「ねぇ、それ楽しいの」
「ああ」
「ん、なら別にいいんだけど」
私の股に顔を埋めてもう一時間もそこを舐めている男にそう訊ねれば男はそう即答した。
飽きもせずにひたすらにそんなことをしながら必死で自身のモノをしごいている姿は実に滑稽だった。
そうしてもう何度射精しただらうか。
そんな事を考えていれば再び男のモノが欲を吐き出した。
始めの頃に比べると殆ど量はないし色も透明に近かった。
「俺が舐めたら舐めただけで名前のここがびしょびしょになんの興奮する」
「そりぁねぇ」
顔をあげた男の顔はの中から分泌された液体でびしょびしょになっていた。
そのせいで顔に髪がへばりついてしまっているのだが彼は不快ではないのだろうか?
「気持ちいいんだろ?」
「うん」
私ももう3回イッている。
もう十分なのに彼はその行為を止めようとしないのだ。
彼とは、IVとは恋人関係ではない。
かと言ってセフレというのもなんだかしっくり来ない。
こんな事をするようになったのは至ってシンプル、アルコールが原因だ。
なだれ込む形でベッドに沈んだが最後、友人だった筈の私たちは意図も容易く男と女になってしまった。
「あーずっと舐めてたい」
「まるで犬ね」
始めからIVがそうであったわけではない。
可哀想なことをしたとは思っている。
暫く異性との性行為の機会がなかった私のソコは固く閉じてしまっていた。
所謂セカンドバージンというやつだろうか。
固くなったソレとIVの手技の相性はあまり良くなかったのだ。
IVがそれほど経験豊富であったわけでもない上広がっていない女との性行為の経験がなかったらしくIVはその狭さに驚いたくらいだ。
「うっせー」
「あっ、イきそう」
その日4度目のそれを迎えて私は大きく息を吐いた。
ソコからはどろりと愛液が溢れ出た。
IVは再びソレを舌ですくって喉を鳴らして飲み込んだ。
あの日痛くて無理かもしれないと思った私は指は痛いから舐めてほしいとIVに言った。
IVは私の言う事を素直に聞いて舌でソコを舐めた。
ペロペロと突起を刺激されるとぴりぴりと電気が流れるような感覚が身体を突き抜けた。
忘れていた快感に声を漏らせばそれに気を良くしたIVはソコを必死で舐めた。
そして私は達してしまったのだ。
「なぁ、今日はかけてくれるか?」
「ほんと変態だよね、IVって」
あれから何度も繰り返された行為によって私のソコはもう固く閉ざしてなどいなかった。
あの日はたまたま潮を噴いてしまった。
その噴き出したものがIVの顔面を濡らした。
驚いて固まってしまった彼に謝罪の言葉を口にすれば彼は目をギラギラとさせて此方を見つめた。
あの時は何かおかしな扉を開かせてしまったかもしれないと申し訳なく思った。
だがそれは元々彼が持っていた素質の一つに過ぎなかったのだと今では思っている。
「いいよ、今日は許してあげる」
好きにしていいよとIVに伝えればあの日と同じ目をして此方を見て微笑んだ。
デュエルをしている時の彼とは程遠い歪んだ笑みに背中にぞくりと寒気が走った。
中をぐちょぐちょとかき混ぜられる。
彼は完全に私に潮を噴かせるポイントを把握していた。
すぐにでもそうさせられてしまうだろうと思っていれば案の定すぐにそれは噴き出した。
IVはそれを顔面で受け止めている。
一体何が嬉しいのかは理解出来ない。
正直なところそれは私にとって気持ちのいいものではない、ないのだがあまりにもIVが嬉しそうにそれを受け入れるものだから最近では私もその行為に少し興奮を覚えるようになってしまった。
「····ねぇ、喉渇いた」
口回りにかかったそれをペロペロと舐めとっといた彼にそう伝えればすぐに冷蔵庫に水を取りに行った。
そして蓋を開け自身の口に水を含んで私の口内に流し込む。
私はよく冷えた水が飲みたいからこそ冷蔵庫に水を常備しているのだがそれは彼のせいで叶わない。
何度言っても彼がそれを止めないから私自身もう諦めてしまった。
「今日入れていいか?」
水を飲み終えた私の唇に何度もちゅっちゅっと音を立てキスをする彼が嬉しそうな声色でそう訊ねた。
「あれだけイッた後じゃもう勃たないんじゃない?」
「んなことねぇよ」
ほら、言ってIVは再び硬くなったソレを私の入り口に擦りつけた。
ぬるぬるになったソコは簡単に彼を飲み込んでしまうだろう。
「なぁ、良いだろ?」
先っぽを入り口にほんの少し挿入しては取り出して、私をその気にさせようと彼は必死になっている。
そしてそんな事をされれば欲しくなってしまうのもまた本能だろう。
「ん、いいよ、入れっ、て····」
了承の言葉を言い終える前にIVは私の中にソレを挿入してしまった。
彼が動く度に中はぐちょりぐちょりとイヤらしい声で鳴いた。
あんなに射精した後だというのにIVは私の腰をがっちりと掴んで腰を打ち付けた。
「やっぱ、っ、舐めながらしごくのも興奮すっけど名前の中も最高だよなっ···!」
荒々しく打ち付けているようでしっかりと私の気持ちいい所をピンポイントで責めるIV。
一体どれだけ彼と交わったのだろうかと考えるもやはりもう数えられなかった。
「あぁんっ、そんなっ···すぐ、いっちゃう、からぁっ!」
「何度でもイケよ、んっ···名前のイッてる所見たい、···俺のちんこでイッた時の顔、っ見せてくれよっ···!」
それを後押しするように先程以上に集中的に小刻みでソコを突かれた私は腰を震わせて達してしまう。
先程よりも大きく身体を弓なりにして。
IVはそんな私に続かんとばかりの奥を擦りあげてまだ痙攣している私の中にソレを流し込んだ。
もっと奥に出したいと言われているように思えた。
勿論避妊薬は飲んでいる。
「っ、はぁ····名前···あったかい、ずっとこうしていたい···」
ソレを取りだそうともせずにIVは私と繋がったまま何度も何度も先程と同じようにキスをする。
男の人は所謂賢者タイムというものが存在しているらしいが彼にそういった時間があるようには見えなかった。
私がもうやめてと言っても繋がった後のIVはべたべたと私に触れるのだ。
「好きっ····もっと、もっと、いっぱい欲しい····好きだ、····名前·····」
IVはすぐに私を好きだと言うのだ。
毎度毎度、セックスを終えた後に決まって。
「(私とするセックスが好きなだけでしょう)」
どんなに愛しそうに抱き締められたっめ甘い言葉をかけられたって私にそれは響かない。
だから今でもIVは私の友達に過ぎない。
普段から何か言いたげに私をじっと見つめる彼の視線に気付いていないわけではない。
それでも私達はなんでもないからセックス中以外はキスもしないし手も握らない。
手を掴もうとした彼の手を振り払った時彼の顔はあまり見たくないものだった。
でもね、裸にならなきゃ愛を語れないなんて、そんな可笑しな愛ってあるのかしらね?
IV自身がセックスの時にしかその言葉口にしていない事に気付いたのはもう少し後の事だった。
(ほんとバカなんだから)