「...あ、あの...テツヤ...君?」
「なんですか」
あれから宣言通り彼女を自宅に連れ帰り部屋に上げた。
都合がいいことに今日は家族は皆んな出かけていているのは2人だけ。
なんてまぁ、実際こんな事がなくても自宅に連れ込むことを考えていたのだけれど。
折角のデートということもあって彼女に少しでも楽しい思いをさせてあげられていたらという気持ちも確かにあった。
けれどそんな気持ちも簡単に消し飛んでしまう程僕は嫉妬深かった。
「...これ、もしかして外してもらえない感じ」
「はい、当たり前じゃないですか。
これは名前さんに対するおしおきなんですから」
部屋に上がるなり会話もそこそこに彼女の服を脱がせた。
僕を不機嫌にしてしまったことに罪悪感があるようで彼女は大人しく僕に服を脱がされた。
邪魔なものを全て排除してしまったあと押し倒して彼女の手をタオルでベッドの柵へと縛り付けたところで彼女は顔を青くした。
「...だ、だからって何もこんな...」
動揺して目を泳がせる彼女を見て興奮してしまった自分はおかしいのだろうかと考えたけれどこんな状況で興奮しない方がおかしいとすぐに自身を肯定した。
「いい子に出来たらすぐ外してあげますよ」
「っっ...!」
人差し指で脇腹をすっと撫でればくすぐったかったのか彼女は身体をびくりと揺らした。
それが本当にくすぐったかったからなのか感じていたのかは分からないけれどどっちにしたって彼女のそういう反応は僕の興奮材料でしかない。
「寒いですか?」
「んんっ」
彼女の胸の突起は既にぷっくりと膨らんでいた。
親指と人差し指で摘んでやればそれが硬くなっていることも確認できた。
部屋はエアコンがついているし彼女の身体も冷えてはいない、むしろ熱いくらいだ。
だからけしてそんな事はないと知りながらも敢えてそう訊ねた。
彼女は先ほどと同じように顔を赤くして大丈夫、と言った。
「じゃあこれは興奮してるって事でいいんですね」
そこを刺激しながらキスをすれば再び彼女の身体がビクンと跳ねた。
舌を押し込んで彼女の舌と絡めれば彼女は甘い息を漏らし始めた。
「名前さんって本当にキスが好きですよね。
まぁ僕も好きですけど」
角度を変え何度も何度もキスをしてわざとらしく音を鳴らして、もう片方の胸を揉んだ。
どんどん息が荒くなる彼女。
いつもより興奮しているように見える。
「そんなにイイんですか?貴方って実はかなりえっちですよね」
耳元でそう囁いたべろりと舐めればまた声をあげた。
「僕の声も大好きだって言ってますよね。
それでこんなに感じるなら今自分の手でシてみます?」
彼女の下腹部を撫でながらそう訊ねれば彼女はぶんぶんと顔を左右に振った。
正直彼女のそんなところを見てみたいという気持ちもあったが取り敢えず今日はあまりやりすぎないように、また何かあった時まで置いておくことにした。
何もないに越したことはないのだけれど、そんなことを考えながら彼女の内腿を撫でた。
「もう濡れてますね」
太ももの付け根まで手を滑らせればそこはしっとりと湿っていた。
割れ目を指でなぞればぬるりとした触感が指から伝わる。
「まだそれ程触れていないのに」
「あっっ...!だ、だめっ...!」
指で敏感な部分を擦れば太ももを擦り合わせて身じろいだ。
そんな彼女を可愛いと思いながらも今は少し邪魔だったので彼女の足の間に身体を捩じ込ませて大きく足を開かせた。
見下ろした彼女は顔を真っ赤に染めて涙目になっていた。
「おしおきなのにこんなに喜ばれたらおしおきになりませんね」
開いた足の間に顔を埋め濡れそぼったそこに舌を這わせれば彼女は足をばたつかせた。
「あっんっ...!てっ、テツヤッ...くんん...!んんっっ!!」
歯を食いしばって快楽に耐えようとしている彼女は小刻みに震えだした。
「貴方こうされるとすぐイッちゃいますもんね」
「あ、ああぁっっ...!だっ...だめっっ!イッちゃ、っっ!!」
舌でちろちろと舐めあげれば彼女は呆気なく達してしまった。
ぜえぜえと肩で息をする彼女を見ながら指を中に入れればとろりとした液体が溢れた。
そのまま中から下腹部を押してあげれば彼女は歯を食いしばる。
「もう準備満タンって感じですね」
「ぁんっ...!さ、さっき、イッたばっか、なのに...!」
指2本で彼女の良いところを擦り付けた。
ソコは僕の指をきゅうきゅうと締め付ける。
早く来て、と誘われているように思た。
「もう僕も限界ですので、失礼します」
そこで僕も彼女と同じように裸になってゴムを付け彼女のソコに自身をあてがった。
「僕の事気持ちよく出来たら許してあげますから」
そう言って頬を撫でれば彼女は潤ませた目で僕を見上げた。
それは誘っているようにしか思えない。
ゆっくりと目を瞑ったのはキスをねだっているからなのだと気が付いたのでそれに応えれば彼女の身体から力が抜けたのでそのままぐぐぐっと自身を彼女の中に押し入れた。
「っ、て、つや、くん...」
「...はい」
彼女の首筋に唇を寄せれば中が脈打った。
慣れるまでは待つくらいの気持ちでいたのに本当に彼女は僕を煽る。
「あのね、ちゃ、ちゃんと反省してるから...だからこれ、外して...?
...ぎゅって出来ないの、寂しい...」
「...しょうがないですね」
彼女のお願いにあっさりと折れたのは僕自身少し物足りなさを感じてしまっていたからだ。
拘束を解けば彼女は僕の首にぎゅっと抱きついてごめんなさいと言って鼻を啜った。
少しやりすぎてしまったかもしれないと後悔しながら彼女の頬を優しく包んでキスをした。
「次はもっと意地悪しますからね」
「...うん」
彼女は素直に返事をして顔を首筋にすりすりと擦り付けた。
もういい加減本当に限界だった僕は彼女に腰を打ちつけた。
「あっ、っテ、ツヤっくんっ!!っんんっっ、すきっ...!」
本当に彼女は僕を煽るのが上手い。
打ち付ける度に上がる甘い声が僕の名前を呼んで。
もっと、もっと、と言われているように聞こえる。
「...っ名前さんっ...!僕も好きです、よ
...!...こんなに、こんなことで嫉妬してしまうくらい、に...」
今度は彼女の方から僕にキスをした。
自ら舌を絡める彼女は本当にイヤらしく、どんどん熱が込み上げてくる。
「っ、名前さんっ...!もう、僕も限界でっ...!!」
そのまま強く彼女に打ちつけたあと彼女の中に欲をぶちまけた。
勿論ゴムの中にではあるけれど。
僕が射精する直前彼女も達したらしく力が抜けてぐったりと身体を投げ出した。
「ありがとう」
彼女の身体を綺麗にして服を着せてあげた後で彼女に水を差し出せば柔らかく笑ってそれを受け取った。
一口、二口飲んだところてままた僕に手渡したので同じように水を口にしてキャップを閉め水をテーブルに置いた。
「どうぞ」
ベッドに座り彼女に向かってそう声をかければ彼女は嬉しそうに僕の足の間に座った。
そんな彼女を後ろから抱きしめる。
「...僕のこと嫌いになってませんか?」
「え、...テツヤ君こそ...私に愛想を尽かしてない?」
「尽かしてません」
さっきまで散々意地の悪いことをしていた僕が何を言っているんだの内心自分自身に呆れながらも彼女を強く抱きしめる。
彼女は苦しいよって笑っていた。
本当に僕は彼女のことが好きすぎる。
「...僕も分かってはいるんです、でも...なぜか余裕が無くなってしまって。とくに彼にたいしては...」
「彼って、黄瀬君?」
「はい、正直貴方の口から彼の名前が出るだえでもなんだか嫌です」
彼女が僕以外の男と親しくしているのを見るのは当然嫌だが今回はただかっこいいと言っただけだ。
それなのにこんな...
それはきっと中学時代彼がいかにモテていたかということを知っているからだろう。
バスケは別としてもー別に僕自身彼のようになりたいだなんて思ってはいない。
それでも彼程自分に自信があればもっと彼女に愛されるのではないかと考えてしまう。
「あのね、確かに黄瀬君は世間的に見ても...ってのはあるけどね。でもいつも言ってるのも本当の事だから...私にとって1番かっこいいのはテツヤ君だから...それは信じてほしい」
彼女はそう言って自身を抱きしめていた僕の手を握った。
情けない姿を、意地の悪い僕を見た後だというのに。
「本当に貴方のこと大好きです。だから...やりすぎてすみません」
「...ううん、だって、最後はいつものテツヤ君だったもん。それくらいヤキモチ焼いてくれて...ありがとう。私も大好き」
互いに想いを伝えて、どちらからでもなく自然とキスをした。
今度こそは彼女の望むデートをしようと心に誓って。
end