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「なあ、琉羽。見すぎじゃない?俺の体、そんな見るほどのモノじゃないと思うんだけど・・・」


「何を言ってるの!とっても・・・イイ体だよ?」



屈託のない笑顔に、さっきは感じなかった色気が混ざっているような気がするけど・・・気のせいか。


自分のズボンのチャックに手をかけた所で、またしても後ろからの視線と・・・唾を飲み込む音が聞こえて、また後ろを振り返ると・・・。



「る、琉羽!?」


「よく見たら、お尻もイイ形してるよね・・・。僕、ネコだけど貴斗なら、タチになって襲いたい・・・」


今度は尻をまじまじと見られていて、恥ずかしくて後ろへ数歩下がる。いやいや、琉羽。さっきから俺の体を穴が開くほど見てるけど、そんなに男の体に興味が・・・。


ここでふと、とある単語が思い浮かんで顔がひきつる。まさか・・・いや、そうかもしれない・・・。ここは、エロ漫画の世界だ。しかも、女の子は一人もいない、野郎が二人いる部屋なのに、何だかエロい雰囲気が漂い出してるんだ。俺の勘は・・・・・・当たっているかもしれない。


意を決して、琉羽に思い浮かんだ言葉をぶつけてみる。



「な、なあ、琉羽ってさ・・・・・・ひょっとして・・・・・・げ、ゲイ?」


「・・・?そうだけど・・・」



うわわああぁぁっ、当たってしまったああぁぁっ!!さあ、どうする、俺っ!?エロ漫画の世界に飛ばされた挙げ句、ゲイに喰われるのか!?



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万里一空@ALICE+.co.jp