02
「なあ、琉羽。見すぎじゃない?俺の体、そんな見るほどのモノじゃないと思うんだけど・・・」
「何を言ってるの!とっても・・・イイ体だよ?」
屈託のない笑顔に、さっきは感じなかった色気が混ざっているような気がするけど・・・気のせいか。
自分のズボンのチャックに手をかけた所で、またしても後ろからの視線と・・・唾を飲み込む音が聞こえて、また後ろを振り返ると・・・。
「る、琉羽!?」
「よく見たら、お尻もイイ形してるよね・・・。僕、ネコだけど貴斗なら、タチになって襲いたい・・・」
今度は尻をまじまじと見られていて、恥ずかしくて後ろへ数歩下がる。いやいや、琉羽。さっきから俺の体を穴が開くほど見てるけど、そんなに男の体に興味が・・・。
ここでふと、とある単語が思い浮かんで顔がひきつる。まさか・・・いや、そうかもしれない・・・。ここは、エロ漫画の世界だ。しかも、女の子は一人もいない、野郎が二人いる部屋なのに、何だかエロい雰囲気が漂い出してるんだ。俺の勘は・・・・・・当たっているかもしれない。
意を決して、琉羽に思い浮かんだ言葉をぶつけてみる。
「な、なあ、琉羽ってさ・・・・・・ひょっとして・・・・・・げ、ゲイ?」
「・・・?そうだけど・・・」
うわわああぁぁっ、当たってしまったああぁぁっ!!さあ、どうする、俺っ!?エロ漫画の世界に飛ばされた挙げ句、ゲイに喰われるのか!?
- 6 -
←/
→
万里一空@ALICE+.co.jp