「イメージDVD?」
万丈目グループの新プロジェクトのモデルとして契約するということでマネージャーには今の現状を報告した。
最初は渋い顔をしたものの万丈目の思惑を聞いているうちに商売としての勝算があるかもしれないと考え可能な限り協力すると約束してくれた。
直属の社員にもそれは伝えられ一丸となって協力しようと一致団結した。
それも名前の日頃の人の良さがあってのものだろう。
そして万丈目グループとも名前の所属する事務所とも古くから関わりのあるとあるスポンサーからプロジェクトモデルを発表する前にイメージDVDを出さないかという提案が出たのだ。
「イメージDVDとは言ってもあくまでも公式戦でのデュエルビデオがメインよ。
そこに少し貴方の日常に収録して販売するの」
マネージャーはあくまでもデュエルがメインの商品だと説明する。
名前はうーんと少し考えたあと
「私は別に良いと思うよ。
ただデュエルシーン以外って需要あるの?」
そんなものが見たい人がいるのかという疑問をマネージャーに問う。
しかしマネージャーは名前のその意見を自信満々で否定する
「あるわよ。
寧ろ貴方ならイメージビデオだけでも売れるわよ!」
そのマネージャーの意見を聞いてそんなものなのか?と疑問符は更に増えるが自分にはマーケティング能力はないのでそこはプロに任せようと考え全てをマネージャーに任せると伝えた。
「というわけ何故か撮影の為に旅行に行く事になったからお土産楽しみにしててね」
あれ以来明日香達と定期的に集まる事になった名前は皆に報告を入れる。
「発売したら3枚買うわ」
その報告を受け即座に明日香がそう答える。
「いや、見るなら私が貰えると思うし買わなくていいよ」
3枚買うと言った明日香に友達なんだから買わなくていいよと伝える。
「何言っているの!
DVDの売り上げは貴方にも配分されるのよ!
貴方と貴方の子供の為ならもっと買っても良いくらいよ!」
明日香は熱く名前に熱弁する。
熱狂的なファンもなかなかについている名前だが一番のファンは明日香なのかもしれない。
「うーん、そっか!ありがとう!でもそれなら一枚で良いよ!同じものそんなにあっても意味ないでしょ」
感謝は伝えつつ全く同じものを購入するのは無駄だと明日香を止めた。
「僕も買うっす!
明日香さん大丈夫っすよ。
万丈目君はきっと10枚買ってくれるっす!」
「な〜にを勝手なことを!
なぜ俺様がそんなものをそんなに買わなくてはいけないんだ!?」
翔の言葉に万丈目は即座に声をあらげる。
「万丈目君、苦楽を共にした仲間の輝かしい功績を祝福しないという選択肢はないと思うよ?名前君、僕も買わせてもらうからね!」
翔達に便乗するように吹雪も購入を約束した。
「し、師匠〜!」
この時はなんやかんや否定していた万丈目だったが後日発売されると名前の為に30枚購入したのだった。
イメージDVDはデュエル映像の特装版に名前とのバーチャルデート映像をつけるというものになった。
そういったものに免疫がなかった名前はそれを聞いたら時若干引いたが、それもこれも経験だと気を引き締めしっかりと仕事に挑んだ。
名前の心配は他所に特装版は予約分のみで完売し発売日にはDVD最新売り上げランキング初登場一位という功績を残したのだった。
そして発売日当日名前の元に明日香から数分後では読み終えない程の長文でDVD感想が送られてきたのだった。