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途中、ドワーフが人間に捕えられ、川に放り投げられそうになっているところに遭遇した。

「どうして殺されそうだったの?」
「奴らはテルマール人だ。だからだよ」
「テルマール人がいるの?ナルニアに?」
「この2・300年何を見てたんだ」

4人は顔を見合わせ、ルーシーが話せば長いんだけどと言った。そして4人はドワーフのトランプキンと行動することになった。
時を同じくしてナルニアの森。青年は洞穴の中で目を覚ました。この青年はカスピアン王子。テルマール人で王位継承者だったが叔父のミラースに命を狙われ森へ逃げてきたのであった。
森へ逃げてきたところにドワーフと出会い、咄嗟に家庭教師に渡された角笛を吹いたところまでは覚えているが、そこから先がどうも思い出せない。
起き上がってみると、誰かが話しているのが聞こえた。そっと物陰から覗くと、ドワーフとアナグマが喋っていた。そこへカスピアンが飛び出すと、ドワーフが剣を持って応戦してきた。が、すぐにアナグマによって制止された。

「ナルニア人は、絶滅したと思ってた」

言いながら、洞穴を出る準備をする。

「ここはいずれ叔父にに見つかる」
「ダメだ!行かないでくれ!あなたは救い主だ。知らないのか?これを」

アナグマが手に持っていたのはカスピアンが家庭教師にもらった角笛だった。
アナグマは必死に止めたが、結局カスピアンは聞かずに洞穴を出ていってしまった。
すぐにカスピアンを追って来たテルマール兵に見つかり攻撃を受けるが、何とか難を逃れることができた。そしてカスピアンの周りにはたくさんのナルニア人たちがいた。
その頃、ピーターたちはボートを使って川を渡っていた。

「木が静かね」
「そりゃそうだ、木なんだから。あなた方がいなくなってすぐテルマール人たちが攻めてきた。生き延びたナルニア人は森へ逃げ、木は心を閉ざしそれ以来黙り込んでしまった」
「アスランは?何もしてくれないの?」

ルーシーが言うと、トランプキンはあからさまに嫌そうな顔をして言う。

「アスラン?あなた方たちと一緒に俺たちを見捨てたんだろう」
「僕らは見捨てたんじゃない」

ピーターたちはなんとも言えぬ気持ちになった。

「ナルニア人たちに会わせてくれ。そうすれば…変わるさ」

程なくしてピーターたちは森の中でカスピアンたちと合流した。