「テツヤ〜、寝たみたい。久しぶりにちょっとだけふたりの時間とれるかも」
「...はい!」
毎日のようにずっと泣いていた子も最近少し落ち着いてきて眠る時間も長くなってきた。
参ってしまっていた彼女もお互いの両親の手助けを受けてだいぶ元気になった。
そんな中彼女からのお誘い。
それに応じない理由などない。
彼女を抱き寄せて唇を寄せようとしたその瞬間
「ふぎゃあああああああああ!!」
「えっ!?ど、どうしたの?」
先程眠ったばかりの智也が大きな声で泣き出した。
彼女は慌てて様子を見に行き抱き上げた。
よしよしとあやしている少し落ち着きを取り戻した。
でもまだぐずっていたので試しに彼女がミルクを与えてみるとぐずるのをやめ夢中で飲み始めた。
最近こういうことが増えた。
僕が彼女といちゃいちゃしようとするタイミングに限って泣くという、あまりのタイミングの良さ。
色々と勘繰ってしまう。
だってこういう時はミルクでなくとも僕ではなく彼女が抱かないと絶対に泣き止まないのだから。
「あの...もしかしてこの子...僕達がいちゃいちゃしようとするとわざと...」
「狙ってやってる?って顔してるよテツヤ...そんなことあるわけないよ。お腹空いてたんだよね?」
彼女の、安心したように目を細めるのを見ながらー
僕の目に熱が帯びていくのを自覚した。
「...名前さんの肌にこんなに密着して...
泣けば優しく抱いてもらえて...口を開けたら当然のように与えられるなんて...」
「テツヤ...?」
僕ですら彼女から与えられるそれを飲んだ事がないというのにこの子だけが飲むというのはおかしいのではないかと考え始めた。
「...僕も泣けば飲ませてもらえますか?」
彼女の胸をじっと見てそう訊ねれば彼女は顔を赤くした。
今そんな顔を見せられたら理性が飛びそうです。
「だめだよ!これは智也のご飯!」
「...智也が羨ましいです...多分世界一幸せな子供ですよ、智也は...」
彼女がつれない。
智也は思う存分ミルクを飲んで満足したのかそれから暫くして朝までぐっすり眠った。
この日を境に夜から朝まで起きずに眠ることが増えた。
でもあまりにも起きないことが気になって彼女は度々眠る智也の様子を見に行っていた。
それは今日も同じで、そして安心しきった顔でぐっすり眠る智也の様子を見てほっとして帰ってくる。
そんか彼女においでと声をかけた。
明日は休みだから、少しくらいの夜更かしも大丈夫な夜だから。
彼女はソファーに座る僕の膝の上に横向きで腰をかけた。
何も言わずとも隣ではなく膝に座るあたり彼女は僕のことをよく理解してくれていると思う。
「...今夜は僕も少しだけ...名前さんを独り占めしていたいです」
「あははっ、そうだよね。最近はいつも智也に譲ってくれてたもんね。いいよ、沢山甘やかしてあげる」
彼女はそう言って僕の頭を撫でてくれた。
こんな風にされるのも彼女が相手だと嬉しくてたまらないんですよね。
今夜は思う存分甘やかしてもらうことに決めた。
彼女の胸元のボタンを外して。
「...では少しだけ...」
「えっ...?ちょっ、ちょっと待って、テツヤ!それは智也のご飯だってば!」
「僕の名前さんのものです。少しくらい僕がいただいてもバチはたりませんよね?」
授乳用の下着は凄く便利だと思った。
だってこんなに簡単に彼女の胸を晒せるのだから。
焦がれていた彼女からしか飲めないそれをようやく僕も口に出来るのだと思うと高揚感から呼吸が乱れていく。
彼女は少し抵抗していたけれどもう今更止まれる筈もなく、僕は彼女の胸の項を口に含んで、力いっぱい吸った。
多分今日の日のことは一生忘れないと思う。
その日は本当に心が満たされた、そんな風に感じられる日となったのだから。
「テツヤ、おっぱい張って痛いし微熱出てきたからお願い出来る?智也今はお腹いっぱいみたいで」
「勿論です!」
「ありがとう、テツヤおっぱい吸うの上手だね。大人がやろうとすると結構難しいらしいよ」
「いつでも僕を頼ってくれていいんですよ!」
「(助かるんだけどおっぱい吸いながら言ってるせいでなんか凄く間抜けに見える)」
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