痺れるような

ついにこの時が来た。
俺は柄にもなく緊張していた。
握りしめた手は汗で湿っていて気持ちが悪い。
先程水を1リットル近く一気飲みしたにも関わらず口内がカラカラで今にも酸欠を起こしそうだ。
500mlのペットボトルに手を伸ばしそれをあっという間に飲み干した。
しかし飲んでも飲んでも喉は渇きを訴える。

「ヨハン」

今まさに風呂からあがった名前が俺の名前を呼んだ。
暖かいお湯で暖まった名前の頬は血色がよくまだ乾いていない髪からしたたる水滴が首筋を伝う様子はなんとも厭らしく見えた。

失われた水分を補給する際に上下する喉元を見てたまらず口の中に溜まった唾液を飲み込んだ。

「お風呂どうぞ?」

俺が座るベッドの横に腰掛けた名前は俺も風呂に入ってこいと促した。
このさぁこれから始まりますよという生々しいやり取りに飛びそうになる理性を必死で堪えて俺も立ち上がった。

(身体が異常に熱い)

まるで高熱でも出ているんじゃないかというくらいの熱を感じた俺は躊躇いなく水シャワーを浴びた。
それは冷たいどころか今の俺にはぬるすぎるように感じた。

(こんなことで大丈夫なのだろうか)

これからおこる事を想像して熱を帯びるそこにシャワーを当て必死でカード効果を唱える。
なんとかそれが収まったのは手がふやける程時間が経った後だった。
その後身体を洗い歯を磨き浴室を後にした頃には髪を乾かし終わった名前がバスローブのままベッドで寛いでいて俺におかえりと言った。

おかえりだなんて普通の言葉になぜかその時俺はとてつもなく興奮してしまった。
先程冷ました熱が再びぶり返してしまっま。

なんとか冷静を装って隣に座ると名前の方から手を握ってきた。

「えっ、つめたい。湯冷めしちゃった?ちゃんと暖まったの?」

暖めてあげよう、そう言って俺を力いっぱい抱きしめてきた。
身体に触れる柔らかい感触下着一枚ないだけでいつもよりはっきりと伝わってきてどうしようもなく興奮した。

その興奮を抑えきれなくなった俺はそのまま名前の唇に食らい付いた。
名前は一瞬驚いたがそのまま眼を閉じ俺に身を委ねた。

そのままベッドに名前を押し倒し上から名前を見下ろせば目があった名前は照れたように笑った。

(どれだけ俺のツボを抑えているんだ)

可愛くて可愛くて仕方ない彼女のおでこ、瞼、頬っぺた、鼻先、耳、そして唇と余す事なくキスを贈れば擽ったそうに笑って名前の方からも俺の頬っぺたにキスをくれた。

「こっちにはくれないの?」

名前の唇を親指でなぞれば今度は俺の首に手を回して唇に可愛いバードキスをくれた。

その可愛らしいキスのお礼に深い深いキスを送る。
どうして粘膜が触れているだけの行為がこんなにも気持ちが良いのだろう。
そう思いながらもやっぱり俺のソコはいつも以上に興奮していて、やはり雰囲気や場所がより影響しているのだろうという結論に至った。
ここまでは経験住みの行為だ。
これから先は未知の領域だ。

バスローブは軽くはだけていて胸元がちらりと覗いている。
制服の時は見えていなかったソコに酷く興奮している自分に若干引いている。
名前を布一枚で包んでいるバスローブの紐に手をかけ名前の顔を見れば照れながらもにこりと笑顔をくれる。
それを了承のサインと認識した俺はその紐の結び目を完全に程いた。
今の名前を防御するものはとてつもなく簡易的なものになった。

「触ってもいいか?」

その問いに名前が頷くのを確認してから未だ名前の肌を隠しているバスローブの中にスッと手を入れるとそこはとても柔らかく気持ちのいい場所だった。
触れた瞬間一瞬びくりと身体が反応した名前が可愛すぎてどうにかなりそうだった。

(この時点でこんな状態で俺は最後まで持つのだろうか?)

先程あれ程クールダウンした身体が熱くて今触れている名前の身体がひんやりしているように感じて気持ちがよかった。

(うわぁ····)

胸元をはだけさせ現れたとふくよかな自分にはないそこに思わず釘付けになる。

「ばかっ」

あまりにも凝視する俺に恥ずかしくなった名前が俺のおでこをはたいた。
それでも頬を染め俺を睨む名前のその表情は今の俺の興奮を増長させるだけだった。

(やばい、どんなAVなんかよりもえろい)

「ごめんごめん」

軽く謝罪を入れそこをむにゅむにゅと触れてみた。
とても柔らかくて気持ちがいい。
ずっと触れていたくなる。
先端を口に含み舌でそこを刺激したり吸い付くとぷっくりと膨れ固くなった。
俺がそこを刺激すると名前が押し殺したような声を漏らした。
初めて聞く名前のその声が可愛くて厭らしくて愛しい。
名前は俺の手で感じているのだと実感出来るのもまた。

その声がもっと聞きたくて歯を食いしばれないように名前の口内に舌を入れそこをかき乱しながら強く先端を擦りあげると先程よりも少し大きな声を洩らした。
どちらのものかも分からぬ唾液が名前の口から溢れそれを舐めとって再び名前の口に戻せば少し苦しそうな表情でそれを名前が飲み込んだ。
名前の全てが俺を欲を掻き立てる。

唇を離し名前を改めて見ると少し乱れた呼吸に火照った身体、呼吸で上下する隠すものがない胸。
ああなんて美しいんだろう。

胸を伝い腹を撫でそのままかろうじてそこを隠していたバスローブを全て取り去った。
そしてそのまままだ他人が触れたことはないであろう場所に手を滑り込ませた。

そこが中を探るまでもなく潤っているという事実を俺に教えた。
それを自覚していたであろう名前は羞恥心からか目を潤ませて俺から視線を反らした。
どれだけ名前は俺を煽るんだろうか。

「良いよな?」

もっとも今更駄目だと言われた所で止められる筈もないのだから非常に困る。
それでも名前に確認をとったのは名前も俺との行為の続きがしたいと思っているという意思を聞きたかったからだ。

その問いに名前が頷いたのを確認した後名前の左太股を持ち上げた。
その俺の行動に慌てて脚を引っ込めようとするがそれを力で抑えつけた。
内腿を舌で舐めればまたしても可愛らしい反応を見せる名前を見てそこを何度も吸い上げたことでいくつものキスマークが印されていく。

(内腿にキスマークって如何にもヤりましたって感じでえろいよな)

太股の付け根のすぐ近くのかなり際どい所にも吸い付きながらテラテラと潤う場所に指を入れるとそこは厭らしい音を立てて俺の指を飲み込んだ。

「あっ」

緊張からか途端に身体を硬くする名前をリラックスさせる為に頭や頬を撫でると子猫のように俺の手に頬擦りをした。
そして少し弛んだゆっくりと中でかき混ぜれば苦しそうにしていた名前から少しずつ甘い声が漏れはじめた。

「名前」

俺が名前を呼ぶと潤ったそこが俺の指を締め付けた。
嬉しくなって何度も名前を呼ぶと俺を求めるように何度も収縮するそこに嬉しくて執拗に刺激を与える。

「一度イカせてやるから」

指で中を刺激しながら突起を舌で刺激すればその強い快感に恐れを感じた名前が上へ上へと身体を逃がそうとする。
そんな名前の身体をがっちりと抱え込み刺激を与え続ける。
ここに自分のモノが入った時の俺の快感も名前の反応も想像出来ない。
だがそれを考えただけで破裂しそうになる自分のソコをなんとか理性で抑える。

(この我慢が最後までもつのだろうか)

まずは名前だ。
少しでも痛みを与えずに済むように、少しでも快楽を与えられるように、そう願って名前が喜ぶ所を探る。
ある一点の場所を掠めた瞬間先程よりも大きく身体が跳ねた。

「ここが良いのか?」

先程大きく反応したソコを重点的に攻めあげる。
名前はその刺激から逃げようと身体を揺らしたが俺はそれを許さない。
がっちりと左手で名前を抑えこみ刺激を与える。
そして何度も何度も甲高い声をあげた後やがて名前は達した。
初めての快感で肩で息をする名前。
脱力感から名前の身体の力が抜けた。
本来であればもっと労ってやらなければいけない事は分かっている。
しかし今の俺にそんな余裕はなかった。

力の入らなくなった名前の足の間に身体を捩じ込み先程散々刺激を与えたソコに自身のモノを擦りつける。
先端から伝うそこの熱さにおかしくなりそうだった。

「名前、いいか」

未だ脱力感でぼんやりとする名前に最後の確認を入れれば力なく頷いた。
許しを得た俺は一つ深呼吸をしてゆっくりとそこに挿入させた。

「はっ、」

先程とは比べられない程の質量に名前痛がるというよりも苦しそうな表情を見せた。
それは俺も同じ、いや、そうではない。
自身に絡み付いてくるねっとりとした熱いそこに全て吸い上げられそうになっていた。

(やばい、入れただけでイキそうになった)

それをなんとか理性で抑え込み可能な限り名前を苦しめないように動いた。

「あぁっ、ヨ、ハンっ」

先程名前が大きく跳ねた場所を俺のモノで擦りつけると名前は厭らしくもっともっとと訴えるような表情で俺の背中に腕を回してしがみついた。

そこで先程まで辛うじてあったなけなしの理性はどこかに消え去った。

何度も何度も強くそこに自分のモノを打ち付ける。
名前はそのあまりの刺激の強さに涙をこぼす。

(ごめん、後でいっぱい謝るしなんでもするから)


欲望のままに名前を犯したことで先程まで我慢に我慢を重ねたソコは今まで経験したことのない程の熱量の欲をぶちまけた。

(まさかこれほどとは思わなかった)

そのまま名前の上に倒れ込みそうになる身体をなんとか動かし名前のソコから自身を引き抜く。
その行為に声を洩らした名前に再び熱を持ちそうになったがそれを必死で我慢した。
そして名前を力いっぱい抱きしめればなんとも幸せそうな表情で名前も俺に抱きついた。







「どうだった?」

今度は二人でバスタブにつかり後ろから名前を抱きしめる。
俺の質問に振り返って恥ずかしそうに俺を睨んだ名前は知らないと言って再び背を向けた。
それだけで十分だ。

「これから沢山しような」

そう言葉にすれば、ばか、と言って俺の顔にお湯をかけた。
こうして俺はまた一つ名前を好きな所が増えた。
いや、一つどころではないかな。