構ってほしいとは言えなくて

「あーもうっ突っ走るのやめてっていつも言ってるじゃんキャプテン!!」
「うるせぇ。おれに命令するな」
「命令じゃないっ心配してんの!」
「それも余計な世話だ」

グチグチと文句を言いながらも、アイツは怪我した船長の手当てをしていく。船長もそれを大人しく受け入れてるし、色々と言いつつ口元は僅かに緩んでる。あの人もアイツには敵わないんだよなぁ…そして甘い。

「…船長も少しはアイツの言うこと聞いてやればいいのになぁ」
「ははっそれは一生、無理なんじゃないか?」

あの人、器用なように見えてめちゃくちゃ不器用な人だから。