんすけど…本当に、たまに…なっちまうようになって…」
そこまで言うと、マンドリカルドは軽くため息をついた。認めたくない事実だが、これが一番の問題なのだ。これの危険性を伝えるために、何故自分がそれを問題視するかという情報を伝える。
「その…一回、カルデア内でマスターが危険な目に遭いかけた事があったじゃないっすか…?」
「あぁ、あれな…結構、不味かったらしいな…」
「割と危なかったっすよ、本当に…たまたま俺や割と良い奴等が通りかかったから、何とかなったんすが…」
マンドリカルドの言葉を聞いたヘクトールは過去にあった、マスターに関するトラブルの一つを思い出した。
何でも、マスターがマンドリカルドと付き合っているのを知っている癖に、マスターに手を出そうとした馬鹿がいたとか。それに対し、恋人のマンドリカルドを始めとしたマスターを可愛がっている面々が何とかマスターを助け出し、その馬鹿を罰したとか。
その時の顔の事を思い出したマンドリカルドは深くため息をついた。あらゆる意味で頭が痛くなってくる。
ヘクトールはそんなマンドリカルドに同情したのだった。マスターも心配たが、後輩も心配なのである。良くも悪くもマンドリカルドが恋人なので、マスターを一番守らなくてはいけないのはマンドリカルドでもあるからだ。
ちなみに、カルデア内にマスターとマンドリカルドが付き合っている情報は徹底的に周知されているので、知らなかったという嘘は通用しない。どう考えても、マスターを害そうとした馬鹿は全部知っていて、マスターに手を出しやがったのだ。しかも意図的に。悪質過ぎる。
そこまで考えたヘクトールは思わず顔を顰めてしまった。そんなヘクトールを見ながらも、マンドリカルドは額に手を当て、事情を話し出す。
「あれ、どうもマスターの悪い子が出た時らしいんすよ。本人曰く『そんなの、マンドリカルド以外には絶対しない!』と主張しているんすが…」
出来るだけ、事実を述べようと必死に言葉を選びながら、マンドリカルドは話を続けていく。
「で、手を出した方に話を聞くと、ちょっと普段のマスターと違ったから、つい手を出したって言ってまして…」
馬鹿が手を出した理由もちゃんと話す。これは認識やら理由やらの齟齬があっては悪い事しかないからだ。出来るだけ両者から事情を聞かないと対策が練れないので、マンドリカルドは頑張って聞き出したのだろう。ある意味で不憫過ぎる後輩にヘクトールはまた同情したのだった。
そんなヘクトールにマンドリカルドは自分が考えついた事件の理由を伝えるべく、ヘクトールに話した。
「どうも、悪い子のマスターが無意識に出ちまったようなんすよ…だから、本人はしてないと主張するくらい無自覚だった。でも、手を出した方はそう感じてしまった。という事だったらしくて…」
「ははぁ…なるほどね…」
そこまで聞いたヘクトールは、ようやく頷けた。とりあえず、後輩があんな発言をした一番の理由が分かったからだ。確かに、そこは直さないといけないだろう。
一応、確認も込めて口を開く。
「つまり、お前さんは悪い子のマスターを何とかしたい訳だ」
「うす。で、その対処法がマスターをちんこで雌落ちさせるっす」
「何でだよ?」
ヘクトールの言葉に頷くマンドリカルド。そんなマンドリカルドにヘクトールは真顔で思わず突っ込んでしまった。何で、そんな結論になったんだ?と。
いや、ヘクトールは薄々気付いているが、見たくないので、必死に目を逸らしてもいた。マンドリカルドはそんなヘクトールの心情を理解しながらも、一応そこら辺も説明しようと口を開いた。
「主な目的は三つ。そこいらも説明します」
ぴっと指を三本立てると、マンドリカルドは己が出した結論の理由を説明し出すのであった。
「まず、マスターを徹底的に辱める事で悪い子になるといかに酷い目に合うかを分からせます。ある意味、仕置きっすね。んで、マスターが悪い子になるのを完璧に封じます。徹底的にならないようにするっす。無意識にでも一切出ないくらいにね。マスターに危険な目にあって欲しくないんで、そこまでさせて貰うっす。その方法の一つにちんこで雌落ちを候補にしてるっす」
立てる指を一本にしながら、マンドリカルドは意図を説明していく。ヘクトールは何も言わないので、そのままマンドリカルドは説明を続行する。
「次。マスターを雌落ちさせる事で意図的に意識を朦朧とさせます。そんで、何で悪い子を出すようになったか、理由を聞き出します。普段じゃ、教えてくれないんで。マスターは男の自認が強いからか、こういうの嫌がるし、場合によっては恥ずかしがってもしまうんで、中々言ってくれないんすよ」
指を二本立てながら説明するマンドリカルドにヘクトールは軽く頷いた。なるほど、それも原因なのかと。
これは恋人であるマンドリカルドでないと分からない事だ。確かにマスターは人類最後のマスターだからか精神がしっかりとしているが、その辺もしっかりしていたとは。
確かに、他人に配慮できるタイプのマンドリカルドなら、そういう状態でないと原因は聞き出しにくいな。薄々勘付いてはいるだろうが、ちゃんとした理由を本人から教えてもらいたいだろうし。
そう思って頷いたヘクトールにマンドリカルドは三本目の指を立てながら、説明した。
「最後。俺以外ではマスターの体が満足しないという事実を作ります。俺のちんこで雌落ちなら、確実な証明になるっす。まぁ、テクも使うんすがね。その事実を作り、変な奴らを牽制します。んで、その情報をマスターを狙う奴等に意図的に出そうと思ってるっす。あぁ勿論、そういうマスターだから、尚更手を出して落としてやるって馬鹿には基本的に出しませんがね。状況によっては出しますが。少なくても、これならついとか何となくなんて軽い気持ちでマスターに手を出そうなんて思わないっす」
「なるほど。それも大切だな」
マンドリカルドの言葉にヘクトールは思わず呟いた。これはよく分かったので、思わず声に出したのである。
恐らく、マンドリカルドがこれを理由にしたのは、先程あげたようなマスター関係のトラブルを防ぐためだ。十分過ぎるくらい、納得できる理由だった。
そんなヘクトールにマンドリカルドは指を一旦引っ込め、迷いながらも言葉を続ける。
「ついでに、マスターにも自分は俺のだっていう自覚を改めて持って貰うっす。できれば、俺の雌っていう自覚。いや、マスターは俺以外とは絶対にしないし、したくもないってのは分かりきっているんで、本当についでのついでなんすけど…」
マンドリカルドはそこも話した。恋人が自分を思い、故に自分以外に体を許さないのは分かっているが、やっぱり男としては恋人にその認識はあって欲しいのだ。
「とりあえず、理由は分かったよ。何で、お前さんがそう言ったのか、何でそうしたいかの理由はな」
マンドリカルドが一番最初にした発言の理由が分かったヘクトールは頷きながら、言葉を返した。とにかく後輩は考えに考え、あらゆる理由から、マスターを雌落ちさせたいのだと分かった。そして、理由も納得できたのだった。何というか、しっかり考えた末にあの結論になったのだと分かった。そして、その理由からなら、ヘクトールは止めない方がいいなと判断したのだ。
しかし、だからこそ、ヘクトールは確認しなくてはいけない事が出来た。。
「んで?出来んの?いや、体の年齢的には多分カルデアの誰よりもそれが出来るのはお前さんなのは分かるが。女はともかく、男ではお前さんくらいの年齢はお前さんしかいないからな。恐らく、一番性欲が強い思春期であろう程に若い男のサーヴァントはお前さんだけだろうから。だが…」
出来るであろう事実を出しながらも、ヘクトールは尋ねる。心底嫌だと思いながらも、実際にできるかを後輩に尋ねる。本当に嫌だと思いながらも、これは指摘しないといけない事なのだ。だから、ヘクトールはマンドリカルドに尋ねた。
「出来るブツとテクはあんの?いや、テクは証明できないだろうが…ブツは?」
「ま、そうなりますよね…だから、部屋にしたんすけど…」
ヘクトールの意図を察したマンドリカルドはそれだけ答えた。それを聞いたヘクトールは何でマンドリカルドが自分の部屋で相談したかったのかの理由が自分の予想と間違っていなかったのを悟った。思わず額に手を当て、項垂れる。
なんとなく察してはいたが、事実として突きつけられると、やっぱり辛い事は辛いのだ。
「やっぱりか…何で、オジサンがしなくちゃなんないんだよ…何で、マスターを雌落ちさせようとする後輩の為に後輩のブツを確認しないと駄目なんだよ…」
「一応、アトランティスの野郎共は認めたんすけどね…たまたま酔っ払った時に見せなくちゃならない事になって…だから、全く自信がない訳じゃないんすが、良くも悪くも俺にとってヘクトール様のお墨付きが一番安心するんで…」
「嫌過ぎるな、その信頼…いや、お前さんがオジサンを尊敬したりしているのは知ってるし、だからマスターはオジサンをお前さんの教育係にさせたのも分かるが…だからって、何でこんな事まで…」
思わず、愚痴るヘクトールにマンドリカルドは訳を話す。これを思いついた理由は、そこからだったのだ。
やはり、マンドリカルドとしては一番信頼しているヘクトールから、大丈夫だというお墨付きが欲しいのだ。安心したいのだ。
それを聞いたヘクトールはまた落ち込みながら、愚痴ってしまった。
何というか、嫌過ぎる。確かにマンドリカルドは自分を尊敬したり憧れていたりしていて、だからこそ、マスターは自分をマンドリカルドの教育係に指名したのだが…
良くも悪くも、やっぱりマンドリカルドの中で一番信頼できるのは、ヘクトールなのであった。嫌だ嫌だと愚痴るヘクトールに他人に配慮できるマンドリカルドは、まぁそうだよな、やっぱりやめた方がいいかな?と迷い出す。
「す、すんません…やっぱり、やめた方がいいっすかね…?」
「お前さん、それ、本気で言ってる?ここまで来たら、オジサンがあらゆる意味から見捨てたり放り投げ出したりしないって分かってるだろうに…」
マンドリカルドの言葉にヘクトールは深くため息をつきながら、そう言うのだった。ここで自分が断ったら、この後輩は他に行って確認してしまうのは明白。その為、ヘクトールは絶対に逃げられない。。
「んじゃ、覚悟を決めるか…嫌な覚悟だなぁ…」
「す、すんません…本当にすんません…」
ある意味、戦場よりも決意を固め、覚悟を決めて言葉に出すヘクトール。思わず不満を漏らす彼に謝罪しながらも、マンドリカルドは席から立ち上がった。ヘクトールの前に立って、己の下半身に手を伸ばす。どうして、その服でそんな事ができるの?と諸々突っ込みたくなる服から性器を取り出すと、マンドリカルドはそれをヘクトールに見せた。
それを見たヘクトールは思わず呟いた。
「いや、ご立派じゃん。こりゃ、アトランティスの野郎共も認めるわ」
「うす。あざす。アトランティスの野郎共は大体はギリシャの野郎共でもあるんで、それなりに自信はあったんすがね。やっぱ、ヘクトール様に認められると違うっすね。安心感が半端ないっす」
何というか、後輩の後輩はご立派であった。でかさもあるし、太さとかもあるし、カリも立派。しかも、若さも考えると勃起後も凄そうだ。あらゆる意味で後輩の後輩が雄としてご立派過ぎる。
後輩の後輩が、あらゆる理由からカルデア1の雄だと分かったヘクトールはそう言うしかなかった。
そんなヘクトールの意図を察したマンドリカルドは軽く頭を下げて礼を言うと、性器を服の中に閉まった。どういう手順でそれが出来んの?という理由を証明するような手順で服の中に性器を隠す。
すると、マンドリカルドはちらりとヘクトールを見て、とんでもない事を言い出してきた。
「ちなみに、ヘクトール様のヘクトール様は…?」
「何で、オジサンも見せないといけないんだよ?しかも、そんなご立派なものを見せられた後に。あらゆる意味で嫌だよ」
とんでもない事を言い出す後輩にヘクトールは即座にそう返した。
何だ、それは?何で、そんな地獄すぎる事を自分もしなくてはならない?そんなご立派なものを見せられた後に、何故自分のものを見せなくてはならない?しかも、自分に対して尊敬やら憧れを持っている後輩に対して?
あらゆる意味で嫌過ぎる。
そんなヘクトールの気持ちを察したマンドリカルドは何度も頭を下げながら、言った。
「ちょ、ちょっと、興味が…なんせ、ヘクトール様のヘクトール様なんで…今後の参考も兼ねて…いや、ほとんど単なる興味なんで、しなくてもいいんすが…」
「嫌だなぁ…あらゆる意味で嫌だなぁ…」
理由を言いつつ、マンドリカルドは頭を下げる。ひたすら、頭を下げる。もう色んな意味で申し訳ないが、それよりも何よりも好奇心が上回ってしまったのだ。必死に頭を下げて謝りながらも、さり気なく要求自体はする、
そんな後輩の気持ちが分かってしまったヘクトールはぶつぶつ文句をいいながらも、席から立ち上がってマンドリカルドに向き合った。
これが悪意から要求していたら、ヘクトールは素気無く断れたのだが、後輩はそんな事はしない。素直に単純に興味だと理由を正直に話し、断れるなら断ってもいいと意思表示もして逃げ道も確保。ただ、要求自体はする。他人に配慮できるマンドリカルドだから、できる事だ。
そこまで分かっていながら、ヘクトールは可愛い後輩からの要求を拒否する事は出来なかった。
色々と理由はあるが、やっぱり自分に配慮をして気遣い、尊敬と憧れを向けてくれる後輩は、やはり自分にとっては可愛い後輩なのだ。なら、できるだけ要求を飲んでやりたいのだ。
諸々の覚悟を決めたヘクトールは、ぶつぶつ文句を言いながらも自分の下半身に手を伸ばした。自分のズボンのベルトを緩め、チャックを下ろす。性器を取り出し、マンドリカルドに見せた。それを見たマンドリカルドは目を見開いた。大英雄の大英雄もご立派だったからだ。
自分が尊敬し、憧れの大英雄の大英雄があまりにも大英雄過ぎたと分かったマンドリカルドは、感動のあまりに思わず呟いた。
「でゅ、デュランダル…!」
「いや、お前さんの方がご立派じゃん。十分過ぎるくらい、ご立派じゃん」
感動しながら呟く後輩にヘクトールは即座に突っ込んだ。自分もそれなりに自信があるくらいご立派だとは自負していたが、後輩には完璧に負ける。それくらい、後輩の後輩はご立派だったのだ。
そこら辺のヘクトールの心情も察したマンドリカルドは慌ててフォローするように自分がいかに感動したかをヘクトールに伝えることにした。必死に身振り手振りに自分がいかに感動したかの理由を伝える。
「いやいや!俺は若さもあるんで!!ヘクトール様は体の年齢が年齢じゃないすか!なのに、そのブツは正にデュランダル!!流石は俺と全人類が憧れ、尊敬する大英雄のヘクトール様っす!」
「だから、お前さんの方がご立派なんだってば」
マンドリカルドの気持ちが分かったヘクトールは苦笑しながら、やっぱり即座に返した。単純に後輩の気持ちは嬉しかったが、やっぱり後輩の後輩のご立派さを思い出すと、それしか言えなくなる。
複雑な心境のまま、ヘクトールは自分の性器を服に仕舞い込んだのだった。そんなヘクトールにあらゆる意味で感動しながら、マンドリカルドは感謝を伝えることにした。
「ヘクトール様のお陰で、それなりにあった自信が更についたっす!あざっす!!」
「そりゃ、どうも」
マンドリカルドの言葉にヘクトールはまた苦笑しながら、それだけ返した。心境が複雑過ぎて、それしか返せなかったのである。
「とりあえず、ちんこは大丈夫そうだな…テクもマスターが安心しきるにはあるし…何とかなるっすね…」
ヘクトールの心情を察したマンドリカルドはヘクトールから視線を逸らし、確認するように口に手を当ててぶつぶつと呟くのだった。とりあえず、肝心要の問題は解決した。なんとか、雌落ちさせる自信はついた。ついたのだが…
「で?お仕置きの方は?どうすんの?」
「そこなんすよねぇ、一番の悩みは」
ヘクトールの言葉にマンドリカルドは腕を組みながら答えた。天井を見上げて呟く。
そう、マンドリカルドは一番これを悩んでいたのだ。これをヘクトールに聞きたいがために、今までヘクトールに事情とか理由とかを話したりしたのである。やる為の方法が一番の難題だったのである。
「ヤリ過ぎると、また悪化しちまう可能性があるからなぁ…仕置きを強請るあまり、またマスターが悪い子になっちまったら、本末転倒。それじゃ、意味がねぇ…」
マンドリカルドは一番それを懸念していた。今回の一番の目的はマスターを悪い子にしない事。それを封じられなければ、何も意味はない。他ができても、これが出来なくては意味がない。あらゆる意味で意味がない。
しかし、これがマンドリカルドには思いつかなかったのである。自分が持っているあらゆる情報を元に考えに考えたが、分からなかったのだ。それで、ヘクトールに助言してもらいたかったのである。良くも悪くも、やっぱり自分は一番ヘクトールを信頼していたので。
「俺としては自分以外は武器にしたくねぇんすよねぇ…だけど、それだとマスターを恥ずかしい目に合わせ、悪い子になるとこんなひでぇ目に合うんだぞって分からせるっていうのは難しいっていうか…逆に喜んでしまうというか…」
マンドリカルドは何故考えつかないかの理由をヘクトールに正直に言った。残念ながら、マンドリカルドは己のテクには、そこまで自信が無かったのである。確かにマスターは満足してはいるが、雌落ちする程ではないと思っているのだ。
何より、マスターは自分の愛し方が好きだと分かっているので、マンドリカルドは踏み切れないのだ。自分の体を使ったマンドリカルドの愛し方はマスターも大好きなのだ。
「道具は?」
「玩具は嫌なんすよ…下手に癖になるのも嫌ですし、俺のちんこより、そっちの方がいいなんて事になったら、ショックが半端ないっす…」
そんなマンドリカルドの心情を察したのか、ヘクトールは一つだけ提案した。ヘクトールの言葉に、マンドリカルドはその辺も視野に入れて考えたが、外した理由を話す。
とにかく玩具は嫌。下手に使って癖になるのも嫌。そっちに夢中になるのも嫌。自分よりも玩具がいいと言われたら、大ダメージでもある。そして、自分の体以外がマスターの体に触れるのが何よりも嫌なのだ。それがマスターの体の中なら、尚更だ。
しかし、マンドリカルドは気付いた。気付いた事をヘクトールに確認するように尋ねる。
「ん?道具?ヘクトール様、道具って言いました?玩具じゃなく?」
「そうだよ」
マンドリカルドの言葉にヘクトールはそれだけ返した。そこから、マンドリカルドは思考を必死に巡らし、ヘクトールの意図を察しようとする。ヘクトールの助言の真の意味を理解しようとする。
しかし、今のマンドリカルドでは分からなかった。単純に情報が足りないからである。それが分かったマンドリカルドは一つ頷くとヘクトールに頭を下げた。
「諸々あざっした、ヘクトール様。お陰様で何とかなりそうっす」
「これ以上の相談事はないかい?」
「うす。以上っす。お付き合い下さり、あざっした」
「頑張りたまえ〜」
礼を言うマンドリカルドに確認するように尋ねてくるヘクトール。ヘクトールの気持ちが分かったマンドリカルドは頭を下げながら、礼を言って部屋を出て行こうとした。そんな後輩にヘクトールは軽く返事をして見送ったのだった。
「とりあえず、エロい時に使う道具関係を調べてくるか…」
ヘクトールの部屋から出たマンドリカルドは次の場所に向かった。目指すは、そういう知識もあるであろう、専用の場所だ。
「違うな…これも違うな…」
エロい情報を得られる場所で、マンドリカルドはぶつぶつ呟きながら、エロい事に関する情報が載っている本を見ていった。しかし、目的の道具は中々見つからない。
だが、
「あ」
ついに目的のものを見つけたマンドリカルドは思わず声を漏らした。そして、呟く。
「なるほど。確かに、これは『道具』っすね…」
その情報を得たマンドリカルドはヘクトールの言葉を思い出し、呟いたのだった。ヘクトールは明らかな言葉にはしなかったが、恐らくこれをマンドリカルドに伝えたかったのだ。
ヘクトールには伝えていなかったが、自分の希望にも合っている『道具』。それが分かったマンドリカルドは改めてヘクトールの凄さを実感したのだった。あらゆる意味で、やはりヘクトールは自分が尊敬し、憧れるに値する偉大な大英雄だったのだった。