待ち合わせ時刻の10分前、既にそこには彼がいた。
小走りで駆け寄ってお待たせ、と声をかけようとした。
けれど私はそれが人違いであったことに気付いてぎりぎりで踏みとどまった。
けれどその人は私の手首を掴んだ。
「名前さん!僕です、黒子テツヤなんです」
顔はたしかによく似ている。
私より小さな背丈、幼い顔つき、少し高い声。
兄弟がいるなんて聞いていない。
困惑する私を見て男の子はカバンのなかをゴソゴソと漁り手帳を開きメモを取り出した。
それはテツヤ君の手帳であったしメモ書きは私が彼に何か差し入れをする際に入れていたものだった。
よく考えてみれば彼が着ているサイズの合わない服に見覚えもある。
きっと彼はテツヤ君本人なのだとそう確信した。
「と、...とりあえず...うち、来る?」
「お願いします」
「で、一体何があったの?」
「わかりません。朝起きたらこんな風になっていて...」
自宅に彼を連れ帰り事情を聞いてはみたけれど彼にも原因が分からないらしく表情は暗い。
本人が1番戸惑っていることは分かっていた。
けれど私は初めて見る彼の姿に心がそわそわと騒ぎ始めていた。
「...なんていうか、ごめん...不謹慎なんだけど子供のテツヤ君って...」
「はい?」
「可愛すぎる!!!」
自然と上目遣いになる彼を見てたまらなくなった私は彼に抱き付いた。
彼は驚いてびくりと身体を跳ねさせた。
「ご、ごめん。あまりの可愛さに堪えきれなくなっちゃって」
「...別にいいですけど。可愛いって言われるの正直複雑なんです」
彼は複雑そうな顔をしながらも私に抱き付いて顔を胸にすり寄せた。
複雑だと言いながらもやっていることはまさに可愛いそのもので私は彼の頭を撫でた。
「何歳くらいかな」
「おそらくですが身長的に考えて中学に入った頃、くらいだと思います」
彼の言葉を聞いてバスケ部の人たちと比べて小柄な方だとは思っていたけれどちゃんと彼も成長していたのだなと思った。
それにしてもなんでこんなことになったのだろうか。
私は可愛い彼が見られて嬉しいけれどこのままでは彼の生活に支障が出てしまうことは明白だ。
「何か心当たりとかあったりする?」
「......一つ、だけ...」
彼にはどうやら一つ気になることがあるようだ。
本来の彼よりもぷにぷに頬を指で優しくつまめば彼はこちらを睨んだ。
ごめんと謝ってそれをやめれば完全に胸に顔を伏せてしまう。
「ごめん、あまりにも綺麗なほっぺだったからつい」
「...別に怒ってないですけど、子供扱いは嫌です」
彼はそう言いはしたけれど今の彼の姿もやっていることも子供そのものでこんなの仕方ないのではないかと内心考えた。
「ごめん、...それで心当たりって?」
彼の頭を再び撫でながらそう訊ねた。
彼の中でこれは別にいいらしい、振り払う様子もないので思う存分堪能させてもらうことにした。
「...最近、あまり2人きりになれていなかったじゃないですか」
「そうだね。火神君もアメリカに行っちゃってますます練習も増やして気合い入れてたもんね」
火神君という大きな戦力が欠けた今でも目指すは当然日本一。
彼らは本当に全力だった。
「バスケは好きです。強くなる為に練習がきつくなることは苦ではないです。ただ...」
「ただ?」
「...今日、会えるってなってそれが楽しみで仕方なくて。
久しぶりに沢山甘やかしてあげたいって考えた反面、その、...僕も甘えたいな、とか。
僕が子供だったら自然と甘えられたのかな、と考えながら昨日眠りにつきました」
その告白はテツヤ君にとって恥ずかしいことだったようで耳まで赤く染めていた。
そんなことくらいで実際に身体が縮むなんてあるのだろうかと疑問を抱きはしたが今腕の中にいるのは間違いなく彼で。
「...つまり私が沢山甘やかして、それに満足したら元に戻れるかもってこと、かな?」
「...わかりませんけど、可能性はあると思います」
不安そうな顔でこちらを見上げる彼のあまりの可愛さに新たな扉を開きそうになったのは不可抗力だと言いたい。
本当に可愛すぎた、今の彼は。
「そんなの喜んでやるけど!でも甘やかすって何をすればいいんだろ。何かしてほしいことある?」
「...なんでもお願い聞いてくれますか?」
「っ勿論!!なんでも言って?あ、お金は...あまりないからあんまりにもお金がかかるものは無理だけど」
一応財布の中身を確認してみたが千円札が三枚、と子供のお小遣い程度しか入っていなかった。
彼は首を横に振る。
「いえ、お金は1円もかかりません」
つぶらな目で私を見る彼。
「じゃあ...取り敢えずこちらに」
彼は私の手を引いてそのまま私をベッドに座らせた。
すぐに嫌な予感が湧いて出た。
「あ、あの、テツヤ君?」
「そのまま横になってください」
彼はそう言って私を押し倒して上にのしかかった。
「い、一緒にお昼寝したいってこと?」
「そんな筈ないじゃないですか。折角2人きりで会えたのに」
彼がそう言って顔を近づけたので咄嗟に顔を逸せば彼はムッとした顔を見せた。
「甘やかしてくれるって言ったじゃないですか」
「ええ...いや、た、確かに言ったけど、その、なんていうかこれは倫理的に、ね?」
「倫理的になんて別にいらないです。中身は僕なんですから」
テツヤ君は私の顔を両手で固定してそのままキスをした。
「もう限界なんです」
そう言って彼は私のお腹に股間を擦り付けた。
そこはもう既に硬くなっていた。
「な、ななななんで?」
「この年頃の男なんてちょっとした刺激ですぐこうなっちゃうんです。
さっき名前さんの胸に顔を押し付けられた時から既に勃ってました」
別に押し付けたわけではないと反論しかけたけれど実際そうなってしまったことは事実で。
私はどうすべきかと必死で考えては見たけれど考えがうまくまとまらない。
「ダメですか?最近シてなかったですし。
沢山えっちなことをして僕の事を甘やかしてくれたら元に戻るかもしれないんです。
こんなこと名前さんにしか頼めません」
眉尻を下げつぶらな瞳でこちらを見つめる彼。
そんな顔をされてしまっては強く彼を拒む事が出来ない。
「...分かった...けどなんていうか、その、わ、私がするから!さすがに今のテツヤ君と最後までってのは気がひけるというか...」
「名前さんが抜いてくれるってことですか?
...わかりました。取り敢えずはそれ、お願いします」
最後までは、と言った時彼は不満そうな顔をしたけれどしぶしぶと言った感じで了承して私の上から降りた。
私も起き上がり彼をベッド際に座らせた。
「...じゃ、じゃあ、その、下...脱いでもらえる?」
「はい」
私の言葉に彼は素直にベルトを緩めて下着ごとズボンを引き抜いた。
上の服もサイズが合っていない為ショート丈のワンピースのようになってしまっていたので続けてそれも脱いでしまった。
自宅のベッドに全裸の中学生の男の子と私。
色々と絵面がやばすぎると冷や汗をかいた。
「......じゃ、じゃあ...失礼、します...」
「はい」
彼の隣に座ってソコを始めて直視した。
普段の彼のものよりは小さいけれど確かにソレはしっかりと立ち上がっていて。
私は幼い彼の顔とのギャップに頭がこんがらがりながらも彼のモノに触れた。
すると彼から小さな声が漏れた。
身体が慣れていない分普段より敏感になっているのだろうか。
握ってゆるゆると上下にしごけば彼は顔を真っ赤にしてうっとりとした表情をしている。
「...テツヤ君...気持ちいい?」
「あっっ!そ、っ、だ、だめですっ!」
その顔があまりにも可愛くてこちらもだんだん危ない気持ちになっていた。
たまらずキスをしながら数回手を動かせば普段の彼では考えられない程あっさりと達してしまった。
「だ、大丈夫?」
「...大丈夫じゃないです...!もっと、もっとしてください...!」
彼は涙目でそう懇願して私に抱き付いた。
先ほど出した筈のソレはまだまだ元気なようで出しただかりだというのにまだ勃ちあがったままだった。
「わ、わかった...!」
再び彼にキスをすると彼の方から舌を押し入れてきた。
いつもより短い舌が私の舌を絡め取っていやらしい音を立てて。
私まで興奮してきてしまう。
「名前さんの身体も見たいれす...お願いします」
彼はそう言って私の服を捲り上げた。
少し恥ずかしかったけれど彼だけ裸で、というのも悪い気がしたので服を脱ぎ捨てたところですかさず彼に下着のホックを外されあっという間に上半身を露わにされてしまった。
「可愛いです...んぐ...」
「っ、て、テツヤ、君!」
テツヤ君は私の胸を鷲掴みにして突起に吸い付いた。
ちゅうちゅうと音を立てながら胸を刺激して。
私の手を再び自身を握らせる。
「もっと、さわってくら、はい」
「っ...う、うん」
やわやわとさする度に身体をびくびくと震わせる彼を見ていたらたまらなく可愛くなって。
もっとそんな顔が見たくなった私は抱き付いていた彼の腕を解いて床に座った。
「...もっとヨくしてあげるね」
彼のモノを舌で舐めれば彼は腰をのけ反らせた。
普段は彼にお願いされない限りしないけれど今日はシたくなった。
「名前、さ、んっ...!」
そのまま全て口に含んで舌で先端を刺激したり舐めまわしたりすれば彼はそれに合わせて小さく声をあげた。
普段ここまで彼が反応してくれることはないのでそれが嬉しくて幼い彼のモノを夢中で攻めればまたすぐに欲を吐き出した。
普段であればティッシュに出してしまうソレをなんとなくそのまま飲み込んだ。
幼い姿をしていてもやはりそれはそう変わらない味で美味しいものではけしてなかった。
「...っ名前さんっ!!やっぱり僕我慢出来ないです!」
「え、あっ、ちょっとま、待って!」
彼は私を床に押し倒して再び私にのしかかった。
「無理です、名前さんの中でイきたいです!」
「い、いや、で、でも...!」
「今子供の姿をしていますが僕ちゃんと貴方とお付き合いしている黒子テツヤですよ!」
彼は必死な顔でそう言って私の下着を剥ぎ取った。
抵抗しようと思えば出来た、いつもより彼の力が弱かったから。
でも余裕のない表情で私を見つめる彼を見ればそんな気も無くなってしまった。
「名前さんもこんなになってるじゃないですか...子供の僕を触って興奮してたってことですよね?」
「あっっ...!そっ、んんんっっ...!」
彼が私のソコを触ればいやらしい音が立てた。
ぬるぬるとなったソコに簡単に彼の指を飲み込んでしまう。
「名前さんもシたいですよね?...僕と一つになりたいでしょう?」
中を指で刺激しながら余裕がない激しいキスをされてしまっては最後。
もう私のなけなしの理性なんて消し飛んでしまった。
彼の背に抱き付いて私の方から舌を絡めた。
「...いいよ...きて...?」
依然落ち着く様子がない反り立った彼のモノを撫でてそう言った。
彼は荒い呼吸をしながら身体を起こして私のソコに自身をあてがった。
「っ、すみません、もう、本当に今日は我慢出来ないです...!」
彼はそう言って自身を私の中に捩じ込んだ。
彼が普段こんなに私の準備も疎かに挿入したことはない。
少し痛みを感じはしたものの自分でも恥ずかしくなる程濡れていたのでそれほど苦痛ではなかった。
きっとすぐに動きたい筈なのに彼は私を気遣っていたわるようにキスをしてくれた。
幼い彼を可愛い可愛いと内心はしゃいではいたけれどもう今彼はしっかりと男の顔をしていて。
「テツヤ君...」
愛しくてたまらなくて彼に抱き付いて目を閉じた。
この人が好きで堪らない。
改めてそう感じていたその時、私の身体を違和感が覚えた。
「...テツヤ...君?」
「...あれ...?」
わたしの中のモノが質量を増した。
私はおそるおそる目を開けて彼を見た。
「...戻って、る...?」
視界に入った彼は先程までの幼い彼ではなくなっていた。
彼自身も違和感に気付いたようで自身の手を見て目を見開いていた。
「...よ、良かったね...あぁっんっっ...!」
彼は驚いていたのも束の間、私の腰を掴んでそのまま私に腰を打ち付けた。
「っ、もう、これで懸念なんてなくなりましたからっ...もう大丈夫ですよね?」
彼が動く度にぐちゅぐちゅと音を立てるのを聞いてますます私を興奮させる。
それは彼も同じ。
「あんな、あんなに美味しそうに僕のモノを咥えてる名前さんを見てっ、我慢出来るわけないですよ、ねっ...!」
「っあっっ...テツ、ヤ君...!き、もち、いいっ...!」
生理的な涙が溢れる。
彼はそこに唇を寄せる。
その行為があまりに優しくて愛しくて、彼の背に回した手に力が入る。
私より大きな逞しくその背中に。
「っ、すみません、がっ、もうっ...!」
「っ、い、いよっ...!い、っぱいっ...ちょうだいっ...!」
激しく打ち付けられたあと中にたっぷりと注ぎ込まれたそれに腰がびくびくと痙攣した。
私も同時に達してしまったのだ。
彼は肩で息をしながら私を強く抱きしめた。
幼い彼は本当に可愛らしかったけれどやっぱりいつもの彼が好きだと改めて気付かされた。
先程より身体にかかる彼の重みがとても心地いい。
「結局なんだったんだろうね」
「さぁ、僕にもほんと心当たりってそれくらいしか浮かばないんですけどそもそもなぜそれがあんな形で実現したのかは分からないです」
結局一度では終わらずあの後もう2回。
満足するまで彼に身を任せた。
こんなに連続してした事は無かったのでさすがに疲れ切ってしまって2人でベッドの上で微睡んでいた。
「...写真撮っておけばよかったな...」
「そんなに子供の僕、気に入ったんですか?」
少しむくれた表情で私の頬をつついてそう言った。
「...ごめん、でもやっぱり好きな人の子供時代なんて過去に出会っていなければ写真とかでしか見れないから...嬉しくて...」
「...たしかに、そういうことなら僕も子供時代の
名前さんが見てみたいです」
テツヤ君は私の頭を優しく撫でながら目を細めた。
「多分子供の頃にテツヤ君みたいなお兄さんに出会ってたら好きになっちゃってたんだろうなぁ」
「好きになっちゃってたって、今貴方僕のこと大好きじゃないですか...」
彼の言う事はもっともだ。
たとえ滅多にデートが出来なくても、電話やメールなんて殆どしなくても私が彼を嫌いになることなんて少しもなかった。
「また僕が名前さん不足になった時は会えるかもしれませんね、子供の僕に」
彼はそう言って私の額にキスを一つ。
「そうなったらまた僕のこと沢山可愛がってくれますか?」
鼻と鼻がくっついた。
私を見つめる彼は少し意地の悪い顔をしていた。
「...もう、あれは色々罪悪感がすごいので忘れて...」
彼は笑って私を抱きしめた。
「絶対に忘れてなんてあげませんよ。
僕が貴方との思い出を忘れるなんて出来るはずないじゃないですか。
ましてやあんな刺激的なことを」
そんなのは私だって同じだろう。
今日の彼は本当に可愛かったけれどもうこんな事が起こりませんように、と願った。
end