座談会H
41 春と言えば
「桜が一番最初に浮かびます!」
「香鈴は桜見に行くの好きですよね」
「あ、なら花見だろ!」
「桜まつり!屋台のメシ美味かった!!」
「てめぇは年がら年中それだろ」
「三蔵様の春は何ですか?」
「夜桜。昼間の桜もいいが、夜の方が趣がある」
「へえ…じゃあ今度、皆さんで夜桜見物行きませんか?」
「行くっ!香鈴、弁当作ってくれよ!な?!」
「はいはい」
42 夏と言えば
「海とか夏祭りとか、楽しいもんいっぱいあるよなー」
「花火大会もいいですねぇ」
「川遊び。涼しい上に静かでいい」
「ま、確かに涼しいけどよ?やーっぱ水着のお姉ちゃん達だろ!」
「……」
「あれ?どうしたんだ、香鈴」
「夏、嫌いです…」
「えっ何で?海とか花火大会とか夏祭りとか、すっげー楽しいし美味いものいっぱいじゃん!」
「いや、楽しいとは思うんですけど…」
「…ああ、そういえば貴方、暑いの苦手なんでしたっけ」
「確かにしょっちゅうぶっ倒れてたっけか…」
「うう…もう少し涼しければいいのに〜」
「いや、それじゃ夏じゃねーし」
43 秋と言えば
「栗!さつまいも!あとは、えーっとえーっと…」
「果物美味しいよ?梨とか柿とか」
「あとぶどうも外せませんよね」
「書物を読むのにちょうどいい季節だ」
「紅葉を見ながら散歩っつーのもアリだよな。家の周り、真っ赤になってたわ」
「ふふ、それをお庭から見ながらお酒飲んだりご飯食べるのが常になってましたね、あの時期は」
44 冬と言えば
「そりゃーもう鍋だろ!」
「私はおでんかな。それとお酒の組み合わせがバッチリなんですよね」
「すき焼き、もつ鍋、水炊き、寄せ鍋、チゲ鍋…」
「雪見酒」
「お、三蔵いいこと言うじゃねーか!」
「確かに雪を見ながら一杯、というのも風流ですよね」
「あとはおこたにみかん!年末の過ごし方でこれは鉄板だと思うんです!」
「こたつに入ってる時の香鈴って幸せそうだよな」
「実際幸せだよ〜温かくて」
45 赤と言えば
「リンゴ!あとトマトとか」
「一番に浮かぶのは悟浄、ですか?」
「あと夕陽ですね。宝石とか花もたくさんありますけど」
「…紅葉」
「ああ、いいですねぇ。秋の風物詩ですから」
「悟浄くんは何かあります?」
「ん?んー……いや、もう言われちまった」
(血の色だ、とはどうにも口に出せなかった)