「名前さん...」
「...テツヤ君」
さっきからずっとこうだ。
原因かは分かってる、私が嫉妬してヤキモチを妬いた日、あの時少し意地悪みたいなことをしたから。
「寂しかったです」
「そ、そんな大袈裟な...」
私の胸に顔を埋めて力いっぱい腰を抱きしめて。
もうこういうことには慣れている筈なのに、それでもやっぱり恥ずかしいと思うのは困りものだ。
「名前さん不足でおかしくなりそうなので充電させてください」
もう結構前からおかしくなっている気がするのだけれど、という言葉は飲み込んだ。
あとこういう時普通に抱きしめるのではなく思いっきり胸に顔を埋める下心を全く隠す気のない彼の行動には呆れてしまう。
まぁそれこそ慣れたものだけれど。
「...シャワー、浴びてきてもいい?」
「...え、いいんですか?」
ガバッと顔を上げた彼は先程までとは違う明るい表情をしていた。
正直少し腹立たしい。
でも今は早く仲直りしたいという気持ちの方が勝っている。
「...いいから、だからちょっとだけ離れて?」
お願いと言って額にキスをすると彼は期待に満ちた瞳でこちらを見つけた。
「一緒に浴びたいです」
「えー......まぁ、うん、...いいよ...」
ここで拒んでも長引いてしまってもややこしいことになるかもしれないと踏んだ私はしぶしぶ彼の望みを聞くことになった。
私としては彼と身体を重ねること以上に一緒にお風呂に入ることは照れてしまうから1人で入りたかったのだけれど。
「僕が洗ってあげますね」
「...お風呂で変なことしないでね」
やけに元気に返事をした彼に不安を抱きつつも一緒にお風呂に向かった。
「名前さん、可愛い...」
「っ、変なこと、しないでって...あっっ...!」
温かいシャワーを浴びながら後ろから彼にいやらしく身体を弄られて。
漏れてしまった声はお風呂の中では反響していつもより大きく響いて、それが私の羞恥心を煽った。
「すみません、やっぱり我慢出来ませんでした」
「あっ、や、だぁっ!」
ふらつきそうになる身体を支える為に壁に腕をついて胸を揉みしだかれながら敏感な場所を擦られて。
自然に彼にお尻を突き出すような形になってそこには彼の硬くなったものが押し付けられていて。
「名前さんもいつもより興奮しているんじゃないですか?これ、お湯じゃないですよね?」
「ひゃあんっ...!い、あっ...っそんな、こと...言わ、〜んんっ!!」
中をくちゅくちゅとかき混ぜられて、わざと私に音が聞こえるよう刺激されて。
直接的に与えられる刺激と耳を通して与えられる刺激に頭がおかしくなりそうになった。
「お風呂だと名前さんの可愛い声がいつもより大きく響いて興奮しますね」
「っ、てつ、やくっ」
腰を掴まれて身体を反転させられて、今度は正面から抱きしめられて唇を塞がれた。
捩じ込まれた舌が歯茎をなぞって舌を優しく舐め上げて。
腰がガクガクと震えて崩れ落ちそうになるのを彼に支えられて。
熱くて蕩けきっているソコに彼のモノが押し付けられる。
彼のキスが気持ち良すぎて身体が身悶えてしまいそうになるけれど動いてしまえばそのまま彼のモノが入ってしまいそうで、必死で我慢した。
「こちらも可愛いですね」
耳の中に舌を這わされながら硬くなった胸の頂をこりこりと指で転がされて。
お腹の奥の方がきゅっと収縮した。
「っ、てつや、くん...っ、も、ぉ...いじ、わる...しない、で...っ」
私のソコにあてられている熱くて硬い彼のモノに触れる。
油断していたようで彼は艶っぽい声をあげた。
「てつやくん...」
その声に私も彼と同じようにあてられてしまったらしい。
おかしくなってしまった私は自らその場に膝を着いて彼のモノを口に含んだ。
「あっ、名前さんっっ!」
予測していなかった私の行動に驚いたのか彼は反射的に腰を引こうとしたけれど私はそんな彼の足に抱きついて逃げられないようにし彼のモノを強く吸って必死で舌で刺激すると彼は息を荒くしてそれに耐えている。
下から彼を見上げると蕩けきった顔で私を見る彼と目が合った。
その瞬間動揺したのか興奮したのか、彼の腰がまた揺れたので私は必死で彼のモノを刺激した。
「あっ...!だめです、名前さんっ!」
彼が私の肩を掴んで強引に引き剥がしたその直後、彼がぶるりと震えて私の胸にびちょりと彼の吐き出した欲がかかった。
その場にぺたりと座り込んだ私にシャワーのお湯が降り注ぎその白い液体がお湯と混ざり合って溶けるように身体から伝って落ちていく。
顔に張り付いた前髪が鬱陶しくて手ではらって目の前でまだ収まる様子のない彼のモノにキスをした。
「っ、名前さんっ!」
腕を掴んで立ち上がらされて、先程と同じように壁に腕をつかされた。
シャワーを捻ってお湯を止め、彼はゴムを自身に装着した。
「...最初からここでするつもりだったの?」
「いえ、念の為に持ってきていただけですよ」
彼は私の腰を掴んでそのまま、ゆっくりと私の中へ自身を押し込んだ。
「っ、はっ、て、つや君...くるし、い...」
「、ですね...もう少し、力抜けますか?
そうしていただかないと、またすぐいってしまいそうです...」
彼はそう言いながら指で敏感は場所を刺激しながらゆるゆると腰を動かした。
「あっ...そんなことっ、されたらっ...む、り、だよぉ...っ!」
「すみません、でもこうされるの、好きですよね?」
素早く指でこすられつい先程までぬるぬるになる程感じていたソコはすぐに限界を迎えて彼のモノを中に咥えたままあっさりと達してしまう。
中がびくんびくんと痙攣して、それがダイレクトに伝わった彼は堪らず腰を打ち付けた。
「〜ってっ、やくっ、ああっ....むりっ、あぁんっ...!」
「っ名前さんっ!!ああっ...!僕もまた...っ!」
彼はがっちりと私の腰を掴んで激しく腰を打ち付け、今度は私の中に欲を吐き出した。
ゴム越しに彼のモノがドクンドクンと脈打っていいるのを肌で感じた。
少ししてゆっくりと彼は私の中から自身を引き抜いて、私は力の入らない身体をなんとか起こしたけれど壁から手を離すとふらついてしまった。
そんな私を彼は抱きしめて支えた。
「すみません、大丈夫ですか?」
「...うん、ありがとう...」
お礼を言って彼の腕に抱き付くと彼は私の顎を持ち上げキスをした。
「...今度はきちんと洗ってあげますね」
「...うん」
体力を使い切ってしまった私はそのままただ彼に身を預けることしか出来なかった。
「名前さん、もう大丈夫ですか?」
「うん...大丈夫だから、もう離してくれていいよ」
あの後髪も身体も彼に綺麗に洗ってもらってタオルで拭いてしっかりとドライヤーで髪まで乾かしてもらって子供のように服を着せられて。
そしてベッドに座った彼の足の間に座らされて抱きしめられていた。
「駄目です、僕がこうしていたいんです」
私のお願いはあっさりと却下されてしまった。
別に構わない、というかこうしていられることは好きなのだけれど先程自らしてしまった大胆すぎる行動を思い出すとこうして彼に触れられているだけでも恥ずかしくて逃げ出したくなる。
「今日は凄く嬉しかったです。次する時は沢山お返しさせてくださいね」
「...もう、言わないで...」
両手で顔を覆った私の手を優しく剥がし彼は笑って私にキスをした。
もう喧嘩なんてしないようにしようと、そう心に誓った。
end