[情報] 篰琉璃 : 「The Hog Game」
『賽を投げろ。勝者を決めろ』

【概要】
蓄音機から流れるジャズの音色が、意識を揺り戻す。
あなたは皮張りの黒い椅子に座っていた。
テーブルを挟んだ向かいには、同じく黒い皮張りの椅子に座った一人の男がいる。
彼はあなたを真っ直ぐに見据えていた。
挑戦的な瞳は、僅かな期待を孕んでいた。
「さぁ、ゲームをしようか」

想定時間：ボイセ3時間、テキセ5時間(RPによって前後あり)
プレイ人数：1名(+KPC)
推奨技能：なし
ロスト・後遺症可能性あり

【特記事項】
PCとKPCで一度きりの賭け事をして勝敗を決めてもらいます。
PC・KPCがギャンブルが好きか嫌いか関係なしに、ギャンブルをすることになります。所謂「ギャンブルしないと出られない部屋」です。
シナリオルールに則った1d100パターンの雑談表付属。
相手とちょっと危険なゲームをしながら親睦を深めよう。
シナリオ中に行うギャンブルに必要なのは、記録できる紙と六面のサイコロだけ。KP側の負担は限りなく少ないです。
こちらはR18G版です。
(ふんわり事故る可能性があります)

［The Hog Game コンセプト］
・完全密室クローズドシナリオ
・PC対KPCでギャンブルができる
・フェアな1対1の勝負ができる
・お互いのRPを主体に会話ができる
・RPや茶番が出来てお酒も飲める
・継続探索者で関係を問わず楽しめる
・新規探索者同士でもプレイ可能

※KP、PL向け注意
シナリオのエンドをSNS等で呟く際は、エンドA生還、エンドBで両者ロスト、といった風に公開するようにしてください。
シナリオ本文、探索者のネタバレに関してはふせったー等のワンクッションをおいて投稿をお願いします。
キャラクターシートへの記入も、未通過者が見た際にネタバレが無いように記載していただければ幸いです。公開されている概要部分に関しての絵はワンクッションなしの投稿をして構いません。
(例:PCとKPCがギャンブルをしている)
料金の発生しないリプレイ公開、動画、配信等への利用はご自由にどうぞ。こちらもネタバレ防止の配慮をお願いします。使用報告をしてくださると喜びます。
※本シナリオでは、神話生物や呪文の独自解釈が含まれます。

[情報] KPもるこ : 〈アイデア〉
直前に、暗闇で輝く、一つの黒く小さな円を見た気がする。
背後では獣の鳴く声が聞こえた。
あれが何だったのかは分からない。
しかし酷く恐ろしく、禍々しく、また自分の底知れぬ欲を掻き立てるような存在であったことは思い出せた。

[情報] KPもるこ : [探索箇所]
机、剥製、蓄音機、食器棚、本棚、キッチン、ソファ

[情報] KPもるこ : 〈目星〉
キッチンの天井近くの壁に掠れた文字がある。
「God sees from heaven！」

[情報] KPもるこ : 〈目星〉
キッチンの天井近くの壁に掠れた文字がある。
「God sees from heaven！」
〈英語〉〈知識1/2〉
「神は天から見ている！」

[情報] KPもるこ : 〈目星〉
ソファの後ろの壁に、引っ掻かれたような跡がある。
よく見るとそれは文字であった。
「Let the hog eat reason！」
〈英語〉〈知識1/2〉
「理性なんて豚にでも食わせておけ！」

[情報] KPもるこ : 〈知識1/3〉〈賭博系技能〉
1の目が赤いのは日本だけで、海外で使われているサイコロは、全面黒色をしていることを知っている。
1が天で、6は地面、2西、3北、4南、5東を指すともいわれている。

[情報] KPもるこ : 【シナリオ真相】
サーイティ(MMp172)の見せる悪夢に囚われた探索者二人。
PCは状況が飲み込めぬまま「強欲豚」のゲームを始めることになる。
しかしこれはサーイティの目論見による、豚の進行と悪夢の定着を進める為のものであった。
KPCはPCより前に来た相手とのゲームに勝利したが、サーイティに気に入られ、傀儡状態となって現在も夢に囚われている。
そして、イカサマのゲームのディーラーとして扱われている。
彼は最後の突破口として、サーイティから「人を呼んでいい」と言われた際に、「あなた(PC)」を呼んだ。
(新規探索者同士や知り合いでない場合はたまたま出会ったことになる)
KPCはGM(主人であるサーイティ)の怒りに触れぬよう、遠回しにPCを助けるだろう。
サーイティの怒りに触れない行動とは、堕落した行為、理性を失った行為であるため、必然的に悪徳的な、あるいは甘美なものかもしれない。
奪われ続ける理性の中、勝ち取るは勝利か、否か。
Hog= 独占する、豚