隠したい過去
人は何故、出来ないことをやろうとするのかしら。
飛王(あの人)は不可能を可能にしようとして、そして願ってる。
終わってしまった夢をもう一度、と。
不可能だと言ったな、クロウ・リード。それでも我が夢は必ず叶える。
どれだけの血が流れ、どれだけの犠牲を払っても。
その為にあの遺跡の力が必要なのだ。
誰が禁じようと、忌み嫌おうと、もう一度。
不可能なのよ、飛王・リード。
例えどんな力を得ようとも、それがあの遺跡の下に眠るものであっても。
それはクロウ自身が照明してる。
どれ程願おうと、進もうと もう二度と。
だから、お願い。もう―――あの子を、解放してあげて。
ようやく芽生えたあの子自身の意思を、心を…摘み取らないで。
あの子にはその権利があるのよ。幸せに、なる権利が。
お願いだから…あの子から全てを奪い取らないで。
「僕は―――…どうしたら、いいのかな…?」