夜も完全に更けていた。
もう寮の門限時間はとっくに過ぎていて、皆夕食も入浴も済ませた後。
廊下や共用の施設は静まり返っていて皆眠りについている頃、私はベッドで声を押し殺していた。
下着すら身に纏わずに。
「あっ、待って、」
恥ずかしくて手で顔を覆っている間に明日香ちゃんは私足の間に顔を埋めてしまった。
何をしようとしているかすぐに気が付いたが時既に遅し。
明日香ちゃんの綺麗な顔は私のソコに埋められていた。
「大丈夫、何も怖くないから。貴方に酷いことなんてしないわ」
明日香ちゃんはそう言って私のソコを舌でなぞった。
初めての感覚にぞくりと背中が反った。
明日香ちゃんはそんな私の反応を見て同じように何度も繰り返し舌を這わせている。
自身のソコに全く触れたことがないわけではない。
だからこそそこがどうなっているか分かってしまう。
ソコは潤っていた。
それは私が傷付かないようにと明日香ちゃんが唾液を多く含んでくれたものによるのかそんなものが必要ない程私の中が潤っていたのか。
それは答えを知りたくない二択だった。
「っ、あっっ、」
「貴方って本当に可愛いから」
そう言ってちゅうっと音立ててソコを吸った後明日香ちゃんは身体を起こした。
私は素っ裸にされてしまったのに明日香ちゃんはしっかりと服を着込んでいる。
改めてこの状況に羞恥心が増していく。
「大丈夫よ、貴方だけじゃないから」
明日香ちゃんには私の心が透けて見えているのだろうか。
明日香ちゃんは自ら服に手を掛ける。
パジャマのシャツに手をかけてがばりとそれを脱ぎ捨てた。
私より豊かな胸を包むのはやはり私よりずっと大人びたデザインの下着。
下から見るそれはただでさえ大きいのき普段よりずっと迫力があった。
「あまり見られてると恥ずかしいわよ」
「…明日香ちゃんだってさっき私の身体じっくり見てたじゃない」
恥ずかしい、なんて言ってはいるが明日香ちゃんは私なんかよりずっと余裕があるように見えた。
同じ女の子な筈なのに、それが悔しくて。
「そうね、大好きな人のこんな姿、しっかり目に焼き付けておきたいものね」
ほら、やっぱり。
明日香ちゃんは身につけていたものを全て脱ぎ捨てて私に覆い被さった。
密着した肌が暖かくて気持ちよくて堪らない。
「可愛い...可愛いわ、名前...」
「んっ...」
明日香ちゃんの方がずっと綺麗で可愛い、そう伝えたいのに明日香ちゃんは私に言わせてくれない。
塞がれた口、割って入る舌。
執拗に絡む舌、これが先程まで私を苛めていたのだと思うと少し憎くなった。
私だって明日香ちゃんを気持ちよくしたいのに。
「貴方の身体はどこを触っても柔らかくて気持ちいいわね」
「...明日香ちゃんと違って子供体型だもん」
明日香ちゃんだけじゃない、この学園の女の子は皆発育が良すぎると思う。
この学園の制服が着こなせていないのなんて私くらいだと思う。
「馬鹿ね、そんな意味で言ってないわよ」
愛しいと言わんばかりにあたられた額、閉じた瞼から伸びる睫毛の長さ、彼女はやはり完璧だった。
「一緒に気持ちよくなりましょう?」
明日香ちゃんは身体を起こし片足を挟み込むような体勢で自身のソコを私のソコに押し付けた。
ほんの少し触れただけで気が付いた。
明日香ちゃんのソコも私と同じように潤っていた事に。
「ああっ...ずっと、ずっとこうしたいって、思ってたのっ...!」
擦りつけられる度にビリビリと走る感覚、きっとこれは気持ちいいという感覚なんだろう。
曖昧にしか分からなくてもそう思うのはやめてほしくない、と思っているから。
明日香ちゃんの大きな胸が動く度に揺れている。
擦れる度に溢れる吐息は甘い。
明日香ちゃんは私より明確にこの快楽を実感しているのだ。
こんな淫らな顔をする彼女を誰が想像出来るだろうか。
皆が憧れる完璧な女の子、こんなに綺麗な人が一体いつこんな事を知ったのだろうか。
明日香ちゃんのこの顔を知っている人は他にいるのだろうか。
そんなのは嫌だ、そう強く思った。
そして私は嫉妬心が強いのだと言う事を今理解した。
「あ、明日香ちゃんっ、おね、がいっ...」
「んっ...なぁに?」
明日香ちゃんの手をぎゅっと握った。
けして離れないように指と指を絡めてがっちりと。
「好きっていって、もっと、もっと私の名前呼んで...もっと私の事好きになって!」
明日香ちゃんの動きが止まる。
そしてじわりと私のお尻辺りまで何かが伝う。
これはどちらから溢れたものなのだろうか。
もう頭が正しく機能していないのだと思う。
何か考えようとすれば頭にもやのようなものがかかってしまう。
「何度でも言ってあげるわ、名前、貴方が大好きよ。
好きで好きで堪らなくて誰にも見せたくない、ずっと私だけを見ていてくれたらいい。
貴方が他の誰がの名前を呼ぶのも嫌、貴方が笑顔を見せるのも私だけだったらいいのに、言い出したらキリが無い程嫉妬したわ。
名前を一番愛してあげられるのは私、私に一番愛されるのは名前、貴方だけよ」
明日香ちゃんはつらつらと愛の言葉を口にした。
熱烈な、重くて苦しくて、そんな言葉が嬉しくて恐ろしくて。
自らが望んだ言葉に怖いだなんて、おかしな話かもしれないけれど。
「明日香ちゃんだけ、明日香ちゃんだけいれば何もいらないの」
見た目は全然似ていない。
人から見れば月とすっぽんだと笑われているかもしれない。
でも根っこは同じ、明日香ちゃんと私はそっくりな部分が一つあった。
だからきっと私達はずっと一緒にいられると確信している。
きっと人はただ恋に溺れているだけだと呆れるだろう。
それでも私達は確かな想いで繋がっていると信じている。