熱烈に求められる

「じゅ、十代は何もしなくて、いいから」

明日は学校が休みの前日、名前に部屋に呼ばれた。
そして衝撃的なお願いをされる。
一度だけ俺とセックスしたい。
名前はそう言ってきたのだ。
その突然の告白に俺は言葉が出なかった。

「お願いだから」

そう言って懇願する女にヤりたい盛りの男子高校生が抗えるのだろうか。
少なくとも俺には無理だ。

「別にいいぜ」

というよりもなぜ名前は突然こんなことを言い出したのだろうか。
昨日も普通にデュエルした。
その時はなにも変わった様子はなかった筈だ。

(というか何よりも俺名前の事普通に好きなのになんでこんな事になってるんだ?)

数々の疑問に頭を悩ませているうちに名前にベッドに押し倒された。

「き、す、しても、いい?」

これからもっと凄い事をすると言うのに名前はいっぱいいっぱいな様子で俺にキスの確認をとる。

「いいぜ」

自分がしたいと言ってきた癖に名前の顔は茹で蛸のように真っ赤に染まった。
そしてそのままおそるおそる俺の唇に自分の唇を押し付けた。

(あ、俺これがファーストキスだ)

この様子ではおそらく名前も自分と同じであることが容易に想像出来る。
それから名前は何度も角度を変えて唇を舐めたり吸ったりしてきた。
それが案外気持ち良くて俺も名前の唇を舌で舐めてやれば名前は身体をびくりと揺らした。
しかしその動揺を隠すように触れた俺に舌を甘噛みしたり自身の舌を絡ませたりして俺に刺激を与えた。

(案外気持ちがいいもんなんだな)

そう考えていると名前の唇が離れた。
俺の顔の横に手をついて少し息遣いの荒い名前の様子を見る限り名前もまた同じことを考えているのだろう。
そんな名前に急かすような言葉をかけてみる。

「服脱いでくんねぇ?」

「え、あ、」

その言葉に動揺を見せる名前を急かすようにジャケットの襟のボタンをパチンと外してファスナーをおろした。

「名前は俺とヤりたいんだろ?じゃあ脱いでよ」

じゃなきゃ勃たない、そう伝えると名前は首を縦に振って震える手で先程俺にファスナーを開けられたジャケットを脱いだ。
そして中に来ていた黒いインナーに両手をかけそれをぎこちない動きで脱いだ。

その動きで揺れる胸を見て思わず舌なめずりをした。
その姿で未だ躊躇する名前の下着の真ん中に指を引っ掛け更に追い詰める。

「これも外してくんねぇの?」

おそらく俺の顔は実に厭らしい表情をしていたのだと思う。
それでも俺の言葉に答えようと名前は自ら下着のホックを外して胸を露にした。

下から見る思っていたよりも迫力のある胸をまじまじと見ればそこにある一部が変化を見せた事に気がつき俺の機嫌はますます良くなった。
名前はどうやら俺に見られているだけで感じているようだ。

「なぁ、俺は何もしなくていいっていったけど俺が触るのは良いのか?」

自分でも意地の悪い質問をしているという自覚はある。
だがどうにも今日の名前はいつも以上に苛めたくなるのだ。

なかなかうんともすんとも言わない名前を急かすように横胸をふにふにと人差し指の第二関節でつつけば先程の言葉に了承したという意味を示すように首を何度も縦に振った。

「なら遠慮なく」

両手で名前の胸を鷲掴みにしてやる。
はじめて触る胸の柔らかさと弾力に軽く感動を覚える。

「なぁ、もうちょい身体落として」

俺の言葉に素直に体勢を変えた名前の胸にしゃぶりついてやった。
その時の名前の反応があまりにも可愛らしかったのでわざと厭らしい音をたてそこを強く刺激してやれば名前の腰が揺れ俺の股関部分を擦った。

そしてそこに触れた事で硬く主張している俺のそれに気がついた名前は更に顔を赤くする。

「俺のチンコ触ってくれよ」

ドストレートにそう伝えればごくりと喉を鳴らした後俺のズボンのベルトに手をかける。
緊張した名前はそれを、なかなか上手く外せずにいたので俺が自分でベルトを外してボタンを外した。
さぁ、これでお前は逃げられないよな。

名前は俺のズボンと下着を下にずらした。
そうすると硬くなったそれが飛び出した事でまた名前の肩がびくりと反応する。

直視しないようにそれをおそるおそる握ろうとする名前の手をとって俺のモノをしっかりと握らせた。

「名前が言ったんだろ?セックスしたいって」

そう言えば半分涙目になりながらも俺のモノを手で擦りはじめた。
そのけっして上手ではないがたどたどしい手つきにいつもとは違う快感を味わった。
反応をみせる俺の期待に応える為に名前は必死で俺のモノに刺激を与える。
そして一度手を止めたかと思うと名前は今度はそこに顔を近付け先っぽを舌で舐めた。
ペロペロとそこを舐めたあと、おそるおそるそれを口に含む。

「はっ、それやばい、」

自身をまとう暖かい名前の口内にそれは更に膨張した。
それを苦しそうに咥えて必死に俺を気持ちよくしようとしている名前にも酷く欲情した。
手も使って必死に俺をイかせようとしている名前に興奮した俺はすぐにでも達してしまいそうになる。

「なぁ、このまま出していい?」

そう訊ねる俺に名前は返事をしなかった。
その代わりより強く俺のモノを吸ったのを了承と捉えた俺はそのまま名前の口内に射精した。
その液体が喉の奥にあたったらしく名前はむせこんで俺の放った欲を口から溢した。
それは本当に厭らしい姿だった。

「大丈夫か?」

大きく息をする名前に声をかければ大丈夫と返ってくる。
それじゃあ次に進もうかと思いいたって名前に新たな指令を出した。

「俺のここに座って」

そう言って舌を出した。
俺の言っている事の意味がわかっていない名前に分からせる為に舌をちろちろと動かせば意味を理解した名前がこれでもかと言うほど顔を赤くして首をぶんぶんと横に振った。

「お前も処女だろ?解してやんねぇと痛いと思うけど?それとも自分でオナニーすんのか?」

ストレートなその問いに今にも泣いてしまいそうな程眼を潤ませる名前。
これでよく俺は何もしなくていいからセックスさせてほしいだなんて言えたもんだと呆れる。
それでも俺はもう完全に名前とセックスするつもりでいるのだ。
だから強く命令した。

「名前、早くここに来い」

再度言った俺の強い言葉に名前は諦めたようで下着を脱ぎ俺の口の近くにおそるおそる腰を落とした。

「すげー濡れてんじゃん」

名前のそこをガン見すれば中を広げるまでもなく濡れているのがわかった。
舌をねじ込めばそこから名前の愛液がとぷとぷと溢れでてくる。
やはり名前はMの才能があるようだ。

指でそこを大きく広げ中をかき回し厭らしく音をたてて吸ってやればそこから再現なる液があふれる。

「名前は俺のチンコ舐めてびしょびしょにしちゃうんだな」

滑りの良いそこに指を入れかき乱してやれば甘く厭らしい声をあげる名前がたまらなくて先程達した俺のモノは再びカチカチになっていた。

「名前もこのまま一回イキたい?」

否定も肯定もしない名前。
まぁこの場合は肯定と捉えていいだろう。
指と舌をフルに使ってしつこくねっとりとそこを攻めたててやれば先程の俺と同じように名前はあっさりと達した。

肩で息をする名前に俺は最後の確認をする。

「なぁ、名前。お前は俺のを自分で入れたい?それとも俺に入れられたい」

本音を言わせてもらえば間違いなく名前は攻める事に向いていない。
羞恥心を必死で抑えて俺に奉仕する姿は確かに可愛らしく思いその結果射精出来たが2度目となると話は別だ。
多分それでは俺がイケない。
そもそも名前が自ら挿入して腰を振るなど無理だと思う。
だからはじめから答えなど決まっているのだ。
だがあえて名前の口から、入れてくださいの言葉が聞きたかったので俺はそれを訊ねた。
案の定名前は言葉に詰まる。
それでも俺の強い視線に負けた名前は小さな小さな声で呟いた。

「い、れてくだ、さい」

その言葉に今度は俺が勢いよく名前に覆い被さり名前の両足をがばりと広げそこに俺のモノを押し当てる。

「いくぞ」

ずぶりとそこに自分のものを挿入した。
名前の口とは比べものにならないほどそこは俺を締め付ける。

「いっ、」

十分すぎる程湿ったそこも指とは比べものにならない大きさのものに悲鳴をあげたようで苦悶の表情を見せる。

だが俺自身も初めて味わう快楽に余裕などなかった。
なんとか痛みを和らげようと名前の胸や敏感な突起を刺激してやると俺自身を包むそこがきゅうっと収縮を繰り返す。
これは感じている証拠だろうと思い腰をスライドさせれば良い所にあたったようで苦しみとは違う声が上がった。
それをチャンスとばかりに俺はそこに一心不乱に腰を振った。
そして避妊薬を飲んだ事を聞かされていた俺はそのまま今度は名前の中で2度めの射精に至った。










名前の部屋のシャワーを借りたあと気まずそうな名前に訊ねた。

「なんでこんなことしたんだ?」

名前の性格を考えるとあり得ない行動だ。
それに対して名前は困ったような表情でどう答えようか悩んでいる。

「俺には聞く権利があると思うけど」

名前は俺の眼に弱い。
それがわかっているからこそ真っ直ぐ名前の眼を見つめてやる。
そうすればもう逆らえない。
しかし返ってきた言葉はとんでもないものだった。

「じゅ、十代はヨハンの、ことが好きなのでしょう?」

「··············は?」

「友達がね、噂して、たの。でも、それ聞いてから十代のこと、みてたら、やっぱり本当にそうなのかな、って。
それで私、どうしようか相談したの、そしたら、その、お、襲っちゃえって」

名前の衝撃的な告白に開いた口が塞がらなかった。
俺がヨハンを、す、好き?
一体こいつは何の話をしているんだ?
なんでそんな噂が広がっているんだ?
とにかくこの名前の勘違いを否定しなければ。

「ちょ、ちょっと待て!!
そもそも俺はヨハンの事をそんな目で見ていないし俺はノーマルだよ!
なんでそんな噂があるんだよ!!」

確かにヨハンとは会ってすぐ親友のように打ち解けた。
だが当たり前の事ながらそれは友情だ。
断じて俺はそんな目でヨハンの奴を見たことはない! 

「ていうかそもそもそれでなんで名前は俺を襲おうって思ったんだ?」

その理由だっていくら俺でもなんとなく予想はついている。
それでも名前の口から聞きたかった。

「わ、私は、十代のこと、すきだから、せめて一度だけでもって」

徐々に小さくなるその告白に大きく項垂れた。
結局は両思いだったのだ。
こんなことになるならとっとと告白しておけば良かったと心の底から後悔した。
その後悔をなかったことにするためにも自分の気持ちをはっきりと伝える。

「俺だってお前が好きだよ。
ヨハンはただの友達だ。」

俺のその告白を受けた名前はそのまま意識を失い三日間高熱で寝込んだ。
意識が戻った後改めて互いの気持ちを伝え、なんやかんやあったがその数日後無事俺達は心身共に結ばれたのだった。




「なぁ、俺がお前好きだって噂があるんだけどなんで知ってるか?十代」

「そんなもん俺が知りてぇよ」

余談だがその不名誉な噂を否定する為に十代は全校生徒の前で名前を好きだと宣言してまたそれがきっかけで名前は倒れた。