座談会G


36 どんな昔話を知っていますか?
「かぐや姫とか、浦島太郎とか…」
「うさぎとかめ」
「一寸法師!」
「そうですね、舌切り雀とか鶴の恩返し、かちかち山とか昔読みましたね」
「シンデレラとか白雪姫、グリム童話と呼ばれるものは割と知ってますよ?」
「やっぱり女の子ですね」
「でも本当は怖いグリム童話の方が読み応えあって好きですけど」
「…え?どゆこと?」
「ですから、シンデレラの継母の子供―――つまり義理の姉と妹がガラスの靴をどうにかしてはこうと足の指や踵を切り落としたりとか、白雪姫が継母に熱した靴をはかせて一晩中踊らせたとか―――」
「わーっ!!も、もういいっ!何でんな恐ろしい話になってんだ?!ああいうのって普通、ハッピーエンドだろ!!」
「だから『本当は怖いグリム童話』なんですってば」
「八戒の怪談話もすげー怖かったけど、香鈴のもこええ…!」
「(そういやこの女、八戒の怪談話も笑顔で聞いてやがったな…)」


37 仲間内の偉さランキング
「ジープが一番なのは決定だと思うんです」
「へ?三蔵じゃなくて?」
「役職とか態度の大きさで言えば三蔵様が一番だと思うんですけど、ジープがいなかったらどうにもできないじゃないですか。で、その次は八戒くんかな」
「僕ですか?」
「運転してるのは主に貴方ですし、保父さん的存在ですから」
「じゃーその次が三蔵で、…最後は悟浄だよなっ!」
「ああ?最後はテメーだろ、この脳みそ胃袋猿が!!」
「…どっちもどっちだと思うけどなぁ…この言い争いを聞いてると」
「おい香鈴、てめぇさっき聞き捨てならねぇこと言いやがったな…?」
「え?えっと、…そうでしたっけ…あはは、」
「今日の貴方はよく地雷を踏みますね」


38 裁縫の腕前や如何に
「まぁ、こうなることは予想ができていましたけど…」
「物の見事にボロボロですね…悟空のって最早原型留めてないよ?」
「い、一応ぞうきんなんだけど…!」
「三蔵も手先が器用なのかな、と思っていたんですが、苦手だったんですね」
「こんなもん出来なくても支障はねぇだろう」
「ん、できた」
「えっ悟浄くん上手!」
「こういうの意外と好き」
「悟浄…貴方、やればできるんなら普段からやりましょうよ…」
「えー?香ちゃんと八戒がいりゃあ必要ねーじゃん」


39 生きていく上で大切なこと
「メシ一択!」
「睡眠」
「綺麗な姉ちゃんとの接触じゃね?」
「息抜きでしょう」
「そうだなぁ…適度に肩の力を抜くこと!」
「頑張り過ぎず、手を抜きすぎずってやつ?」
「はい。息が詰まらないようにするのが一番必要だと思いません?」


40 人生太く短くか細く長くか
「今なら、…細く長くですね」
「そんな長生きできなくてもいーし…太く短く、かね」
「これどーいう意味だ?」
「細く長くっていうのは、末永くというか…決して華やかではないけれど、長生きする。太く短くっていうのはその逆。パッと咲いて散っていくようなイメージかな」
「ふぅん…じゃあ、美味いもんたっくさん食いたいなら?」
「なら細く長くじゃない?まぁ、太く短くでもたくさん食べることができるだろうけど」
「そっか。…でも長生きすれば、5人で過ごす時間も増えるんだよな?ならそっちのがいい!」
「…三蔵様、悟空って真っ直ぐ育ったんですねぇ」
「てめぇは母親か」
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