最近どうにも名前の様子がおかしい。
少し前までは俺が何も言わずとも傍に寄ってきてはじゃれついて甘えてきていたのに最近そういったことがてんでない。
寧ろ抱き寄せようとすれば後退りするレベルだ。
機嫌が悪いようには見えない。
ただたんにそういう気分ではないのだろうかと思い無理強いはしたくないと思っていたがそれもそろそろ限界だ。
二人っきりの空間ですぐ手の届く距離にいるにも関わらず触れることが許されないなど耐えられる筈がない。
再び腕を伸ばせば先程まで笑っていた名前が途端に顔を強張らせて俺から距離を取ろうとした。
前回はそれを許したが今日はそれを許さない。
名前の腕をがしりと掴んで強引に抱き寄せた。
「なぁ名前、お前最近どうして俺を拒む?俺が何かしたか?」
腕の中に閉じ込めてしまえば予想外に名前は大人しくしていた。
俺をふりはらう素振りはない。
だがやはり身体は強張ったままだ。
「言わなきゃわからねぇよ。···それとも話したくねぇくらい俺の事嫌いになったのか?」
顎を掴んでこちらを向かせれば目をきょろきょろと泳がせた。
まさか本当にそうなのだろうかと考え眉間にシワが寄った。
それに慌てて名前は否定する。
「ち、違う!嫌いになんてなってないよ!大好き、トーマスくらい好きな人なんて他にいないよ!」
必死になって早口でそれを否定する名前、おそらく嘘ではないのだろう。
だからこそ解せないのだ、名前の最近の行動が。
「だったらなんなんだよ····お前あきらかに俺に触られるの避けてんだろ」
名前に触れられない、ということはつまりそういう事も出来ていないわけで。
それだけが目的で付き合っているわけではないがそういう年頃の俺がそういう事を我慢しているのはなかなかに辛いものがある。
「···言ったら、···そのめんどくさいって思われそうで。
でも上手く割りきれなくて···ごめんなさい」
「何が言いたいのかわからねぇよ。
俺はお前の行動の理由が知りてぇんだよ」
なんとも気まずそうに俺から視線を逸らした名前。
今日は何があってもその理由を話してもらうつもりでいたから俺は逃げることを許すつもりはない。
それをアピールするように背に回している腕に力を入れると名前の瞳が少し揺れた。
「···トーマス、慣れてるな、って···そしたらなんだか···こんな事仕方のないことだけど······」
「慣れてる?何の話だ。ハッキリ言わねぇとわかんねぇよ」
別にキレているわけではない。
だから怒鳴ってもいないが名前にはどうしても責められているように聞こえるのか身体の体温が下がっていっている。
逃がすつもりはなくとも追い詰めたいわけではないのにどうにも上手くいかない。
「言葉選ばなくていい。だから言ってくれ。
俺はお前の事もっと知りたい」
唇にしようとすれば避けられるかもしれないと思い額にキスをすればまた複雑そうな顔をされた。
今はされたくなかったのだろうか。
「······トーマスは、その···えっ、えっち、な、慣れてるの、かな、って······」
「····はぁ?」
名前はそう言い終えた後両手で顔を覆ってしまった。
だが髪から覗く耳が赤くなっている。
おそらくその顔は恥じらいの気持ちで真っ赤に染まっているのだろう。
しかし名前がそんな事を思っていた、ということになんだか胸がざわついた、良い意味でだ。
ぶっちゃけ俺達はまだその一回しか身体を合わせていない。
その上で名前がそう感じたということは考え方を変えれば不備はなかったということだ。
つまりある程度満足させられたということで。
あの日の名前を思い出しながら腕の中にいる名前を見た。
あの日も今日と同じくらい顔を真っ赤に染めていた。
それを思い出すと今は駄目だと理解はしているのに俺の身体はどうにも素直で困る。
「つまり嫉妬したってことか?」
名前は恥ずかしそうに頷いた。
その反応があまりにも可愛く見えた。
このままベッドに直行してしまいたいと思う程に。
「め、めんどくさいこと言って、ごめんなさい。
分かってるつもりなんだけど、なんかもやもやしちゃって···ごめん」
「謝れなんて言ってねぇだろうが。
そもそも謝るような話じゃねぇだろ、こんなの。」
どうにも卑屈なところがある。
そんなところを可愛いと思うのは俺が名前を心底溺愛しているからなのか。
というか俺に束縛されたいという願望が少なからずあるからなのかもしれない。
「トーマスは私と違ってモテるから、そんなの当たり前の事なのに、分かってた筈なのに」
気になってしまう、名前は申し訳なさそうにそう言った。
俺が今喜んでいるなんて予想出来ないのだろう。
これはもう今日どんなに拒まれても絶対に抱こうと決めた。
だってそうだろう?
こんなにも求められているんだ、この状況で抱かないなんて寧ろ名前に失礼だと思う。
「残念だけど俺はお前が思ってる程経験なんてねぇよ」
「え····」
名前が何か言う前に唇を塞いだ。
久しぶりのキスに興奮した。
俺の胸を押すその小さな反発にいっそ興奮する。
強引に唇を舌で割って入る。
ここで拒絶して俺の舌を噛んでしまうほどの抵抗を名前は出来ない。
俺はその気の弱さにつけこんでやる。
なぜただ舌と舌が触れ合うだけでこんなにも気持ち良いのだろうか。
舌だけじゃない、どこに触れたってどこに触れられたってその相手が名前であれば全てが気持ちいと思えるのだ。
「なぁ、俺今すぐ名前を抱きたい、いいだろ?」
キスを中断してとびきり甘い声で名前を誘う。
腰を俺に強く抱き寄せられているから名前の腹には俺の硬くなったものがあたっている、それに気付かないなんてことはないだろう。
名前は答えない、だがやはり俺を拒絶しようとはしない。
「答えねぇなら俺の都合の良いように受けとるからな」
「あっ、ま、待って····」
ベッドに連れて行くのすら焦れったくて結局ソファーに座って膝の上に向かい合う形で座らせた。
「暫くお預け食らったんだ、もう待てねぇよ」
首もとに吸い付いた。
完全に痕が残るよう、名前は恥ずかしがってはいるようだがそれにたいしても何も言わない。
おそらく痕を付けられたことに気が付いていないのだ。
年相応にそれなりの知識は持っていたものの名前は真っ白だった。
そんな名前をこれから俺が汚していくのだということに興奮してしまうというのは男である以上当然の思考回路だろう。
「さほど経験が無くともお前がそう感じたって事はお前はちゃんと気持ちよかったってことだよな?
だとしたら俺とお前の相性が良かったってことだよな」
名前が着ている服をガバッと一気に脱がせた。
今日はワンピースとタイツを履いていたので今名前が身に付けているものは下着とタイツだけだった。
ほんの少しタイツから下着が透けているのがまたイヤらしい。
「破きたくなる奴の気持ち、少しは分かった気がする」
「え、あ、だ、だめっ」
タイツの履き口に指を引っ掛けながらそう言えば名前は俺の手を掴んでそう言った。
俺に破かれることを想像したのだろうか、目まで充血してきた。
このまた泣かせてしまいたくなる。
「破かねぇよ、取り敢えずこっち」
ぱちんとほんの小さな音を立ててブラのホックを外した。
名前の身体から抜きとってしまえば如何にも柔らかそうな胸が露らになる。
ツンと立った先端が愛らしい。
「やっぱり最高の感触だな」
敢えてそこには触れずに胸を掴んだ。
名前の白い肌に俺の手が触れる、その肌のコントラストが触れているものがそこだと言うだけで随分厭らしく見える。
「どうされるのが気持ち良かった?」
ふにふにと胸を触りながらそう問えば名前は懇願するような視線を向ける。
とびきり甘やかしてやりたくもなるが今日は焦らされた分此方もイジメてやりたい。
「分かるだろ?こうされるのがいいか?それともこうか?」
「あっ、っ、···〜ど、どっちも······す、き···っ」
先端を指で擦っては摘まんで、それを転がして。
今度は唇に含んで舌で舐めては吸って、一通りそうしてやると名前は全ての行為に甘い声を漏らした。
名前は自分が自覚している以上に淫乱なのだ。
それを俺しか知らないという事実に興奮する。
「そうだよな、全部好きだよな?···ほんと、やらしい奴だよ、名前は」
「っ、····ひ、ひいて、る?」
何故そんな風に思うのだろうか。
俺にとっては最高でしかないことなのに。
名前の控えめな性格は悪くはないのだが少し厄介だ。
もう少しくらい自分に自信をもってほしいとさえ思う時がある。
「最高だって言ってんだよ、お前が感じれば感じる程俺も気持ちよくなれんだからな」
「あっ···!」
タイツもショーツも履かせたまま名前のソコをぐいと指で押せば僅かにくちゅりと音が鳴った。
どうやらもう随分濡れているようだ。
その音は、というより感覚だろうか?
そこが潤っている事実に名前は恥ずかしさからぎゅっと目を瞑った。
その恥じらいをもっとみていたくてそのままソコをぐりぐりと刺激し続けていれば名前の太股が小さく震える。
「なぁ、直接が良いんだろ?ちゃんと触ってやりたいからこれ脱がせるから、ちょっと腰上げられるか?」
名前は戸惑いながらも俺の肩に手をついて尻を上げた。
尻側に手指をかけショーツごとタイツをずり下ろした。
つーっと糸がショーツと名前のソコを繋いでいる。
俺は名前の入り口を掠める程度に触った。
指にはてらてらとした液体が、それを舌で舐めとった。
「っ、や、だ····」
目の前でその行為を見せつけられた名前は力なく再び俺の膝の上に座りこんでしまう。
俺は名前を抱き抱えて名前の足からショーツとタイツを抜き取った。
そして恥ずかしさのあまり顔を上げられない名前の頭を撫でてやった。
そうすれば名前は俺の背に腕を回しぎゅうぎゅうと抱きついた。
俺は名前が俺から離れない事をいいことに名前の中に指を忍び込ませた。
やはりとても潤っている。
「声我慢するなよ。その方が俺もお前も気持ちよくなれるから」
「っ、や、···だ、って、恥ずかし、い、あぁんっ···!」
恥ずかしがって我慢しているのもそれはそれでエロいのだが、まぁこれは敢えて言わないでいよう。
楽しみが一つ減ってしまうかもしれないから。
中を触りながらキスをすれば俺の指があからさまに締め付けられた。
なんて可愛いリアクションだろうか。
「俺とキスするのそんなに好きか?」
「んぅっ···ひゃあっ···!」
名前はこくりこくりと首を縦に振る。
ならばお望み通りにしてやろうとキスも続行すれば名前の中の締め付けが激しくなった。
そこで俺は指を抜いた。
「今日は俺のでイかせたいからちょっと我慢してろ」
焦らされた事に不安げな顔でこちらを見る名前にそう言って自信のベルトをカチャカチャと緩める。
名前はそれをじっと見ている。
早く欲しいと期待しているのだろうか?
だとしたらこんなに嬉しい事はない。
「俺もお前とおんなじだよ、名前」
名前を再び少し立ち上がらせズボンと下着をずらした。
俺のモノはもうパンパンに膨れ上がって腹に付きそうになっている。
「今日はこのまま入れてみるか」
「あっ···や···こ、こわ、い···」
名前の腰を掴んでぬるぬるの入り口に俺のモノはあてがってやれば名前はそう言って首を横に振った。
前回といい今といい名前の中は結構柔らかくなっているし十分過ぎる程に濡れているから大丈夫だとは思うのだが、やはりまだ未知なことには恐怖心を感じるようだ。
「大丈夫だ、ゆっくりでいい。痛くなったら止めてもいいか」
「·······」
名前は少し悩んだあとゆっくりと一度首を縦に振って大きく深呼吸を一つした。
俺の肩を掴む名前の手に力がこもる。
全てが初々しくてたまらない、なんて考えていることを知れば名前は怒るだろうか?
「そこでいい、そのままゆっくり腰を下ろせ」
「っ···んんっ···お、なか···くる、しい····」
重量に従って俺のモノを包み込んでいくそれに俺もおかしくなりそうだった。
名前が苦しいと感じているということは俺も締め付けられているということだ。
締め付けられているというよりは絞りとられようとしているように思える。
ゆっくりと全てを入れる事に成功した名前は安堵のため息をついて俺に抱き付いた。
その仕草がまた可愛くて困ってしまう。
今すぐにでも腰を掴んでがしがしと動いてしまいたくなるのだ。
さすがにまだそこまで無茶は出来ないことは分かっているので名前を抱きしめ頭を撫でてやった。
そうすれば名前の身体から無駄な固さが抜けていく。
「よく頑張ったな、ちゃんと気持ちよくしてやるから」
「んぅっ」
もう一度キスをしながら中を軽く擦れば早速名前は感じ始めた。
中がまるでイっているかのように小さく収縮を始めた。
というよりこれはイく寸前なのだろう。
「さっきも言ったが我慢するなよ、俺はお前か素直に感じてくれた方が嬉しいんだからな」
「ああっ、ひっ、で、でもっ···んんっ、す、すぐ、ああんっ···!すぐ、イっちゃいそう、な、のっ···!」
軽く擦った所はドンピシャで気持ちいいところだと分かったのでソコをピンポイントで擦りつけてやれば名前は嘆声を上げる。
男と違って一度イったから暫く出来ないということはない。
だから何度イってもいいのだと伝えてそこをひたすら擦りつけた。
「あっ、ああっ···!っイ、も、もうっ···!?」
名前は腰を反らせて達してしまった。
まだ経験の少ない名前がここまで中で感じられるのはもはや一種の才能だろう。
俺は名前がそんな才能を持っていてくれた事に感謝の気持ちでいっぱいだ。
呼吸が乱れ肩を揺らす名前を力いっぱい抱き締めキスをすればまた中がきゅっと締まった。
俺の方も既に限界だった。
「体勢変えるぞ」
まだ名前が上になって動く事は難しいだろう。
俺は名前を抱き上げソファーに四つん這いにさせた。
そして尻を撫でソコを突き上げるような体勢にして再び入り口に俺のモノをあてがった。
「今度は俺のも気持ちよくさせてもらうからな」
なんて言いはしたが先程の行為でも十分に気持ちが良かったのだが。
まぁでもあれで俺がイクのは少し難しいだろう。
腰を掴んで逃げられないようにぐぐっと中に押し込んだ。
名前は再び小さく声をもらす。
「悪い、やっぱり俺、もうあんまり余裕がねぇ」
「やっ、あっ、ら、と、ーま、すっ!」
中をがしがしと出し入れする。
少しでも名前が気持ちいいと思えるように名前も気持ちいいと感じる所を重点的に。
ピストンに合わせて漏れる声に俺の興奮もどんどん増していく。
「んあぁんっ···!トーマス!っ、おかし、くっ···お、おかしくなっちゃい、そうっ···!」
「っ、なればいいんだよ!ん····っ、寧ろなってくれたら、俺は嬉しい、からなっ···!」
背中に覆い被さり名前の白い肌に歯を立てた。
勢いのあまり想像以上に強く噛み付いてしまったのだが名前は快楽が勝っているのか不満を口にせずに甘い声を上げている。
たまらない、今の時点でこうならこの先どうなっていくのか、想像しただけですぐにでも達してしまいそうだ。
「っトーマス!···あっっ···ま、また、イっちゃい、そうっ···!」
言葉通り名前の中が再びきゅーっと締め付けた。
俺も一緒にイキたくて更にスピードを上げソコを擦りつけた。
「ああっっ!!ひ、あああ·····っ!!?」
「くっ····!!」
名前がイった事で再び収縮されたソコに絞り取られる形で俺も達した。
俺も名前と同じようにどくんどくんと脈打って、その欲望を名前の中に注いでいく。
これは自慰では体感できない快感だ。
全てを吐き出し終えた後名前の中から自身のモノを抜いた。
二回連続で達した事の疲労感でソファーに崩れ落ちてしまいそうになった名前を支えて仰向きに寝かせてやった。
頭を撫で頑張ってくれた名前にお礼を言えば名前はくしゃりと笑った。
その笑顔に先程までのイヤらしさは微塵もない。
ただただ純粋な、何も知らない少女のようだった。
「俺が綺麗にしてやるからそのままでいていい」
名前は素直に頷いた。
おそらく体力なんて殆ど残っていないのだろう。
目を閉じなんの警戒心もなく俺に身体を預ける名前を見て確信した。
きっとこれからは名前に避けられる事などないだろう、と。