会話文詰め合わせ
■降谷さんから口説かれる
「へい?」
「何て声を出してるんですか」
「いや、変な声も出るでしょ。今、何て言いました?安室さん」
「…前から言おうと思っていましたが、黒の組織が壊滅した今。僕はもう『安室透』ではありません、『降谷零』です」
「ええっと、じゃあ降谷さん……?」
「まぁ、今はそれで構いません。徐々に慣れていってくれればいいですから」
(慣れるって何にだ……?!)
「それで話は戻りますが、公安に来る気はありませんか?」
「振り出しに戻った……あのですね、降谷さん。私、一般人なんですけど」
「僕だって昔は一般人でしたよ」
「それはそうだけど!…そうじゃなくて、警察に入るには年齢が遅すぎるし、これといった特技もないですし、探偵を辞める気もありません!」
「貴方は運動神経が抜群だし、頭も切れる。即戦力になってくれると思ったんですが」
「それはあむ、…じゃない、降谷さんの買い被り過ぎってやつで…」
「―――それとも、赤井のいるFBIの方がいいとでも?」
「いい加減、人の話聞けよこの野郎」
■赤井さんと降谷さんから口説かれる
「伊勢谷さんは僕と赤井、どちらを選びます?」
「…………は?」
「十分に固まったな、咲羅」
「え、…は?そりゃ固まるでしょ、いきなり何言ってくれちゃってんのこの人?!」
「頭おかしい人みたいな目で見ないでくださいよ」
「いや、見るでしょ普通。脈絡なくよくわかんないことを聞かれたら」
「簡潔に言えば、公安とFBIのどちらに入りたいか、ということだな」
「赤井の言う通りです」
「今度は2人して何言ってくれちゃってんだ」
「それでどっちなんだ?咲羅」
「話を聞けよ秀さん!そんでイケボイスで言うな!ときめく!!」
「ホー…イイことを聞いたな?」
「彼女を誑かすのは止めてくれませんかね?赤井」
「人聞きが悪いことを言わないでくれないか?安室―――いや、降谷くん」
「…バチバチと火花散らしてる所、悪いけどさぁ…私、FBIにも公安にも入る気ゼロだからな?」
「どうしてです?」
「探偵辞める気ないから。それに組織っていうグループ、って言えばいいのかな?そういうの苦手なの。だからどっちにも入りたくありません」
「フッお前らしいな」
「…仕方ありませんね、今回は諦めますよ」
「生涯諦めろよ、降谷さん。……あ、余談だけど、上司にするなら完全に秀さんがいいです。考える間もなく」
「?!!」
■新一くんと赤井さん
「赤井さん、いつの間に咲羅のこと名前で呼ぶようになったんです?」
「…何だ、急に」
「俺の記憶が正しければ、貴方はアイツのことずーっと『お嬢ちゃん』って呼んでましたよね?でも全部終わって、咲羅がアメリカに行っていた時、すでに名前で呼んでた。…違いますか?」
「―――いや、合っている」
「で?いつからです」
「ボウヤと彼女が入院していた時があっただろう、その時からだな」
「何でです?…って聞いても?」
「特に理由はないさ。…だがそうだな…しいて言えば、名前で呼びたくなったから―――だろうな」
「………」
「フッ嫉妬か?元の姿に戻っても、まだまだボウヤだな」
「うるさいですよ赤井さん…!」
「そう心配するな。咲羅はいつだって君のことしか見ていないし、頭の中にいないよ」
「…そうだとしても、赤井さんがライバルとか気が気じゃねぇっての」
「くくっ…確かに咲羅のことが大事なのは認めよう。だがそれは、明らかに君が彼女に抱いている感情とは違う。言うなれば、…親愛の情か」
「親愛?」
「ああ」
「……ふぅん」
「それでも心配なら、彼女が他の男に目がいかないくらい自分に夢中にさせてしまえばいいだけの話だろう?」
「!…赤井さんって、時々すげぇこと言いますよね」
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