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【i7:万理】
そっと彼の唇にキスを落とした。ただ触れるだけ、戯れのようなものだ。

「…なに?突然」
「そうね…しいて言うなら"最後"くらい、思い出をもらってもいいかなって思っただけ」
「こんな軽いものでいいんだ?」
「いいのよ。あまり重いものは、背負えないでしょう?」

つき合いたい、つき合おう、好き、愛してる。言いたくて、でも飲み込むしかなかった言葉達が、頭の中で何度も何度も繰り返される。今ここで、素直に言葉にしたら―――…私達の関係は何か、変わったりするのだろうか。
ううん、きっと何も変わらない。彼の瞳に私が映ることは一生涯ないだろう。…それでいい。いつまでも、それでいいんだ。大神万理という男は。それでも、どうしたって細やかな思い出だけは…欲しかったの。

「私も貴方も、飼うことも飼われることもされたくない…わがままな野良だものね」

それに貴方を縛れるのは、私じゃない。もっと可愛くて、強くて、素直な女の子だ。そんな女の子にはどうしたってなれっこないから。
だから、さよならを告げようと決めたんだ。



【ガラスの靴を捨てたシンデレラ:i7@ナナライ】
「はー…終わりましたね」
「そうだね。お疲れ様、なまえさん」
「万理さんこそお疲れ様でした」
「…カッコ良かったね、大和くん」
「はい、とっても。最後まで楽しそうでしたし、それにグッナイのラストの口パクで『おやすみ』って言っていたのが特に―――…あ、」
「ふふっやっぱりあのシーンはなまえさんのお気に入りだったね」
「す、すみません、つい…!あのっか、片付け行ってきます!!」

「良かったね、大絶賛だったよ。写真撮っておいてあげたかったくらい」
「…俺がいるのわかってて聞くの、意地悪くないっすか万理さん」
「ごめんね、ちょっと気になって」
「…姐さん、楽しんでました?」
「仕事しながら、時々モニター見て嬉しそうに笑ってたよ」
「そっすか。…良かった」
「大和くんって意外と健気だよなぁ」
「意外って、…万理さんは案外意地が悪いっすよね。まぁ、それは否定できませんけど」
「好きな子にカッコイイ姿見せたいのは、男なら当然だよ」



【どこにキスをしますか?】
その途、揺蕩う、華は咲く:ツバサ
黒鋼→夢主:唇(愛情) 夢主→黒鋼:腕(恋慕)
 実は20万hitの揺蕩うのその後として、このお話書いてたりする。
 黒鋼さんは意外と触れるの好きっていう裏設定。顔に出ないだけでベタ惚れだし、めっちゃ甘やかすよ。


架ける、想い:まるマ
コンラート→夢主:胸(所有)
夢主→コンラート:指先(賞賛)
 多分、仮死状態になる前だったら髪(思慕)だと思うんだけど、ほら、いなくなりかけたから。夢主。だから自分のものにしたい欲求が強まった感。

その瞳は哀しみを宿して:最遊記
八戒→夢主:腰(束縛)
夢主→八戒:掌(懇願)
 いつだって隣にいてほしいんだよ、どこにも行かないでっていう願いが無意識に束縛になる八戒さん。腰にするのも、無意識。
 夢主は私を置いていかないでくださいね、という意味で。
 八戒さんから花喃さんだったらお腹かな、とか思ったり。


Lycoris:探偵
赤井→夢主:喉(欲求)、耳(誘惑)
夢主→赤井:瞼(憧憬)
 どっちにしろ欲がダダ漏れな赤井さん。
 夢主は赤井さんを男として好きだし、愛してるけど、どうしたって憧れの人なのです。


闇に咲く一輪の薔薇:執事
互いに首筋(執着)一択。
 冗談抜きで、マジで。
 ちゃんと愛してるし自覚もあるけど、敢えて言葉にするなら『愛してる』より『執着してる』の方がしっくりくる。


未完成の恋情:aoex
勝呂→夢主:お腹(回帰)
夢主→勝呂:手の甲(敬愛)
 夢主の本音としては、手の甲より足の甲や爪先にしたい。
 勝呂さんにとっての夢主は、帰る場所であり、ありのままの自分でいられる場所でもあるから。回帰の意味合いを間違えてるような気もするけど。


ガラスの靴を捨てたシンデレラ:i7
大和→夢主:手首(欲望)
夢主→大和:髪(思慕)
 お前がもっと欲しい的なアレ←
 もらってもまだ満たされなくてどーすっかな、っていうのが大和さんのイメージだったり…する…うん、ごめんね。


ノスタルジックドルチェ:a3
臣→夢主:髪(思慕)
夢主→臣:背中(確認)
 この2人は互いに、寝てる相手にそっとしそうな感じです。うん。
 臣くんは鼻梁でもいいかなって思ったけど、愛玩はちょっと合わないかなーって思って。


被検体0012:海賊
ロー→夢主:首筋(執着)
夢主→ロー:脛(服従)
 番外編で書きました。ローさんは噛みついてます、首筋に。
 互いに意味は知らないまま、無意識にしてるんですけど…それでこの意味ってなかなかにやべぇな、と思う。




【泡沫のトリカゴ / 八戒夢】:桜花(19〜22歳)
悟浄の昔馴染みで同居人。昔はヤンチャだった。現在は町の食堂であくせく働き、そこそこ真っ当な生活をしている。

■小ネタ
「え?君を拾った理由?」
「はい。どうしてかな、って」
「いやぁ、それ私に聞かれても困っちゃうかなぁ…だって拾ってきたの、悟浄だから」
「…そう、ですが」
「べっつにさ、君のこと迷惑だとか厄介だとか思っちゃいないさ」
「!」
「まぁ、確かに最初はそう思わなくもなかったけど」
「…はい」
「だからといって、怪我人を追い出すような性格はしてないつもりだし。今となっちゃ、割と楽しんでるよ」
「……」
「此処にいることを強要するつもりもない。悟能くんの好きにすればいいんだ」
「ありがとう、ございます」
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