貴方といられて幸せ

·嬉しい言葉

「今日お友達と遊んでたでしょ?」

名前とテレビ通話をしていればそういえばと言うような顔をして俺にそう言った。
確かに今日は凌牙達と出掛けていた。
何処かですれ違ったのだろうか。
だとしたら声をかけてくれたら良かったのに、と少し残念な気持ちになった。

「ああ、何処で見たんだ?」

「お昼休みに外に出た時に。カードのパック開けてる男の子がいるなって思ったらトーマスだったんだよ」

それを聞いて成る程と納得した。
自分が使っているテーマの補強カードが入ったパックが発売された事もあってテンションもいつもより上がっていた。
それもあって近くにいた名前に気付くことが出来なかったのだろう。

「かっこいい子達だなって皆結構見てたんだよ」

名前にそう言われてふと疑問が浮かぶ。
こんなことをわざわざ確認するのはどうなのだろうかと思いはするが気になってしまった以上それを確認せればずっともやもやは消えそうにない気がする。

「····名前から見てもかっこいいって思ったのか?その、俺と一緒にいた奴の事を····」

なんなんだこの女々しい質問は。
聞いておいてなんだが凄く恥ずかしくなってきた。
だが俺のそんな心の葛藤など気にする様子もなく名前はしれっと答える。

「うん、かっこいいと思うよー」

名前が迷いなく言ったそれを聞いてなんだかショックを受けた自分がいる。
なんというか俺はいつも可愛いと沢山言われて言葉通り可愛がられている。
それはけして悪い気分ではないのだが男としては少々複雑な面もある。
その上で別の男をかっこいいと恋人に言われてしまったことはなんとも複雑な気分にさせられた。

「でもトーマスが一番かっこいい」

「え」

名前の言葉に驚いて気の抜けた反応をすればそんな俺を見て笑って言葉を続ける。

「トーマスよりかっこいい人見たことないよ」

意外だった。
名前が俺の事をそんな風に思っていた事が。
出会った頃の名前はともかく付き合いはじめてからの名前はこちらが驚く程俺への好意を言葉に態度に出してくれた。
いつも可愛い可愛いと言って俺を言葉の通り可愛がってくれていた。
それに多少不服はあるも愛されているならそれで良いと納得していた。
それにも関わらず今日凌牙がかっこいいと評価したことに嫉妬したのはどこか心の中で納得出来ない部分があったのだろう。
だからこそ今凄く心が浮かれるのと同時に無性に名前に会いたくなった。

「会いたい」

それを素直に言葉に出した。

「会いに行こうか?」

すると名前は二つ返事で俺の言葉を受け入れた。

「俺が行く」

もう夜も更けていたし何より俺が名前の元に駆けつけたいと思ったからそう言った。
名前は画面の向こうで明るく笑って了承した。

「ごめん、ゴムなくなっちゃったから買ってきてね」

そらくらい把握している。
今名前を抱いているのは俺だけなのだから。

「30分後に着く」

気を付けてねと俺に手を振って名前は通信を切った。
俺は最低限の貴重品だけを手に家を飛び出した。

早く名前を抱きしめたい。



·嬉しい季節

「寒い」

それは突然だった。
今年の夏はなかなか明けないと思い毎日辟易としていたかと思えば季節はある日突然秋へと変わった。
本来であれば快適である筈のその季節が前日までの気温とのあまりの高低差に身震いする程に寒さを感じた。

「大丈夫?」

名前は俺を気遣う声をかける。
寒さを感じ厚着している俺と違って名前は比較的薄着のままけろっとしていた。
どうやら寒さには強いようだ。

「そんな格好で寒くないのか?」

「私は寧ろ暑がりだから」

寧ろこれで丁度良いくらいだと笑う。
女である名前が身体を冷やすのはその性質的に良くないのではないかと思って名前の腕に触れて見れば確かに名前の体温は俺よりずっと高かった。

「寒い?暖めてあげようか?」

名前は俺のその行動を甘えているのだと受け取ったらしい。
俺はただただ名前を心配していただけだったのだが折角そう言ってくれているのだからその誘いに乗る事にした。

「膝に来ていいよ」

「膝?」

どうすればいいのかよく分からなかった俺の手をとって名前は俺を膝の上で横向きに座らせた。

「いや、重いだろ」

「ソファーの上だから大丈夫だよ」

そう言って名前は俺を横から抱きしめた。
なんだか思っていたのと違うその体勢に妙な恥ずかしさを感じつつも俺も少し身体を捻って名前に抱き付いた。
やはり名前の身体はとても暖かかった。

「もう少しトーマスの身体が暖まったらベッドの上でも暖めてあげるからね」

単純な俺の身体の体温は名前そう言われて一気に上昇してしまった。

「トーマスのそういう所大好き」

名前はそう言って俺の頬にキスをした。



·嬉しいXXX

「んっ、····おいしい···」

「っ」

名前はその言葉通り本当に美味しそうに俺のモノを舐めていた。
俺はソファーに座らせられたまま名前は床に座って夢中になってソレを舐めている。
目下に広がるその厭らしい光景にそれだけでどくんどくんと脈打っている。

「トーマスのとっても元気だね」

俺のモノを愛しそうに握ってソレを自身の頬に寄せた。

「ふふっ、どくどく言ってるね」

名前のこの煽りの上手さは本当になんなのだろうかと常々考える。
それでもそんな事を考える余裕すらすぐになくなって俺は与えられる快楽に溺れてしまう。。

「今日はトーマスのせーえき飲みたいから一度搾っちゃってもいい?」

名前がそれを望んだ時点で俺の答えなんて関係なしにそれは実行される事なのにそれを敢えて俺に訊ねるのは俺の感情を高揚させる為だろう。

先端をちゅうちゅうと吸いながら目線だけを俺に向ける。
名前はまるで甘いお菓子を口にしているように幸せそうな顔をしている。

「···名前の好きに、···っしてくれたら、い、いっ」

全て言い終わる前に俺のモノは暖かいものに包み込まれた。
いや、そんな生易しいものではないだろう。
全て絡めて食らい尽くされるような、その刺激によって与えられる快楽に恐怖すら感じてしまう。

緩急を付けて与えられるその刺激に腰が小さく震える。
名前は益々夢中になってソレを舐め続ける。
与えられる刺激から腰が引けようとするもがっしりと名前の腕に腰を固定されてしまっている為それは叶わない。

「っ、も、だっ、···イきそう、だっ」

我慢など出来る筈もなく呆気なく名前の口内に欲をぶちまけた。
名前は先程望んだ通りソレをごくんごくんと喉を鳴らして飲み込んでいく。
それを見ていた俺の射精はなかなか終わらない。
名前はそれが出ている間ずっと俺のモノを咥えて離そうとしなかった。



「····いっぱい出たね」

ようやく出しきったソレから口を離した名前は俺をそのままソファーに押し倒した。
そして自身の下着を脱ぎそのまま俺に跨がった。

「触って、トーマス···んっ···」

名前は俺の手をとって自身のソコを触らせた。
ソコはずぽりと淫らな水音を立てて俺の指を飲み込んだ。

熱く蕩けるような中にぞくりとして中で指を軽く曲げ引っ掻くように腹側の内部を擦れば名前は腰を仰け反らせた。

「あんっ···トーマス···それ、気持ちいい···」

名前は俺の上で人差し指の第2関節を歯で噛みながらとろけた顔でそう言った。
それを聞いて何度もソコを指先で擦れば名前は甘い喚声をあげながらだらだらと愛液を溢れさせた。

「んあっ····とー、ますっ、このまま、一度、イキたい、んぅっ···」

快感に溺れて潤んだ目で俺を見つめる名前を見て先程達して萎えていた俺のモノはとっくに硬く腹に付くほど立ち上がっていた。

今すぐにここに挿入したらどんなに気持ちが良いか俺が一番よく分かっている。
それでも名前は俺の指でイキたいと言っている。
普段なら名前のお願いは絶対聞いている。

だが今日はふと考えてしまう。

(これを無視して名前にぶちこんでしまえば名前は俺にどんなお仕置きをするのだろうか)

想像すればゾクリとした。

好奇心に勝てずに俺は起き上がり自身の上で悶えていた名前を逆にソファーに転がした。

足を大きく広げてぬるぬるになっているソコに俺のモノを押しあてれば指示を無視した俺の行動に名前は一瞬驚いた顔を見せたがすぐに妖艶な笑みを浮かべた。

「悪い子ね」

そう口にした名前の表情にあまりにもぞくりとキて堪らなくてなって俺はそのまま中を貫いた。

名前はそれに今日一番大きな声をあげた。

少し先の俺がどうなっているのかを想像してこれでもかと言うほど硬くなったモノを夢中になって名前のソコに打ち付けた。