もう一つの姿
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ワケが分からないまま依紅に連れられ、
たどり着いたのはテニスコートの入り口だった。
「水夏ちゃん、学校では何て呼ばれてるの?」
「名前ですか?沢木…です。沢木水夏」
「了解。平沢くんもいるし、万が一を考えて
今は沢木水夏ちゃんでいこうね」
「ハイ」
意味の分からないまま返事をする美夏。
二人が少し歩くと、
依紅を見つけた女の子が駆け寄ってきた。
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