「聞いて!私デートすることになったわ!」
アンジーはクラスメイトにデートのことを相談していた。アンジーは容姿が抜群にいいにも関わらず、デートをしたことも恋人ができたことも一度もなかった。
「誰と?」
「隣の学校の男の子よ」
「まぁ、それは大変。明日お洋服を見に行きましょうよ!」
クラスメイトは快くアンジーの相談に乗ってくれ、後日デート用の服を見に行くことになった。
「アンジーお化粧は?」
「普段しないわ。だから仕方もわからないの」
「じゃあこれを機にお化粧にも挑戦しましょう!アンジーはそのままでも十分可愛いけれど、お化粧をしたらもっと可愛くなるわ!」
「そうかしら…」
「そうよ!じゃあ、また後日ね!」
アンジーはクラスメイトに相談してよかったと思った。自分では右も左もわかりませんからね。
後日クラスメイトと服を見に店へ行くと、可愛い服がたくさん。アンジーもクラスメイトも大興奮。
「彼はどんな感じの女の子が好きとかわかる?」
「それがわからないの。あまり話したことないし…」
「あらそうなの。じゃあ、そうね…無難に可愛い感じにしましょうか」
クラスメイトがアンジーに持ってきてくれたのは淡い色の花柄のワンピース。アンジーはそれを一目で気に入り、試着することにした。
「どうかしら?」
「とっても素敵よ!髪の毛もアレンジしていいわね。じゃあ次はお化粧品を見に行きましょ!」
アンジーは化粧品のことも何もわからなかったのでクラスメイトに任せきり。でもクラスメイトはクラスメイトで楽しそうにしていて、アンジーは心からこの子に頼んでよかったと思った。
「アンジーは肌が白いから、こういう色がいいわ」
と淡いピンクのリップを持ってきた。
「それからそうね、アイシャドウも少し明るめがいいかしら。血色感を与えると一気に可愛くなるわよ」
次々とクラスメイトの手によって選ばれる化粧品。2人ともカラフルな化粧品に楽しくなっていた。
そして全ての買い物を終えると、クラスメイトがラッピングされた小さな箱をくれた。
「私からのプレゼントよ。デート、上手くいくといいわね」
「開けてみてもいい?」
「いいわよ」
ラッピングを丁寧に解き、箱を開けると可愛らしい花のブレスレット。
「これ…」
「今日買ったワンピースに合うと思って」
「ありがとう、一生大切にするわ!」
そのブレスレットは今もアンジーの右手についている。