嫉妬と妻の立場
5ページ / 29ページ


(話、わかんないからつまんない… (´・ω・`))


三人に背を向けて耳だけを傾けていた美夏は

ふいにこちらを見る女子生徒に気付いた。


「理恵ちゃんセンセー」

「バイバーイ」


少し離れた所にいた女の子が二人、

こちらを見て大きく手を振っている。


美夏が呆気にとられたまま見ていると、

先生は眉間にしわを寄せて同じく叫んだ。


「コラー! 名前で呼ぶなって言ってんだろ」


(──────!?)


自分の周りにいない、まさに男前な女先生に

美夏は完全に ポカ──(゚д゚)──ン だ。


「だからセンセーって言ってんじゃーん」


女の子たちは笑いながら帰っていった。

そしてやっぱり黙ってないのはこの人。


「やっぱり呼ばれてんやん (・∀・) 」

「ったく、何度言えば分かるんだ!

 美袋(ミナギ)先生だって」


その言葉を聞いた二人は、

何故かきょとんとした顔をした。


「「美袋?」」

「あぁ…そうか。私、去年結婚したんだ」

「へぇ…」

「おめでとうございます」

「あぁ、ありがとう」


そう ───── 先生は幸せそうに笑い


「秋津にもらってもらわずにすんだようだな」


と、爆弾を落とした{emj_ip_0095}


(なっ!? 何?この二人、何かあった、の…?

 (((( ;゚Д゚)))) )


「(゜-゜) … そういや、貰い手のなかった

 理恵ちゃんがかわいそうでかわいそうで

 そんな事をゆうてた事もあったなぁ?」


そんな水夏に気づいて、侑希がぽつりと言う。


「ま、お前だけだったよ」

「──── 冗談やったけど」


当たり前だ!!


力一杯言い切る先生。


「は…はぁ…(・д・` )」


そこにはあからさまにホッとした顔の

自分がいた。




Avant / Ensuite


* 栞 *

* 章 top *


* おハナシ *
ALICE+