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また見たいなと思っていても見れないのが夢というもの。
いや、テレビかなんかでは、夢はコントロール出来ると言っていたから、出来ない訳でもないだろうけど、実際難しいと思う。
そう思っていたけど、違うのだろうか…?
何とかは忘れた頃にやってくる…じゃないけれど、すっかり夢の事を忘れていた私は、懐かしい風景の中に突っ立っていた。
「ここは……」
ヨーロッパのような家々、そして噴水、空を見上げれば青い空に薄く伸びる白い結界。
ああ、私はまたここに来ることが出来たんだ。
ボケッと突っ立ていると、なんだか騒がしい。
その元が、どんどんこちらに近付いているような気がするのは気のせいか。
「待て!」
「逃がさん!」
ひときわ声が大きくなった方を振り返った途端、黒髪の青年とピンクの髪の少女が慌ただしく私の横をすり抜けた。
そして残された私。
がしゃがしゃさせながら迫り来る何か。
「ひっ!」
咄嗟のことで動けない私は、迫り来る恐怖で肩を縮みこませぎゅっと目をつぶった。
がしゃんがしゃんと金属が擦れる音と声が遠くなって、私はやっと目を開ける。
一体なんだ?一体なんなんだ?
混乱する頭でぐるぐる考える。多分あれは騎士たちで、黒髪青年とピンク少女を追いかけていた。
私のことなんか目に入らないぐらい。
えーと、だから、だから。
騎士たちが行ったであろう方向を見ると、何故か人だまり。
あれ?……これってどこかで……。
そこで、ハッと思い出す私はバカだろう。
ユーリとエステルの旅の始まりだ。
うわっ、なんてこった!
慌てて追いかけてみるも、人が邪魔で進めない。
やっとのこと、街の出口に到着した頃には、黒髪もピンクもいない、人の気配が全くしない広い広い大地しかなかった。
「また会えなかった…」
実際はすれ違ったけども会ったうちには入らない。
ガクッと膝をつく。
ユーリとエステルが旅に出たということは、フレンもこの街にはいない。
ルブランもデコボココンビも。
なんて、タイミングが悪いんだ!
頭を抱えていると、ポンッと肩を叩かれ、振り返る。
「あんた大丈夫かい?」
心配げに除きこむ女性に、少し固まる。
たぶん、だけどこの人は。
「体調が悪いのかい?良かったら、うちで休んでいきな」
うちは宿屋をやってるからね。
タダにしといてやるよ。
茶目っ気たっぷりにそう言う女性に抱き付いてしまった私は悪くないと思う。
(やっぱり、宿屋のおばさん!)
2015.04.21
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どんなキャラでも会えたら嬉しい夢主
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