追いかける

「好きだよ」

そう言って、君はテレビで見慣れた笑みを浮かべた。

「オレさ、ずっとおまえが好きだったんだよ」

ねぇ、本当に私でいいの?どこにでもいるような、綺麗でも可愛くもない私で。取り柄が何もない私で、君はいいの?後悔したり、しないの?

「オレはおまえがいいんだって!…ずっと、」

私の手を握りしめ、真剣な瞳が真っ直ぐに見つめてくる。

「ずっとおまえだけを見てたし、追いかけてきたから」