頑張る貴方へ/tn


「なぁ、ちょっと頑張りすぎちゃうんか?」

まるで飛び跳ねるウサギのように愛らしい彼女に声をかける。

『頑張んなきゃいけないの!』

くるり、こっちを向いたかと思えば勢いよく聞こえてきた可愛らしい声。
だが頑張りすぎるのはいただけんな…

『なぁ、名前』
『ほら、おいで?飲み物入れたるから、ちょっとだけ休憩し。』

彼女の動きがピタリと止まる。いいぞ、もう一押し。

『ぎゅってして、よしよしも付けたるから。』

…ゆっくりとこちらに歩み寄る彼女。ミッションコンプリート、やな。

がんばる君も大好きやけど、たまには甘えても良いんやで。


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