夢にまで見た

「あの、お風呂とか」

部屋に上がった後宣言通り名前を抱こうと寝室に押し込めば名前は遠慮がちな顔で俺にそう訊ねた。

だが余裕のない俺は名前の言葉を無視して強制的に名前をベッドに座らせた。
逃げられないように肩から手は離さずにじっと目を見つめれば名前は気まずそうに目線だけを俺から逸らした。

普段なら不安にしかならないその仕草は今は俺に喜びを与える。

これから俺に抱かれる事を覚悟しているからこそ腕を振りはらうこともせずに羞恥心からただ視線を逸らすという小さな反抗が可愛らしかった。

「悪いな、今の俺にそんな余裕ねぇよ」

本日二度目のキスで名前から言葉を奪えば頬を赤らめながらも黙ってそれを受け入れる。
我ながら恐ろしく手が早いと自覚している。

だが精通してからというもの、何年もの間ずっと名前を求めていた俺にとっては充分過ぎる程待った、それはそれは長い時間だった。

傍にいるのに、手を伸ばせば届く距離にいる名前に触れられなかったこの一年は恐ろしいほど長く感じた。

そんな名前に了承をもらえたのだ。
我慢など出来るわけがない。

唇をスライドさせながら唇で名前の唇をぱくぱくと挟めば名前も遠慮がちに俺の唇を摘まんだ。
遠慮がちに俺の腕を掴む名前の手が愛しい。

今度は歯で唇を甘噛みした。
名前は驚いて閉じられていた目を少し開けたがそれに構わず舌で舐め上げれば今度は逆に目をぎゅっと閉じてしまった。
俺を掴む手に力が入った。

初々しい名前の反応が嬉しくてそのまま舌を捩じ込めば口内で名前の舌とぶつかった。
急いで逃げようと引っ込める舌を捕まえて遠慮なしに絡ませれば名前の肩に力が入った。

逃げる意思は無さそうだと判断して右腕を名前の背中に、左手を名前の頭に回して抱き締めてより密着させれば名前の口から吐息が洩れた。

深いキスにより徐々に身体から力が抜けていく名前をそのままベッドに押し倒した。
名前は驚く程簡単にベッドに沈んでしまった。

そんな名前に覆い被さりじっと見つめた。

俺の下でたった腕一本で成す術もなく封じ込まれた身体。
いつもより荒い呼吸、その呼吸に合わせて上下する胸、その全てが俺を魅了した。

服の裾から手を忍び込ませれば面白いほど名前は反応をしめす。
すべすべとしたお腹が気持ちよく何度か撫でた後上の服を脱がせた。

見に着けていた優しい淡い色の下着が名前によく似合っている。

「お前はどこもかしこも俺を魅了させて離そうとしないな」

ブラの肩紐部分に指を引っ掛けそれを弄べばその動きに合わせて胸が小さく揺れた。

「は、···恥ずかしいから」

羞恥心を感じた名前が俺にそれをやめるように言った。
俺は素直にそれを聞き入れ今度は名前の背とベッドの間に腕を差し込んだ。

「ぅ、」

俺がしようとしていることなど誰でもわかる、当事者である名前ならなおの事だ。
小さく声を洩らした名前に気をとめることなく下着のホックを外した。

そしてそれを取り払ってしまえばそこは露になった。
初めてみた名前のそこに思わずごくりと唾を飲み込んだ。

触れた肌は自分とは全く違う、それは柔らかく肌触りの良い、暖かくうっとりするような。
これら全てが自分のものなのだと自覚して気が狂いそうなほどの悦びを感じた。

「ずっと、ずっと触れたかった。
名前のすべてに」

愛しい。
それは切望して想像したものよりもっと素晴らしい甘美なものだった。
こんなに美しいものを俺だけが汚す事を許されたのだと考えると背筋がゾクゾクするほど興奮した。

「こんな綺麗なものを見たのは初めてだ」

名前の頬を撫で、首筋を滑らせ鎖骨を撫でた。
少しくすぐったいような反応を見せる名前、それだけのことにまた俺の心が熱くなっていく。

「ずっとここにしゃぶりついてやりてぇって思ってた」

人差し指の背を横胸に軽く押し込んだ。
柔らかなそこは俺の指を受け入れる。

そのまま先端を親指と人差し指で軽く摘まめば名前は更に顔を赤くする。

「なぁ、名前も興奮してるのか?ここ今始めて触ったけど硬くなってるよな?」

俺の意地の悪い言葉に名前は更に顔を赤くして目を逸らす。
その姿はとても可愛らしいのだがが少しだけ気に入らなくも感じ始めたので俺という存在を嫌でも自覚させるように胸を鷲掴みにして揉んだ。
手を動かす度に形を変える弾力のあるそれは触っていてとても楽しい。

空いたもう片方の胸を口に含んで思い切りしゃぶりついた。

「、ぅぁっ」

勢いのあまり、そこに吸い付く下品な音が静かな部屋に響いた。
赤ん坊でもないのにそこに吸い付きたくなるのは何故なのだろうか。
ずっとそうしていたいとすら思える。
硬くなった先端を舌でぐりぐりと刺激すれば名前はくぐもった声を洩らす。

身体は緊張しているのか再び筋肉が強ばっているのが分かる。
どうにかもう一度その緊張を解してやりたくて名前の反応を見ながらそこを刺激していく。

「っ、トーマ、ス」

名前が俺の名を呼んだ。
目線を名前と合わせれば先程よりもトロンとした眼が見える。
その表情から名前が先程よりずっと俺に発情しているのだということが伝わってきた。

「ねぇ、トーマスも·····服を、その···」

言葉を濁す名前。
自分は肌を晒しているにも関わらず俺はしっかり服を着込んでいる事が恥ずかしいのだろうということが言わずともわかる。
恥ずかしがる名前は可愛い。
本音を言えば寧ろもっと恥ずかしがる姿を楽しみたいという気持ちもある。
しかしなにぶん初めての行為だ。
いじめすぎるのも良くないかと思い手をとめて俺も服を脱いでいく。

遠慮がちにこちらを見てくる名前と目が合うと名前はあわてて目を逸らし俺に背を向けた。

落ち着こうとするように布団を手元に引き寄せ抱き付く姿はなんともいじらしい。

服を脱ぎ終えた俺は再び名前を後ろから抱き締めた。

直に触れる肌が気持ちいい。
隙間なくピタリと密着すれば俺のソレに気付いた名前がぴくりと反応を見せる。

「名前の身体に触れてこんなに興奮してんだよ。
わかるだろ?」

耳元でそう言えば名前はその言葉に身を捩らせた。
俺のモノは早く気持ち良くなりたいと硬くなって主張している。
それを名前の腰に押し当ててやれば名前も同じように身震いをする。
その反応だけでもイケそうだと本気で考えた。

「もっとキスしてぇからこっち向け」

耳にちゅっとリップ音を鳴らすキスをしてそう言えば名前はおそるおそるという具合に俺の方を向いた。
ゆっくりと身体の向きを変え俺と向かい合わせになる。

その名前を抱き締め再び宣言通り深く口付ける。
目を閉じてうっとりと俺の舌を受け入れる名前を薄目で見る。
先程より身体の力が抜け無防備な姿になった名前に興奮して普段よりも口内に唾液が溜まった。
絡められた舌からそれが名前の口内に広がってしまったそれを名前はごくりと飲み込んだ。

「っ」

名前のその行動に思わず言葉にならない感情が溢れる。
一体いつから名前はこんなに厭らしい大人になったのだろうか。

唇は離さずに胸を触り刺激を与える。
すると名前が腰を揺らしたのを見逃さなかった。

すかさず名前の太ももの間に俺の片足を割り込んでやれば小さく可愛らしい悲鳴をあげた。

「·····濡れてるな」

そこに太ももを擦りつければ俺の足に湿った感触が伝わった。
下着の上からでも分かる程名前のソコは濡れていた。

今は邪魔でしかないスカートと下着を取りはらい丸裸にすれば名前は顔をこれでもかというほど真っ赤に染めて目をきつく瞑り羞恥に震えた。

「恥ずかしがる必要ねぇよ。
俺だってこんなになってんだ」

自分だけではない、と名前の羞恥心を和らげてやろうと名前の腹に硬いそれを擦りつけてやれば逆効果だったようで名前は更に身体を硬直させる。

「まぁ俺はお前が恥ずかしがってると興奮するんだけどな」



名前を仰向けにして太股の間に今度はぐいっと身体ごと押し入れた。
恥ずかしさから抵抗して足を閉じようとするも勿論それは俺の身体が邪魔をして叶わない。

手を名前のそこに滑らせ入り口をなぞる。
そこやはりとても潤っていた。

自分が好きで好きで仕方がない女が自分の手で感じている、そんな喜びに俺は口元がにやけるのを抑えきれなかった。

入り口を何度かなぞったあとひだを人差し指と中指で拡げてそこをじっと見た。
そうすれば中が十分に潤っているのが目に見えてわかった。

「名前が感じてくれてんのほんとに嬉しいし興奮する」

中にぐいと指を押し込めばそこはくちゅりと音を立てて俺の指を飲み込んでいく。

「っ、は、っトーマ、ス」

十分に濡れていはしたが指を押し入れたそこは狭く俺の指を締め付けた。
その窮屈感が名前がまだ男を受け入れたことがないという事実を俺に主張していて、それにまた喜びを噛み締めた。

俺の名前を呼びながら俺を求めて伸ばした手を空いた手で指を絡ませるように握った。

出来るだけ苦痛を与えたくない。
名前にとって初めてを悲痛な思い出にはしたくない。
人差し指はそこに入れたまま名前の突起を愛液を塗りたくるように触ってやればその刺激に名前の身体が大きく跳ねた。

「やっ·····それ、や、だっ」

「本当に嫌なようには見えないが?」

そのままそこを擦りつけてやれば俺の動きに合わせて中で俺の指を締め付けた。
それと同時にどんどん中から液体が溢れていく。
おそらく刺激が強すぎたのだろう。
先程より滑りの良くなったそこで中に挿入した指先を動かせば名前の口から甘い吐息が漏れる。

「ぁあっ····そ····やめっ」

とある一点を刺激した所で名前は一段と大きな反応を見せる。
ここがそうだと確信をもって同じ場所をとんとんとノックするように刺激すればまた逃げるように腰が動いた。

「ちゃんと気持ちいいみたいだな」

小刻みに指を動かせばそれに合わせて名前の口からどんどん甘い声が漏れていく。


そろそろ良いか、ともう一本指を差し込めば窮屈ながらもソコは俺の指を飲み込んだ。
ぎゅうぎゅう締め付けるそこに自分のものが収まることを想像し先程よりもパンパンに膨れ上がったそれをなんとか理性で落ち着かせて今は名前を解すことに専念する。

どうしたって女の名前には負担をかけてしまう。
俺にとって大切な宝物のような存在だ。
少しでも苦痛を与えたくない。

そんな風に考えているとそろりと名前の手が俺の頬に触れた。

痛がらせてしまっただろうかと顔を見ればそれは痛みを訴える表情などではなかった。
ただ俺を求めるような、ただの女の顔をしていた。

「····トーマス、その、もう、····大丈夫だから、····その····」

遠慮がちに名前が俺のモノに触れた。

「っ!」

笑われるかもしれないがそれだけで理性が消し飛んでしまいそうになるほど俺は興奮してしまった。

名前の足を更に大きく広げソコに俺のモノを押しあてればソレを食べようとするより名前のソコはヒクヒクと収縮している。

「····入れてほしい、って事で良いんだな?」

俺のモノで敏感な突起を擦りながらそう訊ねた。
そうしている間にも名前のソコからはどんどんと蜜が湧き出ていく。

「······」

その問いに声には出さずに一度頷いた名前に確認してから、今度こそ入り口に押し付ける。

そしてゆっくりとソレを挿入すれば名前のソコは俺によって押し広げられていく。
指とは違う質量に名前は一瞬苦しそうに顔を歪ませたのを見て一旦停止するもそんな俺に、やめないで、と訴えかけるように名前は首を左右に振った。

名前の意思に応え、ゆっくり、ゆっくりと自身を奥まで押し込んでいく。
ただ挿入しただけにも関わらず俺のソレはどくんどくんと脈打っていて今にも破裂しそうになっていた。

「っ、全部、入ったぞ·····」

自身を締め付けるそこの狭さから名前の苦しさはなんとなく伝わってくる。

労るように名前の頭を撫でてやれば俺を締め付けている場所が更にきゅうっと俺自身を締め上げた。

「うっっ···お、おい、すぐにでもイッちまいそうなんだから、やめろよ」

自分で言っていて情けないが何しろ俺もセックス自体初めての事なのだ。
ましてや相手は愛してやまない名前だ。
気を抜けば一瞬で達してしまうと自信をもって言える。
それを理性で無理矢理抑えつけているのだ。

だからこそほんの少しの刺激が命取りなのだ、それほどまでに今俺は余裕がない。

「だって、トーマスが····凄く優しいから····」

そう言いながらも名前はまたそこを収縮させる。
そうなれば薄っぺらな理性の蓋などあっさりと外れてしまった。

太ももの裏を持って名前のソコを突き上げた。

「っっ!!」

俺の動きに合わせて名前の胸が大きく揺れる。
たまらない、堪らないとソコを何度も突き上げていれば始めは苦しそうにしていたしていた名前が徐々に甘い声を上げ始めた。

「んんっっ···あぁっ···トーマス、トーマス!」

名前が俺の名前を呼びながら俺の首に手を回し抱きついた。

母のような姉のような存在だった名前が俺を求めて甘えている。
なんて可愛い姿なのだろうか。

こんな姿を見られるのは俺だけなのだ、そう考えれば我慢に我慢を重ねた自身はあっけなく限界を迎えてしまう。

「くっっ、···名前っ!···悪い、もうっっ」

射精寸前でソレを取り出せば名前の白い腹を俺の欲望が汚した。
自慰をしていた時とは比べ物にならない程それは勢いよくぶちまけられた。

あまりの気持ちよさにそれはなかなかとどまることを知らず、何度も何度も脈打って吐き出した。

それを見た名前が顔を赤くして慌てて目を逸らしたのを見て俺のソレは再び硬くなっていったのだが。

それがおさまった頃取り敢えず名前の腹を汚したソレをティッシュで拭き取った。
名前は終始気恥ずかしそうに目線を逸らしていた。

全て拭き取れた後俺が次にすることは決まっている。

俺は名前のソコを再び手を滑りこませた。

「え、ト、トーマス?」

名前はそんな俺の行動に驚いて声をあげる。
だが俺はこのままではいられない。

「さっき俺だけイッただろ?
だから今度は名前の事もイかせてやるから」

「え?ちょっ、やぁっ!」

静止しようとする名前を無視して再び膨れ上がった突起を刺激してやれば名前は先程よりも大きな声をあげた。

どうやら先程よりも快感を感じるようになったらしい。
胸の先を舌で転がしながらソコをしつこく擦りあげてやればその刺激から逃げようと名前は腰を捻らせる。

そんな名前の抵抗は俺を興奮させるだけで見ているだけで俺のモノは再び硬くなっていた。 
我慢出来ずに名前のソコに俺のモノを擦りつければ名前はガクガクと身体を震わせた。

「やべぇ、俺もまたイキそうだ」

ぬるぬるとした暖かいソコに擦りつけていた俺もすぐに射精感が迫っていた。
名前をイかせる為だという大義名分も忘れ再び夢中なってソコに擦りつける。

「う、あっ···だ、だめぇっっ!!?」

名前はその強い刺激に股を濡らしそしてそのまま抗う事ができずに身体を弓なりに逸らせて名前は達してしまう。
俺もそれを追うように再び欲をぶちまけてしまった。












「身体は大丈夫か?」

少しして互いにシャワーで身体を綺麗にしてからシーツを取り換えたベッドで抱き合って寝転んだ。

俺は風呂も一緒が良いと言ったが何故か名前が異様に恥ずかしがってそれを許さなかったのでそれは叶わなかったのだが。

まぁこれからそんなチャンスは何度だってあるだろう。
その時は一緒に入って身体を洗いっこがしたい。

「大丈夫だよ」

俺の腕の中にいる名前は普段の名前に戻っていた。
先程まであんなに淫らな姿を晒していたのに、そう考えていると再び俺のモノが硬さを取り戻していく。

「····今日は····悪いけどもう無理だからね」

それに気付いた名前が恥ずかしそうにしながら俺にそう釘を差した。
ムラムラするのはかわりないがさすがに初めてを終えた名前にそこまで無理をさせる気は端から無かったので素直に謝った。

「分かってる。これは名前といるから仕方ねぇんだよ、悪いな」

頭を優しく撫でてやれば名前はまた照れてしまった。
本当に可愛く思う。

名前の顔には少し疲れが見えた。
だから背中を優しくとんとんと叩いてやった。

「だめ、そうされると眠っちゃいそうで····」

「俺も眠い。
だからちょっと寝ちまおうぜ」

気持ちの良い疲労感、温かい体温に俺自身を眠気を感じ始めた。
だからそう言って名前に睡眠を促した。

「ん····わかった。
······トーマス·····おやすみなさい·····」

名前がそう言って目を閉じるとすぐに寝息が聞こえてきた。
やはり疲れさせてしまったらしい。

その呼吸音に誘われるように俺にも一気に眠気が押し寄せてきた。

「おやすみ、名前」

俺も同じように目を閉じればあっという間に眠りに落ちてしまった。


きっと今日は悪夢どころか夢すら見ない程に深く眠ってしまうだろう。

腕の中には何よりも望んだ名前がいるのだから。

夢に見る程に望んだ幸福を今日俺は手にいれた。