深夜ボーッと付いていたテレビを見ていればその時間に有りがちな話題を取り扱う番組が始まった。
俺はそれが始まっても見るでもなくチャンネルを変えるでもなくただ座ってボーッとしていた。
隣に座る名前は本を読んでいた。
俺が起きているのは名前がキリがいい所まで読み終わるのを待っているだけにすぎない。
キリがついた所で一緒に入ろうと言われているからまだ風呂も済ませていない。
だから先にベッドに入るわけにもいかないので起きているしかないのだ。
画面の向こうではくだらない話題について議論とも呼べない討論が繰り広げられている。
それを見ながら欠伸をした。
「···なぁ、名前って一番好きな体位ってなんなんだ?」
眠くて頭が回らなくてなってきたのか気づけば俺は番組内で取り上げられていたどこでとったのかわからないアンケートの質問を名前に訊ねていた。
名前の読書を邪魔してしまったと気付き慌ててなんでもないと言った。
しかし名前は読んでいた本に付箋をしてうーん、と唸りながら俺の質問に対する答えを考え始めてしまった。
「んー難しい質問だね」
名前は持っていた本を机に置くとそう言いながら俺のモノを服の上から撫ではじめた。
「な、なんで、触るんだよ」
「パッと分からなかったから試しながら考えようかなって、嫌?」
ソファー隣に座っていた名前は俺の顔を両手で包んで自分の方を向かせそのままキスをした。
「···嫌じゃねぇけど」
「ならいいじゃない」
そしてそのまま笑顔で俺をソファーに押し倒した。
俺は名前のこの行動がもはや答えなのではないのかと考えた。
「···名前は上位が好きなんじゃねぇのか?」
「確かに騎乗位好きだよ。
トーマスが気持ちよくてたまらないって顔で上目遣いで私を見るの最高に好き。
私が好きな所ばかり当てられるのも気持ち良いし。
そうしてたらトーマスがもっとしてって顔で感じててね、それで私がキスしたらふにゃふにゃな顔になるのすっごく可愛いなっていつも思ってる」
名前の言葉に羞恥心で死にたくなった。
なんていうか言葉を取り繕わずに言えば名前はとにかく上手いんだ。
だから俺は動くことも出来ずにただそれに感じてしまう、それを自覚している。
騎乗位は視覚的にも興奮する、俺にとっても間違いなく好きな体位と言えるだろう。
「でもね、一番って難しいよね」
そう話ながら名前は俺の服を脱がせていく。
首筋にちゅっちゅっとキスをしながら話すもんだからそれがくすぐったくてそれにさえ興奮してしまう。
「だってバックで腰掴んでガンガン突かれるのだって気持ちいいんだよね。
耳攻められたり肩に噛み付かれるのも凄くゾクゾクするしトーマスが余裕なくがっついてるのって凄く興奮するしね」
「あっ···」
露になった胸の先端に指で擦られながらもう片方の先端を舌で舐められた事で思わず声をもらしてしまう。
名前と出会うまでは男がここを触られてるのがこんなにも気持ちいいことだなんて知りもしなかった。
「正常位でトーマスが気持ちいい表情してるのを下から見るのも好き。
騎乗位で感じてる時とは違う顔してる。
男の人だなぁって感じの顔。
いっぱいキスしてくれるし動かしながら他も触って何度も気持ちいい?って聞きながら私の好きな所突いてくれるのほんと嬉しい」
なんだろうか、もはやこれは俺に対する言葉攻めプレイが始まったのでは?と思い始めた。
舌で胸の先端を転がしながら名前は俺のズボンのベルトを緩めた。
「対面系はやっぱり良いよね。
その中でも激しく動かなくても対面座位は身体の接触部分大きくていっぱいぎゅって出来るしそれだけでも気持ち良いし私からキスもしやすいしトーマスが私に抱きついておっぱい吸ってるの可愛くてきゅんきゅんしちゃうんだよね」
何故だろうか、めちゃくちゃ恥ずかしい。
下着ごと取り払われて丸裸にされてしまった。
俺の服を脱がせ終われば名前も自分の服を脱いでいく。
さらされていくその肌の柔らかさを誰よりも俺は知っている。
そんな事を考えていれば俺のモノは腹につくほど完全に勃ちあがった。
そしてそれを見た名前は満足そうな表情を見せる。
「体位の話じゃないけど私トーマスの舐めるの大好き」
「っ、い、いきなりっ」
名前は俺のものをがぶっと丸のみするように口いっぱいに頬張った。
そしてそれを思い切り吸われた。
「ふ、風呂、まだなのに···っ」
「トーマスは私の舐める時汚いって思ってないでしょ?それと一緒」
名前はそう言って俺のモノを下で舐め回しはじめた。
確かに俺だって名前のソコを舐める事を汚いだなんて思わない、寧ろ興奮する。
ふと再び再会出来たあの日の事を思い出した。
あの日はまだ暑かった。
意識のない名前の服を剥いで露になったソコはストッキングをはいていたこともあり蒸れていた。
まだ濡れていないソコに舌を這わせた時そこは以前より強く匂っていたが本来であれば良い匂いとは言えないであろうその香りにどうしようもなく興奮した。
その時の事を思い出し俺は更に興奮した。
これは経験もあるのだろう、あまりこういう誰かと比べるような言い方をしたくないのだが名前は本当に上手い。
全てを食らい尽くすような名前のフェラに腰が砕けそうになる。
「っ、や、だ、だめだ、」
「ん」
今にもイキそうな俺の反応を見て名前は俺のモノを口から出した。
そしたそのまま俺の上に跨がった。
「最初は騎乗位でいい?」
名前はそう言って自身のソコに俺のモノを押しあてた。
「····いや、その、今好き勝手にやられると、多分もたなく、て」
何故か感じる敗北感に気持ちが沈む。
とは言っても今でなくてもおそらく名前に勝てる日なんてないのだが。
そう言った俺を不思議そうな顔で名前は見つめる。
「なんで駄目なの?」
「は?え、いや、だって、····あ」
体位を変えるまでもなくイキそうだから、そう言おうとして気がついた。
名前が少なくとも三回はしようとしていることに。
「····わ、悪い、名前。
俺実は昨日抜いちまって、その、三回は多分無理だから」
「そんなのやってみなくちゃ分からないでしょう?」
名前は本気だ、その目に迷いがない。
俺の言葉に逆にやる気のスイッチが入ったようで先程よりずっと名前が興奮しているのが分かる。
「もうこんなにぐちょぐちょなの、なのにトーマスは私を気持ちよくしてくれないの?」
名前は俺の手をとって自身の中に俺の指を挿入した。
そこは名前の言った通りもうイったあとのように濡れていてきゅうきゅうと俺の指を締め付けた。
それに俺のモノは興奮しすぎて痛みさえ感じていた。
「···わ、わかった、から···入れてくれ···」
たまらずそうねだれば名前はにやりと笑って俺のモノを再び自身のソコに押しあてた。
そして位置を確かめた後一気に腰を落としてぐちょりと音を立て俺のモノを飲み込んだ。
「なぁっっ!!!???」
予想だにしなかった名前のその行動にあり得ない事が起こってしまった。
「あ、···トーマス、もしかしていっちゃった?···ん、出てる、いっちゃったね」
あまりの失態に俺は何をやっているんだと死にたくなった。
未経験ならともかくもう何度も身体を重ねているというのに、どうしてこんなことになった、どくんどくんと名前の中に欲を流し込んでいる俺のモノに考えれば考える程羞恥心で泣きそうになった。
「ごめんね、トーマス。
これじゃ分かんないから、頑張ってね」
名前は優しく俺に微笑みかけて頭を撫でた。
その笑顔が本当に可愛くて胸がときめいてしまったのだがすぐにその言葉の意味に気付いて我に帰った。
「え?あ、いや、ちょ、ちょっとま···」
俺の制止を最後まで聞く事もなく名前はゆるゆると腰を動かし始めた。
「ああっ、まっ、今はっ、し、死ぬからぁっっ!!!??」
イッたばかりだというのに名前は間髪入れずに俺の上で腰を振り始めた。
そのあまりの刺激に頭がぶっ壊れそうになる。
「ら、らめら、からっ!!無理!!死んらゃっ!!!」
強い刺激に呂律も回らなくなった俺を見て名前は笑っている。
身体を倒して俺を食らい尽くすようなキスをする。
そんな凄まじい快感に再会したあの日の事が再び頭に甦った。
名前はわざとやっているのだろうか?まともに回らなくなった頭で考える。
だが名前の濃厚なキスにそんな事を考える余裕はすぐになくなっていく。
快楽を感じすぎて苦しいにも関わらず俺の意思とは関係なしに腰は揺れてしまって先程射精して柔らかくなっていたモノが再び硬さを取り戻していく。
「ふふっ···またおっきくなったね」
名前は嬉しそうな顔をして再び身体を起こして腰を動かし始めた。
「んっ、気持ちいいっ···ねぇ、トーマス、手、んっ···握って?」
名前はそう言って俺に両手を広げて差し出した。
その手を握れば名前は嬉しそうに言う。
「私ね、あっ、···これ好き。
たしかっ、···四十八手的には織り茶臼、って言うんだっけ?」
名前は話しながらも動くのを止めない。
動く度に俺の上で大きな胸が揺れてそれに合わせて甘い声を洩らしている。
「まぁトーマスとならどんな体位でも気持ちいいから全部好きなんだけどね」
名前はずっと楽しそうだ。
そんな名前を見ていれば先程感じた不安などどうにでもなるのではないかという気分になってきた。
数分もすれば俺は再び名前の中に欲をぶちまけていた。
心地よい疲労感を感じながら名前とだったら何度でもイけそうだ、なんて頭の悪いことを考えていた