「そうだ、アナルセックスしよう」
その言葉に吹き出して、ごほごほと咽る××。
「は、はぁ!?」
「うんうん、そろそろ頃合じゃないかって思ってたんだ」
「いやいやいや、わたしがやられるんですか?ぜったいいやですよ!?」
飲んでいた珈琲を吹き出した箇所を布巾で拭い取って、意味が分からない、と眉間の皺を寄せた。
「××ちゃんも普通のセックスじゃ物足りないでしょ?だから、やろうよ」
「じゅうぶんですっ!」
「いいじゃない。まだ時間あるんだし」
「っていうか、いまからですか…?そもそもやるなんていってませんよ!?」
「うん、今から。タクシーで送っていってあげるから」
ぎゅっと背後から抱き締められ、鼓動が速くなる。
「い、いざや…さん、」
「ん?して欲しくなっちゃった?」
「ちが…っ」
ぶんぶん、頭を横に振って否定する。臨也はケラケラ笑いながら、もう本当可愛いんだから〜、と言って××を無理矢理ベッドまで運んだ。
「やだ、やだよぉ…」
「すぐ気持ち良くなるから安心して身を任せてよ」
「んんーっ…」
強引に口付けを求められ、応えるので必死になる。
「ふぅ…、いざ、さ…」
「ん…」
「う、ぁっ…」
胸を揉みしだかれ、濃厚な口付けに空気が欲しいと呼吸を荒げる。
「ふふ、××ちゃんエロいね…。こんなに唇濡らして」
「は、ぁ…はあ…」
限界まで息を吸って吐き出し呼吸を整える。
「胸も大きくなってきたし、身体の成長としては目覚しいものがあるね」
「…あした、ほうかごにかいにいきたい…です…」
「一緒に行ってあげるよ」
「はい」
制服の隙間から手を入れて、ひたひたと触れる。腹から脇腹に掛けての辺りに触れると、びくっ、びくん、と身体を揺らす。
「ぁ…ひゃっ…いざやさ、ん…っ、擽った…い、」
「気持ち良いの間違いでしょ?」
「ちがうもんっ…」
「ははっ」
ブラのホックを外して胸の頂を舐め、攻める。指で弄りながらも刺激を与えていく。
「う…、んん、」
「気持ち良い?」
「…はい……」
「うん、素直でいいね」
下着の隙間から蕾に指を宛がう。下着はしっとりとしていて、蕾が濡れているのが分かった。
「すっごい濡れてる…」
「あ、ああっ…ゆびでいじらな、で…」
「舌でならいいの?」
「そ、それもあんまり…」
「正直過ぎるのも問題だねぇ」
臨也は舌舐めずりし、××の太股を持ち上げて蕾に舌を這わす。
「ひゃ…っ」
「ここ、疼いてるよ」
「や、やだっ」
「もっとよく見せて」
太股から蕾へ舌を這わせながらニヤニヤと笑ってみせる。恥ずかしそうに首を振る××に、面白い、と思いながら指を蕾に侵入させていく。ずぷ、ぬぷり、と厭らしい音が静かな部屋に響いてしまう。
「い、ざや、さん…!」
「びしょ濡れじゃないか。厭らしい…でもおあずけだよ」
「…ぇ?」
涙目で小首を傾げる××。蕾はヒクヒクとおねだりしている様で、しかし臨也はそこに挿入するのが目的ではない。
「俺は後ろに挿れたいの」
「ぅひゃぁっ!?」
スラックスを脱いだ臨也は××を背後から抱き締めて、すんすんと髪の匂いを嗅ぐ。
「四つん這いになって」
解放された××は臨也の指示に従い、下着を完全に脱いで恥ずかしそうにそろり、と尻をつき出した。やわやわと尻を揉み解す臨也に××は堪えるしかない。
「大丈夫そうだね」
ぬるぬると愛液を塗りたくり、まずは、一本、と指を挿れるもすんなり受け入れたそこはひくひくと疼いていた。解す為に二本目を挿れて中をかき混ぜる。奥に当たる度、びくんっ、と足が揺れて感じているのがよく分かる。
「そろそろ挿れるよ」
「は、はい…」
ひたり、と竿を宛がい一気に挿入する。びくびくと××の身体が揺れた。
「あ、あっ、いざやさ、いたい…っ」
「あと少し我慢して」
「はぁ…は、きもちわる…」
「はは、最初はそんなものさ」
ずぷずぷ挿入されていくそれに××の足が震える。抜き差しすると甘い声が段々と荒い息遣いとともに部屋に響いていく。
「あ…あっ、ぁあ…っ」
「は…、ねぇ、気持ち良い?」
「はい…すっごく…、きもちいい、です…」
「やば、癖になりそ…」
「なかで…いいですよ…っあ、はぁ…」
「すっごい締め付け…イきそう」
情事特有の肌がぶつかり合う音が嫌でも耳に入り、××は知らず知らずの間に腰を振っていた。
「いざやさ、んっ…」
「××ちゃん…イくよ…っ」
「あ、はぁ、はいっ…」
中で××が快感により締め付けると臨也は呆気なく中で果てた。
「はあ…気持ち良かったよ、××ちゃん」
ちゅっ、ちゅ、とぐったりした様子の××の身体にたくさん口付ける。
「きもちよかったなら…わたしもうれしいです…」
「お風呂入っておいで。お湯沸いてるから。あ、立てる?」
「は、はい…なんとか…」
よろよろとベッドから抜け出してバスルームへ向かう××。
その間にタオルと新しい、皺のついていない制服を準備し、畳んで近くの籠に置いておく。
「××ちゃん」
「はあい?」
「ごめんね、無理させて」
バスルームの中で、××は瞬きを繰り返し、えっ!?と声に出してしまう。
「え、って何さ」
「い、いや…なんでもないです…」
そんな風に思っていてくれたのなら少し嬉しいかな、なんて考えてしまう。
「お風呂出たら制服に着替えてね。送って行くから」
「はーい」
♂♀
「―――××!」
「ふぁい…?」
「俺の授業で寝るとは良い度胸だな。問8の答えを板書に書いてみろ」
「…はい…」
欠伸をしながら××は板書の前に立って教科書をチラ見し、さらさらと問題を解いていく。カタン、とチョークを置いて先生に振り向いた。
「とけました」
「お、おう…戻っていいぞ」
再び欠伸をして椅子に腰掛ける。
そこで、タイミングよく終業の鐘が鳴り響く。
「んー…」
凝りを解すように××は伸びをした。
「××ちゃん!おっはよー!」
立ち上がろうとした瞬間、舞流に抱きつかれて体勢を崩す。
「おっと…」
「屋上でお弁当食べよー!」
「行、食」
さっさと移動して屋上で弁当を広げる。
「今日は来るの遅かったね。3限目だっけ?何でタクシー?っていうかイザ兄いたよね。ほっぺにちゅーしてもらってたし…え?もしかして朝からあんなことやそんなことしてたの?ええー、気になる気になるーっ!」
「如何、聞」
「えぅ…うう…」
ぽすぽすと××の顔が赤くなり、思わず顔を掌で隠した。九瑠舞姉妹は、分かりやすいなぁ、と思いながらその様子を見ていた。
「何にせよ週末は受験なんだし、気合入れないとね!という訳で勉強会しようよ!私達に教えて××先生!」
「えぇ…」
「願、頼」
「うーん…いいよ。あしたはようじあるからだめだけど、それいがいなら…」
「やったー!これで合格間違いなしだ!ねぇ、クル姉!」
「肯、嬉」
「ふふっ…」
片手で携帯を操作し、臨也への連絡を怠らない。
「××ちゃんの卵焼きいっただきー!」
「むぅ…まーちゃんのからあげいただきっ!」
「ああっ!主食が…!」
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