約束の時は来て、午後5時。

運動場にて。

私はバレないように、こっそりひっそりとついていく。

槙野の言うとおりに従わなければ、帝結愛にバレルとまずい。

「カフェ行こう、ミカドサン」

「うん。行こう!」

ここから徒歩何分か。私はひっそりとあとをつけていく。

カフェに入る2人を追いかけ、私も後から入っていった。

ありすかふぇ、と書かれた可愛らしげで可憐なお店に入る槙野の頭どうなってるの?

帝結愛が気に入るならいいけど、彼女どこでもいいって言っていたし、気にする必要はないのだろうけど。

「結愛……」

「風流……」

お互いの名を呼ぶシーンに入ってしまった!

あれあれ?もう恋仲状態とは言わないよね?

出されたお冷やを啜る私はムンムンと考えるばかり。


「あの、ケーキ頼む?」

「頼む頼む〜」

会話は、まる聞こえ。帝さんが幼女みたいでなんかヤダだけど。

「アーンってして欲しい?」

槙野が気持ち悪い。止めてあげて────。

「えー。まだ早いー」

や……カレカノみたい。

こんなときに、リア充滅べとなるのはどうしてなの───────…。

「ちょっと、帝トイレ行く!」

みかど、ゆあなのに、苗字を名前にしちゃったよ。あの人。

「オッケー」

帝結愛がトイレ行った隙、槙野が私のほうへ来た。

「おい!うまくいってるか!」

「ええ。順調よ?」

すっかり探偵モードに変わる。


「頑張れよー。じゃ」

槙野はもとの席へ戻っていった。帝結愛に浮気と取られないよう……。

「あー、おまたせっ!」

華奢な少女はてへ、と笑い再び席へついた。

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