白状いたしましょう!


「いや、知ってたけど…」
「え、私ボウヤに言ったっけ?!」
「言われてねぇけど、そんな気はしてたし…それに蘭から聞いてたよ」
「ああそうだ、蘭ちゃんと園子ちゃんに詰め寄られて話したんだった…!」
「まぁ、二重でつき合うとは思ってなかったから驚きはしてるけど」
「というか、何で気がついてるのよ。私達、君の前でくっついてないよね?」
「くっついてはいねぇけど、雰囲気?それに円香さんがあの人に恋してるのは知ってたしさ」
「…そういや酔って口走ったんだっけ、私…」
「だね。昴さんもびっくりしてたよ、さすがに」
「でしょうね!今となると、穴に入りたいくらいに恥ずかしい…!」
「んなに恥ずかしがることもねーんじゃねぇの?」
「だってもう二度と会えないと思ってたからこその言葉だよ?そしたら再会しちゃったし!」
「でももうつき合ってんだろ?」
「う、…」
「だったらいいんじゃねーの?万々歳だろ」
「万々歳…いや、そうなのかな…?」


勢い良く、「白状いたします!」って言われたから何事かと思えば…まさかの赤井さん(昴さん)とつき合ってます宣言だった。一気に脱力して、冒頭の会話に戻る。
なんつーか、面白い人だよなぁ円香さんって。いまだブツブツと独り言を言っている円香さんを横目に、出されたレモンパイを頬張った。
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