K

君の名前を呼んでみた
【黒鋼の場合>その途の先の果て:ツバサ】
君の名を呼ぶ。何度も、何度も。
ぴくりとも動かない身体は、いくら揺り動かしても、その瞳に世界が映ることはないのだという現実を突きつけてくるだけだった。


【セバスチャンの場合>闇に咲く一輪の薔薇:執事】
君の名を呼ぶ。すると「心配しなくても大丈夫だよ」そう言って、慰めるように微笑むのだ、君は。
いつもそうだ。だからって不安がなくなるわけじゃないのに、またこうやって絆されてしまう。


【コンラートの場合>架ける、想い:まるマ】
君の名を呼ぶ。とびっきりの愛しさを込めて。
本当の想いが伝わらなくてもいい。呼びかけに応えてくれるだけで、十分満たされているから。


【八戒の場合>その瞳は哀しみを宿して:最遊記】
君の名を呼ぶ。さよならの代わりに。
だってまた、会えるだろう。再会するときは、また同じように呼んであげる。


【赤井の場合>Lycoris:名探偵】
君の名を呼ぶ。
どれだけ大きな声で呼んだって、聞こえてるよと言われたって、本当に伝えたい感情は、いつまで経っても届かない。


【新一の場合>想いは空に溶けて:名探偵】
君の名前を呼ぶ。普段通りだったはずなのに。元気ないねと、些細な変化も見透かされている。
君はどうしていつも気づいてしまうんだろう。


【久保田の場合>アイの唄:WA】
君の名を呼んだ。ただ、それだけしかできなかった。
置いていかないで。一緒に連れて行ってほしい。そう言えたなら、どんなによかっただろう。



「別れてください」
彼女の瞳はいつも通り、凛としていた。
ただ前だけを見据え、後ろを振り向かないような…涙さえ浮かんでおらず、その決意は揺るがないのだと、そう感じてしまった。



【名探偵:赤井】
いらっしゃい。…浮かない顔だな、何か嫌なことでもあったのか?言いたくないのなら無理には聞かんが……ほら、これでも食べて元気を出せ。
ああ、そうだ―――他のお客さんには秘密だぞ。(コッソリ耳元で)



【最遊記:八戒】
いらっしゃいませ。こんな遅くに来るなんて珍しいですね?…ああ、残業で…ずいぶんお疲れのようだ。
良かったら甘いものでも如何です?と言っても、試作品なのでアレですけど…貴方が嫌でなければ食べてもらいたいなぁ、って。



【Lycoris:名探偵@工藤兄妹】
「ではなまえ、お手をどうぞ?」
「ありがとう、兄さん。…でも良かったの?義姉さんじゃなくて」
「有希子は新一にエスコートしてもらうんだそうだよ」
「ああ…してもらいたい、ってずっと言ってたもんね」
「彼女の夢はできる限り、叶えてやりたいんだ」
-13-
prevbacknext