飲み過ぎ注意

「トーマス、可愛い、好き」

何度もそう言って俺に可愛らしいキスをしてくる名前に一瞬絆されそうになる。
でも今後の事を考えると先程の名前の行動を許す訳には行かない。
滅多にない積極的な名前を惜しみながらも引き剥がした。

するとまるで主人に置いてきぼりにされた子犬のような表情で俺を見てくる名前に俺の理性は爆発的しそうになった。
しかしそこで先程ミハエルに熱烈なキスをかましていた名前を思いだし苛立ちが甦った。



今日ははじめから名前と会う約束をしていた。
色々な事が落ち着いて、トロンが改めて一度名前に会いたいと言ってきていたので俺の家に二人で迎う手筈になっていた。
ところが突然のアクシデントにより俺は約束していた時刻に待ち合わせ場所にむかうことが出来なくなってしまった。

名前は俺たちに起こった事情を知っていた。
それなりに長い付き合いだ。
だからトロン達とも俺達が恋人関係になるより前から何度も顔を合わせていた。
だから名前には一人で先に家に行ってもらうことにしたのだ。
それは約二時間前の話だった。
仕事を漸く終え、タクシーを捕まえ急いで我が家に帰ってきた時目の前で起こっている光景に俺は発狂しそうになった。

「おかえり、トーマス。
......大丈夫だって言うからクリスと飲んだんだけど名前ってお酒駄目みたいだね」

トロンの暢気なその言葉に名前が酒を飲んでいる事を知った。

名前は女を口説くようにミハエルの肩を抱きその頬にキスをしていたのだ。

一瞬で俺の理性が弾け飛び名前を引き剥がして俺の部屋へと連行したのだ。




「お前は酒が入ったら誰でもいいのか?」

自分で口にして最高に不快な気分になった。
ミハエルにしていたキスは頬であったし不純なものには感じられなかった。
相手はまだ子供な弟だ。
それでも男である事は間違いないし自分がミハエルと同じ年の頃には名前への感情は既に異性に対するものであった。
だから当時から名前で抜いたこともある。

だからこそ身体を不用意に密着させていた事に怒りも感じるしキスなど論外だった。

「私はトーマスとちゅーしたいのにトーマスは私としたくないの?」

名前に俺の言葉は伝わっていないようだ。
名前は子猫のように眼を潤ませながら俺の身体にまとわりついてくる。
可愛いと思ってはいけない、いけないのだ。

「そんなに俺とキスしたいなら俺以外の男に触るんじゃねぇよ」

名前を引き剥がして両手を抑えつけるようにのし掛かれば俺の下でうっとりしたような顔を見せた。

「トーマスかっこいい」

やはり目の前の酔っ払いに言葉は通じない。
名前は俺に何を言われても右から左、いや、そもそも聞いてなどいないようだ。

俺はまだ未成年だしそんな俺の前で名前もアルコールを摂る事はしなかった。
だから名前の酔っ払った姿など初めて見たのだ。
俺がいない間に起こった出来事がなければただただ可愛い名前に癒されたであろう。
俺と二人だけの空間でこんな名前が見られていたら、それだけが惜しい。

名前は俺の苛立ちなど素知らぬ顔で気の抜けた顔で俺を見つめている。
腹が立って仕方ない。

「テメェが二度とこんな事にならねぇようにこのまま犯してやろうか」

「トーマスはセックスしたいの?」

今の名前に脅しはなんの意味もなさないらしい。
何を言ってもから回っている。
名前の口からそんな単語が出たのはおそらく初めてのことだと思う。
それに少し興奮してしまった自分にまた腹が立つ。

「私もね、トーマスとしたいよ」

名前を抑えつけていた手の力が弱まっていた事もありなんなく俺の拘束から離れた名前は俺の股関部分を手でなでた。

「っ、おい!!」

「トーマスの舐めたい」

名前のそんな言葉に自身が急激に硬くなっていくのを自覚した。
服の上からそこを擦る名前にもバレているだろう。
言葉一つで先程の苛立ち等忘れて興奮してしまう若さに心底嫌気が差した。

「......おねがい」

俺の首に腕を回して今度は名前の方から大人のキスをしてきた。
これもまた初めての事でそれによりどんどん感情が昂っていく。

口内で名前の舌が俺を絡めとっては吸って、唇を柔らかく名前の唇で挟んでは甘噛みしてまた舐めて、それはそれは甘いキスだった。

「.....名前」

名前の優しすぎるキスに身体の力が抜けたその時、俺の視界が反転した。
名前の背後には天井が映っている。

「...トーマス、いい?」

是非を問いておきながら名前は俺の返事を待つこともせずに俺の服を脱がせていく。
名前に服を脱がされる最中肌に触れる指先から俺の体温が急激に上昇していく感覚を覚える。

もしかしたら俺も名前の酔いが移ったのかもしれない、そう言い訳をして抵抗をやめた。

「本当に綺麗な身体」

名前はうっとりと俺の身体を撫でる。
俺の身体をまさぐる名前の手はけっして冷たくなどなかったのに熱を持った俺にはその手がひんやりとしているものに感じさせた。

「可愛いね」

まるで女に言うように甘い声でそう囁いて名前が俺の乳首を親指の腹で撫でた。
ぴくりと反応した俺に再び唇を寄せた。
むせかえるようなアルコールの香りがするキスに俺の思考は益々麻痺していく。

ねっとりとしたキスをしながらも名前は胸への愛撫をやめない。
優しく摘まんだかと思えば指先に弾かれてはころころと転ばされる。
こそばゆいその行為に俺の股間が痛い程熱を帯びていく。

「ふふっ、ここすごく触ってほしそうだね?」

そんな俺の気持ちを悟ったのか名前は俺の硬くなったソコを優しく撫でた。
それだけの刺激が堪らなく俺を感じさせる。

「沢山気持ちよくしてあげるからね」

名前は俺の顔近くから離れてそれを優しく握る。
ゆっくりと数回それをしごいた後、それを自身の口に含んだ。

舌で先をぐりぐりと刺激した後全体を口内でなめ回しそこを濡らしてた後そこから口を離した。

「可愛いね、トーマスのここ」

今度は口に含まず場所を変えて何度も大事そうに硬くなったそこにキスをしている。
俺の硬くなったそこが名前の頬や鼻に触れる所を見て視覚が激しく犯されていく感覚を覚える。

「っ、お前も脱げよ....」

俺だけが丸裸にされて名前はしっかりと服を着こんでいた。
それが気にいらなくてそう言えば名前はあっさりと手を止め自身の服に手をかけ、それを1枚1枚自ら脱いでいく。
自らの手で肌を晒していく名前のあまりの厭らしさに思わず唾を飲み込んだ。

やがては下着まで全て脱ぎ捨て、俺と同じように生まれたままの姿になった。
ぺたんと俺の上に座った無防備なその姿俺の腰が微かに震える。
早く一つになりたいと。
俺にまたがった名前のソコか濡れていることを俺の肌に伝えている。

なんて厭らしい女だと身震いした。

「こっちに座れよ」

顎をくいっと動かせば普段では考えられない程素直に身体を動かし俺の口元にソコがあたるように俺の顔から背を向ける形で跨がった。
すかさずソコに舌を入れればそこはぬちょりと厭らしい音を立てる。

そこはまだ俺が触ってもいないのにおそろしく濡れていた。
指でひだを広げてソコをすすればじゅるじゅると音を立てどんどんその液体が溢れてくる。
それを夢中で吸えば名前は気持ち良さのあまりどんどん甘い声を洩らしていく。

「ああっ....トーマス!気持ちいい、もっとっ...!」

そう言って名前はまるで俺を使って自慰をするかのように腰を動かした。
それに応えるようによく見知った名前の気持ち良い所を刺激してやると名前は益々感じていく。

「あ、あぁっ...!トーマ、ス、のもっ」

名前はそう言って再び俺のものを口に含んだ。
そうすると名前のソコは俺の中に入れた舌を締め付けてくる。
名前は俺のソコを口に含んだだけで興奮するようだ。
それは俺にとって最高の刺激になった。

必死で俺のモノを口陰する姿にあっさり達してしまいそうになる。
それをなんとか堪えて名前のソコを舌と指で刺激する。

「ああっ、トーマ、ス!気持ち、いいっ....」

敏感な突起を刺激しつつ中を掻き回してやれば名前は堪らなくなって俺のモノから口を離し膝を震わせる。

「トーマス、トーマス!もう.....だめぇっ...!」

もう限界なのだろうと察してそこに歯を立ててやれば名前は身を反らせてそこから盛大に潮を吹き出し達した。
そして力なく俺の上で崩れ落ちた。

名前が潮を噴いたのは初めてのことだった。
理性が解き放たれればこんなにも名前は感じるのかと身震いした。

「....もう、だめ....」

すっかり身体の力が入らなくなった名前からとんでもない言葉が出てきた。
冗談じゃない、こんなに厭らしい名前を目の前で見せつけられてここで終わるだなんてあり得ない。

俺の上から名前を転がす形で横におろし今度は俺が名前の上に覆い被さった。

「俺はまだイってないからなぁ...
煽りまくったこときっちり責任とってもらうぜ」

名前のソコに先端を擦りつければ早く入れてと言うかのようにソコが収縮して俺のモノを飲み込もうとしているようにしか思えない。
そんな名前に俺自身も理性なんて残っていなかった。

「やあぁ...ト、マス、イッたばかり、だから....」

口ではそう言っているの名前のソコはきゅうきゅうと俺を締め付ける。
それが拒絶ではなく俺を欲しているものだと言う事を確信している俺は名前の言葉を無視してぐぐっと奥まで押し入れた。

「トーマス、トーマスの、あ、ついの」

名前が蕩けきった表情で俺のモノに感じている。
そして俺の首に手を伸ばしぎゅっと抱き付いた。

「....動いたらまたイっちゃうから、だめ...」

「っ、ざけんなよてめぇ!!」

名前の言葉に俺のモノが脈打った。
その小さな反応にさえ名前は小さく反応した。
もう遠慮等必要ないと判断してソレをぎりぎりまで引き抜いてふたたびぶちこんだ。

「ああっっ....っはあっ.....」

そうすればたった一度打ち付けただけで名前は短く痙攣を起こし本当にイってしまったのだ。

その衝撃に俺自身までもが達してしまいそうになるがぐっと堪えて肩で息をする名前に遠慮なく自身を突き立てる。

「やぁっ、だめ、....死んじゃう!」

立て続けに襲う快楽に名前はだらしなく涎をたらしながら受け止めていた。
その涎さえも厭らしくてそれを舐めとってやれば名前のソコは俺のモノを締め付ける。

「くっっ、....お前みたいな厭らしい女見たことねぇよっ!」

もう勿体ないなどという気持ちは消しとんでいた。
早くイキたい、そんな思いから欲望のままに名前の中を犯した。

「っ、出すからなぁっ!!」

「トーマスの、.....トーマスのいっぱい欲しいっ!」

名前のその言葉をきっかけに俺のソレは限界を迎え、どくどくとその弾けた欲望を名前の中へと注ぎこんでいった。

「あ、あぁ....っ」

その俺のぶちまけた欲望にさえ感じた名前はまたしてもイってしまった。
本当に今日の名前はどうしたと言うのだろうか。
自身がまだまだ熱を保っている事を自覚している。

「おい名前、お前このまま終わ」

俺はそこまで言って愕然とした。
まだまだ興奮の覚めやまない俺を置いて名前は完全に落ちてしまっていたのだ。

「おいコラァ!てめぇふざけんなよ!!」

再び硬くなりかけたソレで名前の中を動かして見るも名前が目を開ける事はなかった。
完全に爆睡してしまっているのだ。

「......この野郎!」

完全に意識の無くなってしまった名前を犯してしまえる程名前に対して非道にはなれなかった。
惜しみながらも俺は名前からソレを引き抜いて項垂れた。

少しして名前の中からドロリと先ほど俺が放った欲が溢れでたのを見て更に興奮した。

「....くそっ、こうなりゃ自分で抜くしかねぇのかよ」

目の前に愛しい相手が自分を受け入れる準備満タンでいるというのにそれがかなわず自分自身でしごいていることに虚しささえ感じたがそれでも熱くなったソレを我慢する事も出来ずに俺は名前をおかずにしてもう一度欲をぶちまけた。
今度は名前の腹に。
それは勢いよく弾け胸までも汚した。

少しくらい嫌がらせをしても許されるだろうと勝手に自己完結させてその出た欲望を指で救って名前の口に運んでやれば一瞬渋い顔を見せたが名前は無意識ながらも俺の指をちゅうちゅうと吸った。

「なんでこんなにエロいんだよ!!」

名前の全てに俺のソレは目敏く反応を示した。
どうやら俺が眠れるのはもっと先のようだ。

恨めしく名前を睨むもふと頭に過った考えに思考が止まる。


「......やっぱり我慢させてたのか?」

名前にわがままを言われた事など一度もなかった。
仕事の都合でだが何度もドタキャンもした。
会えた所でほんの数時間、イベント日はとくに仕事が入りやすくそういった事を楽しむ事も殆ど出来ていない。
名前はいつも笑って大丈夫だと言ってそんなことより身体を大切にしてねと俺の身を案じていた。

「......本当に何も思わないなんて、あり得ないよな」

名前の本意など名前にしか分からない。
でも今日の名前はあまりにも違っていた。
それはただ酔っていたからというだけではない気がする。
しかし酒が入るだけでこんなにも自分を求めてくれた名前に少し喜びも感じた。

「.....酒で素直になれんならたまには名前に飲ませるのも悪くねえもかもしれねぇなぁ」

ただし二人きりの時に、そう約束させようと内心強く決心した。

「....問題はこっからどうするかだよな」

そもそも家族と会わせる事を目的に名前を俺の家に呼んだのだ。
俺のいない間に何を話したかは知らないがとりあえず俺にとっては最悪の形で交流を果たしたのだ。
だから本来の目的は既に達成している。

俺達が今どうしているか察しているのか俺の部屋を訪ねる者はいなかった。
取り敢えずは義務は果たしたのだ、大丈夫だろう。

名前の身体を綺麗に拭いたあと自身もその横に寝転がり名前を抱き締めた。

「.....なんか異常に疲れたな」

とりあえず今は色々と考える気力が残っていなかったので布団を被り名前を抱き締めたまま裸で眠りについた。

次起きた時今の状況に慌てふためく名前を想像しながら俺の意識も夜へと落ちていった。