03
「ユゥイ先生待ってーーーー!!!」
「小龍くんも逃げないでよー!!!」
「逃げないでどうしろって言うんでしょうか」
「あはは…どうしようかなぁ、コレ。…あ、なまえちゃん!」
「本当だ。なまえ先生ですね」
着地した先の廊下で、たくさんの女子生徒に追いかけられてるユゥイ先生と小龍くんに遭遇。
「てか、2人ともこっち来んなーーーー?!」
「あっなまえ先生、まだいたぞ!!!」
「ぎゃっ!逃げなきゃいけなかったの忘れてた!!!」
「ユゥイ先生と小龍くんの他に、なまえ先生もいるわよっ!」
「えっ私もまさかのロックオン?!!」
可愛い女の子達だから、どっちかと言うと逃げずにばっち来い!って感じだけども!
あああ、でも今はそんなこと言ってる場合じゃない!人数が倍に増えちゃいましたよっどーすんだ、この状況!とにかく逃げるしか方法はないよね!
男女入り混じった鬼から逃げる為に、私はユゥイ先生と小龍くんと合流することになった。強制的にだけど(強調)てか、2人とも後で覚えてなさいよ…?
「何で方向転換したり、外に出たりしないで私がいる方に向かってくるかなぁ?!」
「おれ達が向かったんじゃなくて、緋月先生がこっちに向かってきたっていうのが正しいですよ」
「そんな冷静に分析しないで…!」
「そうだ、なまえちゃん。黒鋼先生にはまだ会ってないの?」
「ええ、会ってませんよ。ファイ先生も侑子先生にも会ってないなぁ、そういえば」
何故か主催者の侑子先生も「面白そうだから♪」って、鬼として参加中です。
あの人に捕まったら、しばらく酒浸りの夜を過ごしそうで怖い。
ファイくんはー…時々腹黒い所があるけど、そんな無茶なお願いはしてこなさそうよね。多分。
そういえば…サクラちゃん、知世ちゃん、ひまわりちゃん、静くんは無事なのかしら?
***************
〜その頃、他の人達は…〜
【サクラ・知世・ひまわりの場合】
「此処、意外と見つからないんだね…」
「ええ。たくさん人は通りますのに」
「始まる前に隠れたし、それに隠れてるだなんて思いもしないんじゃないかな?」
「制限時間って1時間だっけ?」
「うん。ちょうど、半分過ぎたくらいかな」
「他の方達はどうしているのでしょう…特に」
「「「なまえ先生、大丈夫かなぁ(でしょうか)」」」
結果:化学準備室に身を潜め、なまえの心配。
【百目鬼の場合】
「待て百目鬼ぃいいいいいぃいいいっ!!!」
「待てと言われて待つわけがねぇだろう。阿呆」
「てんめええええぇえええっ!!!」
「半泣きで追いかけてくるな。気色悪いぞ」
「…ぜってーお前捕まえてやるーーーーーーっ!!!」
結論:四月一日と2人きりで激しい鬼ごっこ。
【侑子・黒鋼・ファイの場合】
「黒りん、捕まえにいかないのー?」
「…誰をだ」
「そんなの決まってんじゃない!黒鋼愛しのなまえよ!」
―――ブーッ!
「「きったなぁーい」」
「誰のせいだ、誰の…っ!!!」
「でもいいの〜?黒鋼先生。なまえ先生、男子生徒に大人気よぉ〜?」
「(ピクッ)」
「しかもそのことに、なまえちゃん自身は全く気がついてないんですよねぇ」
「(ピクピクッ)」
「でもそっか〜。黒鋼が捕まえないなら…ねぇ?ファイ♪」
「そうですよね、侑子先生♪」
「「私(オレ)達が捕まえちゃいましょう!」」
「何でそうなるんだよ?!!」
結論:侑子とファイの、危険な悪巧み。
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