I
【名探偵:赤井】
「秀一、そっちの資料貸してください」
「これか」
「ええ、ありがとう」
「ああ」
「………ねぇ、」
「どうしたの?ジョディ」
「変なこと聞くけど、アンタ達って付き合ってるのよね?」
「そうだな」
「付き合ってるわね」
「…じゃあ何でシュウに対してだけ敬語なの?!」
「えっと…クセ?」
【探偵の日@想いは空に溶けて】
「こなーん、これあげる。おめでと」
「花……?つーか、何でおめでとう?」
「今日は探偵の日なんだって。だから」
「…いや、探偵の日だからってめでたくは…」
「じゃあこれはいらない?沖矢さんお手製のレモンパイ」
「いる(即答)」
愛してると伝えたら
【赤井の場合>Lycoris:名探偵】
愛してると伝えたら相手は両の手を広げた。抱きしめていいのかと聞けば抱きしめてほしいと言われる。
だから言われたとおりにしてみれば、耳元で自分もだと小さな声が言った。
【八戒の場合>その瞳は哀しみを宿して:最遊記】
愛してると伝えたら相手は複雑そうに眉根を下げた。聞きたくなかったかと聞けば曖昧に笑われた。
それ以上何も聞くことができず、ただ謝罪の言葉が口からでていた。
【コンラートの場合>架ける、想い:まるマ】
愛してると伝えたら相手はなにも言わずこちらを見た。感情の読めない表情に口ごもる。言わなきゃよかった、と思った。
【セバスチャンの場合>闇に咲く一輪の薔薇:執事】
愛してると伝えたら相手は小さく、うん、とだけ答える。
一緒の気持ちだとわかっているのに、ふたりの間にあるものはそれが繋がることを許さない。だからこの気持ちは届かない。
【黒鋼の場合>その途の先の果て:ツバサ】
愛してると伝えたら相手は曖昧に笑った。それが全てだった。
あとほんの少しだけ、もう少しだけこの人を好きじゃなかったら、こんなに泣きたくならなかったのだろうか。
【新一の場合>想いは空に溶けて:名探偵】
愛してると伝えたら相手の目が大きく開いた。大きい目だと茶化すと、今度はその目にみるみる水が溜まる。待たせてごめんねといえば、泣き出してしまった。
【久保田の場合>アイの唄:WA】
愛してると伝えたら相手は目を丸くしてこちらをみた。だからさようなら。間髪入れずに言えば、さらに丸くなる目、溜まる涙。
大好きでした、ずっと、心から、君だけを。
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