雪の日の朝 2人で
「雪だるま つくろう」
雪だるまを作っていると、ついついこの歌を口ずさんでしまう。
昨日の天気予報は大当たりで、NRCの敷地内にも雪が積もった。元の世界でもあまり雪の降らない地域にいたから、雪が積もるのがとても楽しみで昨日からはしゃいでなかなか眠れなくて、レオナさんに早く寝ろって言われるくらい。
目が覚めたから急いでレオナさんのお部屋を飛び出して、鏡の間を抜けて敷地に出ると、あたり一面真っ白!天気予報大勝利!
「できた!」
我ながらなかなか良くできた雪だるま。記念に写真を撮ってマジカメにアップしちゃおうかなって思ったらいきなり背後からブランケットが降ってきた。
「終わったなら帰るぞ。」
心地良い声にビックリして振り返るとレオナさんが後ろに立っていた。
「レオナさんっ?!どうしてここに?!」
寝てたはずじゃ…
「お前のせいで寒くて起きちまったじゃねーか。」
私、めちゃくちゃ静かに布団から脱出したと思ったんだけどな。そう思っていると、レオナさんが私を抱き抱えた。いつものようにそのまま腕をレオナさんの首に回す。
「冷てぇ。お前、部屋戻ったらまず風呂入れ。ラギーに用意させてある。」
「ラギー先輩かわいそう。」
きっと朝から叩き起こされたんだろうな。今日休日なのに。
「誰のせいだと思ってるんだ。」
「えへへ。」
雪遊びが楽しいのが悪い。
「レオナさん、あの、降ろしてもらえませんか?」
少しでも雪の感触を楽しみたくて提案してみる。
「あ?ダメだ。お前、降ろしたらそのまま遊びに行く気だろ?」
「バレました?だって、雪遊び楽しいんですよ!あ、レオナさんも一緒にやりましょうよ!」
「…ったく、朝飯食ったらな。」
「わーい!ありがとうございます!」
レオナさんのそういうところ大好きです。口に出すのは恥ずかしいから、こてんと頭を彼の体にくっつけた。
END