臣くんと


■Privatterに載せていた詰め合わせ

63 自分の腕を壁やベッドに相手の腕一本で押さえ込んでみてと相手におねだりしてみたら本当に抵抗できなかったときのことを想像してください。
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「それで?はるはどうされたいんだ?」
「ええっと、臣くんちょっと落ち着こうか?!」
「俺はずっと落ち着いてるけど。混乱してるのはお前の方だろ」

混乱というか、パニックではありますね?!
きっかけは所謂、好奇心というものだ。腕1本で相手を押さえ込んで、ベッドや壁に縫い付けるというドラマやマンガ、小説でよくあるシチュエーション。果たして現実でできるものなのかな、と思って…タイミングよく私の部屋を訪ねてきた臣くんに聞いてみたのが―――地獄の始まりでした。

「ちょっ…本当に動けないんだけど!」
「そりゃそうだろ。押さえ込んでるからな」

いやそうなんですけどね?!こんなに動けないもの…?!というか、臣くんこれ本気で押さえ込んでない?痛みはそこまで感じないけど。

「お前が好奇心旺盛なのはよく知ってるけど、…」

甘い蜂蜜色の瞳は、僅かに熱を帯びている。そんな目で見つめられたらドキッとするから、正直勘弁して頂きたい。…でもそうさせている原因が私だとすれば、ちょっと優越感を感じるけれど。そんなことを考えていたら、いつの間にか臣くんが耳元に顔を寄せていてビックリしてしまった。ちょ、髪の毛がくすぐったい…!

「―――あんまり俺をからかうんじゃねぇぞ」

通常よりも低い声。荒い口調。普段の臣くんとは全く違うそれに、心臓が高鳴る。最後にキスをひとつ落として、臣くんは体を起こした。押さえつけられていた両腕は解放されたけれど、私は放心状態に近くてまだ動けそうにない。うわ、顔あっつ…!

「ははっ顔、真っ赤だぞ」
「臣くんのせいでしょ…!」
「元はと言えば、はるが悪いんだろ?」
「正論すぎてぐうの音も出ない…!」
「これに懲りたら程々にするんだな」



5「好きって言って」と相手に言ったら相手はどんな反応を見せますか。詳しく書きなさい。
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「なぁ、はる」
「んー?」
「好きって言ってくれないか?」
「……んん?!」

 side:臣

別に彼女からの愛情が足りないとか、愛情表現が少なすぎるとか、そういうことではなかった。ただ単純に、そう問いかけたらどんな反応をするんだろうなって思っただけで。まぁ、好奇心みたいなものだよな。ふと気になってしまったから、隣で雑誌を読んでいるはるに声をかけてみたんだが…見事に固まったな。
つき合い始めてそれなりの時間が経つけれど、はるはいまだに顔を真っ赤にさせることが多い。早く慣れてほしいと思う反面、その反応が可愛いからこのままでもいいのかもなとも思ってしまう。俺の一挙一動に照れたり、わたわた慌てたりする彼女を見るのは嫌いじゃない。

「な、に急に…」
「ん?言ってほしいなって思っただけだよ。深い意味はない」
「……ほんと?何か企んでるとか、」

雑誌を閉じたはるは体ごとこっちを向いて、訝し気な表情を浮かべた。

「―――私、臣くんを不安にさせてる…?」

おっと、この反応は予想外だったな…まさか心配されるとは思わなかった。そんな顔をさせたいわけでもなかったんだが、どうやらはるは俺の思い付きの発言を深読みしちまったらしい。深い意味なんてひとつもない、言葉そのままの意味だったんだけど。

「不安になってないよ、大丈夫」
「だって臣くん、そんなこと言ったことないじゃない…」
「それはそうだが…」

本当に大丈夫だよ、と意味を込めて抱き寄せれば、背中に腕が回り、はるは安心したように息を吐いた。

「す、きですよ、ちゃんと。臣くんが」
「うん、知ってる。―――ありがとな」



58 相手の唇を赤く彩らないと出られない部屋です。リップスティックからグロス、流行りのティントから古風な紅までご用意させていただきました。ただし直接相手の唇にこれらを塗ることはできません。キスで色を移してください。相手の唇を十分に赤く染められたら脱出成功です。
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「ええー……」
「これはまた、…とんでもねぇのがきたな」
「本当にね。うわ、本当に色々ある…紅って初めて見たかも」
「昔使われてたんだったか?」
「今でもないわけじゃないよ、口紅が主流ではあるけど」
「へぇ」
「ドラマとかではよく見るけど、これ本当に色が移るものなのかなぁ」
「ああ…シャツとか?」
「そうそう。いや、まぁシャツにつくのはわかるけど…唇にって話」
「それを今からやるんだろ?」
「………そうなんだけれども」
「ははっお前がそんな反応する気持ちもわかるけど、出られないのも困るからな」
「そうなんだけれども!!!」

「俺が塗るのは画的にキツイから、はるの方がいいかな」
「でも結局、最終的には臣くんの唇も赤くなるんだよ」
「…まぁ、そうなんだよな」
「十分に赤く、って書いてあるけど、誰が判断するのよそんなの…」
「そこは気にしたら負けってやつじゃないのか?…あ、赤似合うな」
「初めてつけたよ、こんな色」
「普段は…ピンクか?」
「うん、薄めのね。そこまでガッツリメイクしてないし」
「ナチュラルメイクって言うんだったか、確か」
「そうそう。服装がラフなの多いから、その方が浮かないの。…よし、臣くん来い!」
「来いってお前なぁ…」
「早くしてくれないと、私の決意が鈍る」
「その言い方だと俺とキスするのが嫌だって聞こえてちょっと傷つくぞ」

「ン、…あ、ちょっと赤くなってる…」
「あー…これちょっとマズイな」
「?なにが」
「スイッチ入りそうになる」
「?!!」

(ようやく出られた時には、腰砕けになっていたのは言うまでもありません!!!)



14 お名前ペンをご用意しました。お互いに自分の名前を相手の体に書いてください。お互いにどこに書きましたか?
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「んー…臣くん屈んで」
「おう」
「ありきたりだけど、やっぱり顔だよね。はい、できた」
「一番目につくしな。俺はどこにするかな…」
「あんまりじっと見られると恥ずかしくなるからやめて…」
「悪い、悪い。…よし。はる、ちょっと我慢してくれ」
「あ、はい。どこに―――…ッ?!」
「ん、できたぞ」

(まさか鎖骨付近に書かれるとは思いませんでした)
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