サラシバ


夢女の早口芸(月島編2)


初デートの待ち合わせで初めての私服合流となるが、可愛い系で行くのかアクティブ系で行くのか、「彼はどういう感じが好きなのか」とあれこれ悩んでいるうちに、だんだん「彼はわたしのどこが好きなのか」に変わり、「自分如きが月島とデートしてもいいのか?」に変わり、最終的に山口に相談の電話をかける夢主と、女子から電話もらって嬉しいけど、またツッキーかぁ…、と軽く凹む山口。

月島には幸せになってほしいので、たまには素直になればいいのにと思っている山口。

初デートの待ち合わせ30分前に集合場所に到着してしまう夢主と、同じくらいの時間に付近に到着して、待ち合わせ場所が見えるマックから夢主の姿を補足してしまったので思わず写メ盗撮をする月島。画像が小さくて荒いことがたいへんに不満な月島。

夢主に見つかったら、時間を間違えたからマックにいた、と言い訳しようと思っている月島。

自分を待っている夢主をウォッチするのが楽しいので、5分遅れぐらいに登場しようかなと思っているけれど、変なやつに絡まれたら即出られるように、実は準備万端の月島。

時間ピッタリに現れて「あれ、もしかしてけっこう待った?」と言われ、反射的に「さっき来たとこ」と返したら、「楽しみ過ぎて30分前とかに来ちゃってたんじゃないの?」とズバリ指摘してくるが、事実は上記の通りである。

電車待ちの間、変に緊張してしまい何も話せないし目も合わせにくいし、とあらぬ方向を見ていたら、突然無言で写メ撮影してくる月島。何を訊いても「別に」としか言ってくれない。

悔しいのと私服月島の画像を確保したいのとで自分も携帯を取り出すが、カメラを向けると大きな手で簡単に妨害してくる月島。「ずるいっ」とムキになる夢主が面白いので、絶対に撮影させない月島。

何かというと山口に相談するクセがついてしまった夢主に、「君は誰と付き合ってるの? 山口?」と圧をかけてくる月島。

身長差やものの言い方のせいで夢主が怖がったりしてないだろうか、とたまにちょっと不安になる月島と、ともすると捨てられるのでは、としょっちゅう不安になっている夢主と、それをひたすら見守っている山口。

試合の後に、月島かっこいいをあんまり言いすぎると引かれるかなと思っているのと語彙力が足りなくてかっこいいしか言えそうにないのとで言及を避けがちだったけれど、どうしても我慢できなくて、やっぱり月島が一番かっこいい、と伝えると、絶対にこっちを見てくれなくなる月島。

付き合ってからもほとんど名前で読んでくれない月島。実は気恥ずかしさと、たまに名前呼びしたときの夢主の反応が面白いので、わざと呼ばないようにしている月島。

傍で見守りすぎて、夢主が名前呼びされると自分までドキッとしてしまう山口。


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