座談会C


16 わたしの敵
「これって紅孩児になんのか?」
「まぁ、そうなんじゃねぇの?何かダチみてーになってるけどな、特にこの猿が」
「すっかり懐いちゃってますもんね」
「立場を理解しろ、立場を」
「……清一色。」
「香ちゃん声がマジのトーンだし、目が座ってる」
「アイツは一生許しません」
「あの、だからね香鈴、あの人はもう死んでて…」
「死んでようが何だろうが、許しません」
「…意外な一面を見た気がする」
「俺も三蔵に同意するわ…」
「香鈴ってあんまり人のこと嫌ったりしなさそうなのにな」


17 どこまでが殺して良い生き物か
「これ私達に聞くべき質問じゃないと思いますけど」
「んなの考えてたら、俺ら生きていけねーしな」
「まぁ、倫理的概念で言えば殺していい生き物はいない、ってことになるんでしょうが…」
「…けど、何かを殺して生きていくのが私達ですし、殺さずに生きていくなんてこと無理だと思いますけどね。私」
「無殺生なんざ、絵空事にすぎん」
「まぁ否定はしねーけどさ、それ坊主が言っていい言葉じゃねーだろ」
「でもそれが三蔵じゃん」


18 一日の中で好きな時間帯
「風呂に入ってる時間だ。邪魔者がいなくて静かでいい」
「うーん…夕食後、ですかねぇ。することがなければ大体ゆっくりできますし」
「真夜中かも。その時間に賭博場行ったり飲みに行ったりしてたしよ」
「俺はねぇ、」
「オメーはメシの時間一択だろうが」
「あーっ先に言うなよ悟浄!!」
「誰が言っても一緒だと思うんだけどなぁ…」
「香鈴の好きな時間帯はいつですか?」
「お昼から夕方にかけて、ですね。買い物に行ったり、お菓子作ったり…それが一番好き」


19 教師生徒間の恋愛ってアリ?
「普通はなし?」
「一般的には許されてないんじゃないですか?」
「んー…でも私は別にいいんじゃないかなぁ、って思っちゃう」
「何故だ」
「そりゃあ道徳的にはよろしくないんでしょうけど、好きになっちゃったらどうにもならなくありません?」
「あ、意外。香鈴ってそーゆーの嫌うタイプかと思ってた」
「ある程度、ルールは必要だとは思ってますけど、それで雁字搦めにされるのは違うんじゃない?って思うの」
「それに恋は落ちるもの、って言うしな。それこそあとは転がり落ちるだけだろ」


20 それぞれに似合う色
「悟浄くんは断然、黒ですね。髪の毛が映えて綺麗ですから」
「おっマジで?イイこと聞いちゃったな」
「俺は俺は?!」
「悟空はオレンジとか赤とか、原色の色が似合いそうかなぁ…それで三蔵様は灰色とか、モノクロが似合いそうです」
「…河童と同じなのは気に食わんな」
「んだと?」
「喧嘩しないでくださいよ。…えっと、八戒くんは白のイメージです」
「おや、そうですか?」
「はい。緑も似合いますけど、私の中では白ですね」
「香鈴は何色でも似合いそうだけど、青が一番似合うと思う!」
「ふふっそう?ありがとう」
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