切欠は些細なことだった。
現在軟禁4日目。
食事は知らない男達が運んでくるハンバーガーやラーメン。
水もきちんとくれるので食事や飲み物には困っていない。
トイレも和式だがきちんと用意されていて。
臨也と××を繋ぐのは耳につけた無線のみ。
「たいくつです…」
『何?謝る気になった?』
「わたしはわるくありません」
『じゃあ暫くそのままね』
時折、ケタケタと笑う声がする。
大方、臨也がチャットで面白いことを見つけたのだろう。
××は盛大に溜息を吐いた。
「おい、もういいんじゃねぇか?」
「ああ、やっちまおうぜ」
男達が部屋に入ってきて××の服をビリビリと破く。
小さなブラが嫌でも目に入る。
「っや…!なにするの!」
「ナニするに決まってんじゃねぇかよお。こんだけ尽くしたんだ。ナニのひとつでもあっていいくれぇだ」
「やだ、やだ…」
そう言っているうちに男の舌は××の首筋をねっとりと舐め上げた。
臨也もやっている行為なのに何かが違う。
このままじゃレイプされてしまう…!
「おりはらさ、おりはらさん、いざやさんたすけて…!」
「はーい」
ガチャリと重苦しい扉を開いて現れたのは臨也だった。
××の目尻には涙が溜まっていて。
「な、名倉さ…これには訳があって…」
「どういう訳?レイプしていいなんて言ってないよね?」
ぞくり、と背筋に悪寒が走る。
トーンを下げて発せられた言葉に××も身震いする。
「ひ、ひぃいいっ」
「あっ、こら待てよ!」
今にも転びそうな勢いで全力で走っていった男達にポカンと口を開く××。
「××ちゃん、大丈夫?」
「あ…はい、なんとか…」
「何処触られた?」
「くびすじを…」
れろり、舐め上げて首筋をきつく吸い上げてキスマークをつける。
ぞくぞくする感覚に思わず甘い声を出す。
「いざやさ、ここじゃやだ…」
「そうだね。家でやろうか」
新しい洋服に着替えさせてもらっている××は臨也に問いかける。
「いつからいたんですか?」
「1、偶然通りかかった、2、最初からそこに居た、3、頃合を見計らって来た」
「3で」
「正解」
臨也の背中におぶさり、ふわりと身体が浮く。
「もう我侭言わないね?」
「しかたがないからわたしがおれます」
「ペニバン着け方分かる?あ、きちんと腸内洗浄するから」
「とうぜんです」
臨也と××の喧嘩の理由は"ペニバンをつけて臨也を犯す"ことだった。
「ローションたっぷり塗ってね」
「はい」
「そうじゃなきゃ痛くて死ねるから」
「はいはい」
まるでやったことがあるかの様に言う臨也に、数日の疲れが襲ってきて、そのまま眠る××だった。
「××ちゃん、着いたよ」
「ん…」
目尻を擦りながら臨也から降りる。
「××ちゃん、浣腸して」
「じぶんでできるでしょう」
「やってもらいたいんだって」
四つん這いになって尻を突き出す臨也の肛門に浣腸をしてやった。
数分後、バタバタとトイレに駆け込む臨也。
忙しないなぁ、と思いながらこの後着けるであろうペニバンを触ってみる。
「こんなのきもちいいのかなぁ」
よく分からない世界だ、と××は思う。
「はー、スッキリした」
臨也が戻ってきて××は服を脱いでいく。
「ストップ。着たままでいいよ」
「いいんですか?」
「先に俺が犯されたいからね。その後に美味しく頂くとするよ」
××はペニバンのモノの先にローションを塗りたくり、臨也の穴に少しずつ入れていく。
「ん、んん…」
臨也の声が漏れる。
アナルプレイはこれが初めてだったが、どうも××には騎乗位が良いと最近分かってきた。
「××ちゃん、もっと押し込んで…」
既に甘い息を溢す臨也の言葉通りに限界まで突っ込んだ。
「前後に動かして」
ローションのお陰で割りとすんなり入ったそれを出し入れする。
臨也の甘い声に段々とこちらも身体が感じてくる。
「もういいですか…?」
「うん、ありがとう。抜いていいよ」
ドプリ、とローションが零れる。
シーツが少しローションで汚れてしまった。
「あーあ…」
「洗濯するからいいよ。××ちゃんおいで」
ペニバンを脱いで臨也に近寄る。
ちゅ、と額にキスを落とされた。
「よく出来ました」
「どうも…」
そして深く深くキスをする。口内を舐めあい、歯列をなぞり、舌を絡める。
「ふぁ…はっ…」
「××ちゃん、鼻で息して」
「してます…っ」
「そう?辛そうだけど」
「もう、おりはらさんだまっててください」
××からの口付けに臨也は応える。
幼稚な舌遊びに臨也は舌を絡めると××の息も上がる。
「素直な××ちゃん、好きだよ」
「それはどうも…」
段々と服を脱がされていき、ブラとショーツだけになった。
「おりはらさん、はずかしいです…」
「何度もやってるじゃない。いい加減慣れようね」
胸の頂を吸い上げると××はビクンと身体を撥ね上げた。
小さな胸をしゃぶり、片方は揉んでやる。
ビクビクと反応を見せる××に臨也は、面白い、と口端を吊り上げた。
ブラを取り、ショーツを脱がせて裸にして蕾に指を1本入れた。
「もうぐちゃぐちゃじゃないか」
「いわないでくださいっ…!」
「言葉攻めに弱いんだったよねぇ?」
耳に息を吹きかけると身体が撥ね上がる。
蕾の中の指も3本に増やしてバラバラに中を探る。
「クリトリス弄って欲しい?」
「はい…おねがいします…」
クリトリスを中心に中を弄ると、中から愛液が零れる。
「ん、あっ…や、そんな、あっ…!」
「嫌じゃなくてイイんでしょ?」
「…はい」
こくりと頷いたのを見て、臨也は中から指を抜いて自身を宛がう。
「挿れるよ」
「はい…」
臨也の首に腕を回せば、正上位で挿入されていく。
ぬぷぬぷと入り込んでくるそれに少しだけ表情を歪める××。
「痛い?」
「だいじょ、ぶです」
「ん、」
最奥まで挿入し終えた臨也は抜き差しを激しくする。
肌と肌のぶつかり合う情事特有の音に××は羞恥に顔を赤く染めた。
しかし、気持ちが良い、という欲が勝って、どうでもよくなる。
「騎乗位にしようか」
「そうですね」
体勢を変えて騎乗位にすると重力によって更に中へと臨也が入ってくる。
「あ、あっ…!」
腰を打ち付けられて喘ぐ××に臨也は尋ねる。
「気持ち良い?」
「あっ…ん、はい…っ」
「それはなにより」
再び口付け、そのまま腰を打ち付ける。
「んむ、ふぁ…おりはらさ、」
「もうイっちゃう?」
「はい…もっとはげしくおねがいします…」
真っ赤な顔でそう告げる××に臨也もそろそろかとラストスパートに入る。
「あっ、は、あっあっ、ん、」
「××ちゃん、イきなよ」
「あ、あっ―――…っ」
「くっ…」
××がイったことによる締め付けで臨也も限界だった。
中から素早く自身を出して××の腹に精液をぶちまける。
「××ちゃん、大丈夫?」
「なんとか、です」
「シャワー浴びれる?」
「はい…すこしだるいですけど…」
ひょいっとお姫様抱っこをして××を運ぶ臨也。
風呂場の椅子に××を座らせて予め温めておいたシャワーのお湯を××にかける。
「熱くない?」
「へいきです」
「気持ち良かったでしょ?」
「……はい」
「ペニバンはそこそこだったなぁ。案外テクがいるのかもね」
「そうですね」
シャワーを浴び終えた2人は脱衣所でバスタオルで水分を拭いパジャマに着替える。
「もう10時か…××ちゃん眠い?」
「すこしだけ…」
「じゃあもう今日は寝ちゃおうか」
「はい」
とてとてと寝室に駆け込みベッドにぼふんとダイブする××に臨也は苦笑して、
「そのベッドじゃ今日は寝られないね。布団敷いてあげるからおいで」
「あっ、そうだった…!」
××はローションのついたシーツを剥がして洗濯機に突っ込む。
臨也は布団を敷いて枕を2つ並べる。
「××ちゃん、お休み」
「おりはらさん、おやすみなさい」
照明を落として部屋を暗くする。
××は臨也に頭を撫でられ、次第に眠りについた。
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