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※前話の続きから友人と松川の何がしかを描くスピンオフ
※完全なる蛇足


ジャンプボールを知らせるホイッスルが鳴り響いた。

ひゅっ、と宙をまっすぐに上った茶色い球体は、見事なジャンプを見せた女子バスケ部員の手により味方の待つ敵側コートへと送り出される。
滑り出しは余裕。開いた点差をさらに広げてゆくことは、彼女たちにとってほとんど決定事項に近いことだった。

しかし次の瞬間、待ち構える手に吸い込まれるはずだったボールは、滑り込んできた掌の一閃により予期されていた軌道を逸する。

「えっ?」

声が漏れる。一瞬の驚愕が生んだ隙は見逃されることなく、ボールを捉えた彼女がゴールまで駆け抜けるための十分な突破口を開いた。

体育館の床に響くドリブル音が皆の意識を覚醒させた頃には、束ねられた短い黒髪は翻す身の遠心力に乗って空を切っていた。呆気にとられた敵味方を置いてゴールへ迫る数秒。

我に返って立ちふさがった相手ディフェンスが手を伸ばした刹那、彼女はボールをついて一歩引き、そこから踏み込み飛び上がると、空に飛んだそこからはるか頭上へボールを放った。

美しい放物線を描いた球がネットを揺らしてリングをくぐる。踏み切り位置はライン外側。
軽やかに着地した彼女は凪いだ瞳でボールの行く末を見送ると、くるりと踵を返して突っ立ったままの仲間たちに向き直った。

「みんな」

凛としてよく通る声は決して大声でも熱のこもった口調でもない。むしろ淡々として聞こえるそれはしかし、不思議と聞く者の意識を束ね上げる。

その呼びかけは恐らく、同じコートに立つチームメイトたちだけに向けられたものではない。ざわざわり、徐々に諦めムードを蔓延させつつあったコート外側、応援に回っていたクラスメートたちの空気が揺れる。

先ほど隣のコートで決して小さくない点差を縮め、流れを一気に引き寄せた恋人とはまた全く違う仕方で、しかし彼を彷彿させるには十分な空気を纏った彼女、名字名前は、皆へと静かに宣言した。

「―――追い上げていこう」

一拍遅れのホイッスルが鳴る。手本のようなスリーポイントシュート。
塗り替わったスコアは、反撃の狼煙を劇的に打ち上げた。




これはこれは。

まさに劇的なスターティングスタート。男子のヒーローが岩ちゃんなら、女子のヒーローは名字さんで決まりだろう。夫婦はだんだん似てくるっていうけど、付き合って数か月足らずの恋人同士にもその通説は当てはまるんだろうか。

「なるほどね。名字さんが負けてないって、ああいうこと?」

ゲーム開始後数秒足らずで決めた鮮烈なスリーポイントシュートと、揺るがぬ声音がつむぐ反撃宣言。見た限りクラスのムードメーカーと呼べる類ではないが、あの様子じゃ周囲からの隠れた信頼はかなり厚そうだ。
彼女の一言は大いに見方を鼓舞し、勝敗が見えているに近かった試合の行く末は完全に予測できなくなった。なるほどこれが無意識なら大したもんだ。

「そ。すげーハイスペックってわけじゃねーけど、ココってとこで要になんの」

マッキーの言う通り、名字さん本人にはものすごくよく出来る印象はない。実際プレーが進んでゆくのを見ていると、彼女はポイントゲッターというよりは補佐に徹している。
初めに決めたような劇的な得点はほとんどないし、動きから見ても彼女自身の身体能力はさほど高くない。けれど多分、戦局を俯瞰で捉えることが出来るタイプなんだろう。

追い詰められたメンバーの一人が名字さんにパスを回す。敵のディフェンスの腕が伸びる前に床を蹴った彼女は宙でパスを捕らえ、着地と同時にさっと周囲を見渡し、流れるような動きで敵陣に切り込んだ。しかしやはりゴールまでは走らず、味方に正確にボールを託して得点を委ねてしまった。

「欲がないねぇ」
「けど、アレは何が最善がわかってないとできない動きだね」

点差はかなり縮まってきたみたいだし、これは五組の逆転も十分にあり得そうだ。なんて思いつつそろそろ俺も出番かな、と男子側のコートを見やったその時、マッキーが「あ、」と声を漏らした。

「ん?」
「ッナマエ!」

どうした、と聞くより早く響いたのは名字さんの大きな声だった。これまで聞いたことのない切羽詰まった声が呼んだのは彼女の友人、俺のファンだというあの小柄で表情豊かな子の名前。

その視線の先、コートのライン際で、ボールを持った彼女を、彼女より一回り以上体格がよく背も高い相手チームのディフェンダーが抑えにかかる。
名字さんが叫んだのは相手への警戒やパスを要求するためじゃない。次の瞬間、ディフェンダーからのやや乱暴な体当たりに力負けしたミョウジさんが、大きくバランスを崩したのだ。

「ぅあっ、」

あ、これマズイ。
咄嗟に息をのむ。真横にはスコアボードがある。まともに倒れればボードの脚部に頭かどこかが直撃する、

下した判断は一瞬で、けれど彼女の体を捉えた影が現れたのもその一瞬だった。

「え、」

一歩を踏み出すシューズの摩擦音と、傾く彼女の細腕を捉える長い腕。
ガシャン、スコアボードが音を立てて床を滑る。ミョウジさんの体を勢いよく引き寄せ、歩幅で縮めるぶんでは足りない距離を一気に詰めてゼロにした人影が、ボードの足を蹴り飛ばして彼女の落下地点から遠ざけたのだ。

予想の軌道からさらに外れて傾いたその小さな体を危なげなく受け止め、かつこぼれたボールを空いた片手で捉えた人影は、見間違えようもなく見慣れた人物。

「…マッキー今の見えた?」
「…いや、見えなかった」

嘘だろまっつん、お前今どっから出てきたの。





「ナマエ!」
「―――え?」

鳴り響くホイッスルを押しのけるように、名前の声が私の名を呼ぶのが聞こえた。体を押し出されたのはあっと言う間のことで、支えきれなかった体重が右足首にのしかかったのはその直後。思い切り腕をひかれて、何か固くて温かいものに見事に顔面からダイブしたのはさらにその一拍後だった。

ブラックアウトする視界。知らない強い香りと温度。
あれ、私、転んでない?

「―――今のはちょっと危ないんじゃない?」
「っ…!?」

頭上から降ってきたのは聞き覚えのある、けれど馴染みはない低い声だった。

「ご、ごめん…っ」

瞬時に張り詰めた空気に相手チームの子が気圧される。抜けているとよく言われる私だけど、頭上の声が帯びた静かな怒気と威圧感には体がびくりと反応した。
そして途端にはっとする。目の前のこの暗闇は何だ。私の肩を丸ごと包むように支えているのは、誰の手だ?

「なん…っい、」

何が起こったのか半分もわからないうちにグッと腰を持ち上げられる。そっと床に立たせられた瞬間、ずきりと痛んだ右足首に思わず声を漏れた。
捻ったのか。歯を食いしばって声を堪えるけれど、顔がゆがむのは我慢できそうにない。どうしよう、でもまだ試合が。やっと点差が縮まってきたところなのに。

痛みでじわじわこみ上げる涙を必死で押し込む。腰を掴んでいた手がはたと静止した。それから少し躊躇うような間があって、けれど次に降ってきた声にあのピリリとした覇気は感じられなかった。

「もしかして捻った?」
「え、あ…」
「ナマエ!怪我は…!」
「名前、」

名前の滅多にない急き込んだ声が私を呼ぶ。なんとか応えようと頭をあげると、一度解放されたはずの肩が再びぐっと固定された。その代わり、床についた右足にかかる体重が一気に軽くなる。
いったい誰が。もたれかかっているのは誰かの体操服、首ごと持ち上げた視線の先には、

「、え」

松川くんが、どうしてここに。

「ナマエ、肩を」
「名字さんストップ、多分右足やられてる」
「!…わかった」

私の腕をとった名前が、しかし彼の言葉にはっとした様子で一歩引く。ざわめくギャラリーと選手たち。血相を変えて駆け寄ってくるチームメイトの姿と降り注ぐ視線、そして何より目の前の彼とのゼロ距離に一気に心拍数が跳ね上がった。
ちょっと待って名前見捨てないで、ていうかなんで松川くんがここに。

「ミョウジさん大丈夫!?」
「え!?あ、う、うん、ヘイキだよ!」
「ウソ。右足捻ってるのにヘイキじゃないだろ」
「!?ちょ、ま、松川く、」

ええええ待ってそこバラしちゃうの!?いや確かに痛いけど!全然平気とか真っ赤なウソですけれども!あとこの体勢、この恥ずかしい体勢はいったいいつまで続くんですか。誰か代わってください心臓蒸発する…!

「マジで!?まさか捻挫…ナマエ見せて!」
「いや、そんな大した話じゃ…」
「っの、手加減なしで突き飛ばしたってわけ!?」

集まってきてくれたチームメイトたちが松川くんの一言で一気に気色ばむ。確かに向こうもやや乱暴だったかもしれないがそもそもは私のドジが原因、何より準決勝ともなれば熱くなっても仕方ない。私はそう訴えて皆を諌めようとしたが、ポイントゲッターの彼女は収まりがつかないと言った様子で相手チームを睨むと、よく響く声で憤然と言った。

「あたし保健室に、」
「いーよ、まだ試合あるだろ。ついでだし俺が連れてくよ」

ぴたり。一瞬の間、私のみならずチームメイト全員が静止した。そして多分その時初めて、みんなが私の今の状況、つまり松川くんに完全に体重を預け、ほとんど抱きしめられるように支えられる姿に気づいたようだった。いやもっと早くツッコんでほしかった切実に。

ざわざわり。さっきとは全く別の意味でざわめき始めた空気に、気のせいでなければ(気のせいであってくれればどれほどいいか)そこはかとなくピンクな好奇心が伝播する。
このひと一体何考えてるんだ。ていうかあなたも試合出てたんじゃなかったの。もはや絶句して見上げたそこには、いつも遠目に見る分となんら変わらぬ涼しい表情をした松川くんが一人。

彼の瞳がすいっと泳ぐ。周りの好奇の視線などどこ吹く風、その凪いだ双眸は私のすぐ隣、一番に駆けてきてくれてから一言も話さず黙していた名前を捉えた。

「それでいい?名字さん」
「…」

一瞬の沈黙。明らかに変わりつつある周囲の色の中で、けれど名前はまるで普段と変わらぬ彼女の領域を守り通していた。むしろ普段以上に密度の濃い空気の内側、その強い光を秘めた瞳は名前より頭半分以上長身の松川くんだけを真っ直ぐ射抜いている。
どうして名前だけに。思ったその時、後ろから予想外の松川くんへの援護射撃が飛んできた。

「松川に任せたらどうだ、名字」
「!…岩泉くん」

ぷつん、水面下に張り詰めていた緊張が切れるのがわかって、途端に心筋がフルタイムで活動を再開した。おかえり私の心拍数。
けれど岩泉くんはなぜか私を名前に託す方向ではなく、このまま松川くんに預けるつもりでいるらしい。いや何故だ。これじゃ捉えられた宇宙人状態じゃないか。

「体格的にもそっちのが安心できるだろ」
「…でも、松川くんにも試合が」
「もう代わりのメンバーが入ってる」
「……嫌だ。任せられない」
「なんでだよ?」
「彼はよくナマエを泣かそうとする」

!?
え、うそ、私泣かされそうになったことあったっけ…!?
ぱきん、再び場が凍る。チームメイトたちがぎょっとして私を見、そして同じく凍り付いた松川くんを疑念の目で見上げた。そんな彼女たちに向かって、私はとりあえずブンブン首を振る。いやだって、覚えがない。身に覚えがない。

確かに名前と岩泉くん絡みでからかわれたことはあるけど、別に悪意がこもった態度じゃなかったし、ちょっと対応に困ることはあるけど―――え、もしかしてそれとか?私が気づいてないだけとかそういう?
俗にいうアレか、馬鹿が風邪をひかないのはひいたこと自体に気づかないからという話と同じ論理か。なんてこった、一番信憑性の高い想定が単なる鈍感とか不名誉極まりなくないか。

「あー、それァ多分…」
「岩泉」

私が一人で自分の鈍さについてしんしんと考えていると、岩泉くんがちょっと迷ったように口を開く。しかし先ほどまでの何食わぬ表情をやや崩した松川くんが、名前一つで彼を制した。

「わーってるよ。…名字ちょっと来い」
「?」

岩泉くんはなぜか苦笑し、それから名前を呼び寄せる。松川くんが一瞬微妙な顔をしたのが見えたけれど、今度は岩泉くんを止めることはしなかった。そんな彼の様子に怪訝そうにしつつも、素直に向き直った名前の耳元で、岩泉くんが何事かを囁いた。

「…、そうなの?」
「おう、多分な」
「でも、そんな風には見えない」
「そらお前は女子だしな」
「……」

驚いた顔をした名前が、次いで納得しかねる表情で岩泉くんを見上げ、それからさらに注意深い瞳で松川くんを見上げる。ちらり、どこか居心地悪そうにした彼が名前から逸らした視線が、ジャストミートで私の元に落ちてきた。
ぱちんと合う視線とに目を丸くした松川くんは、不意に私の肩を包む大きな手のひらにぎゅっと力を込めた。二度三度、彼の瞳が左右に泳ぐ。そうして何かを観念したようにため息をつき、松川くんは名前に向き合う。

「…そういうコトだからさ、心配しないでいーよ」
「…。わかった。なら任せる」
「え?待って名前、何が」
「待ってて、ナマエの分まで勝ってくる」

今度は私だけをしっかり見つめた名前が瞳の色を強くして真っ直ぐに言った。纏う空気が変わる。スイッチが再び一段切り替わった。私は自分の体勢も二人の不可解なやり取りも一瞬忘れて息をつめた。
名前の本気は、いつだって純度が高い。

「…うん、」

ホントは一緒にプレーしたかった。そんな言葉はきっともう届いているんだろう。
名前が身を翻す。ホイッスルが鳴り、事情を説明してくれていたらしいチームメイトの子が審判の元から戻ってきた。彼女に伴ってやってきた先生に具合を尋ねられ、私は大人しく右足を捻った旨を伝える。それが済むと、松川くんは私を支えなおして言った。

「じゃ、行こっか」
「う、うん」

メンバーチェンジが行われ、別チームの子が一人加わり試合が再開されるまでものの一分足らず。再び熱気に包まれ始めた体育館をぼんやり眺めつつ歩き出してわずか数歩、今度は別の声が飛び込んできた。松川くんに引けを取らない長身が二人、及川くんと花巻くんだ。

「まっつんカーッコイー!まさにヒーローって感じじゃん」
「お前にカッコいいとか言われると普通に腹立つ」
「ちょ、褒めてんのに酷くない!?」
「ていうか松川どっから出てきた?全然見えなかったんだけど」
「普通にライン出てパス出そうとしてたら、名字さんの声が聞こえたんだよ」
「あーそういう。スコアボードが邪魔で見えなかったってことか」

納得した様子で頷く花巻くんのと松川くんのやり取りで、私は松川くんがいったいどんなタイミングで私を助けてくれたのかを初めて理解した。そうかそれで。

…ていうか私まだ松川くんにお礼言ってないよね。助けてもらった上に、試合を抜けてまで保健室に送るといって今も支えてもらっているのに、これではあまりにも非礼すぎる。
けれどいざお礼をと思って首を持ち上げると、視界いっぱいに飛び込んできたのは整いすぎた顔立ちと綺麗な茶色の瞳。

「大丈夫ーお友達ちゃん?あ、ミョウジさんだっけ?」
「ぅえっ!?あ、は、はい!大丈夫です!全然!」
「ならよかった〜」

一気に跳ね上がる心拍数にそろそろ心臓が心配になってきたけれど、こればかりは仕方がないと思う。だって及川くん綺麗すぎる。女の私なんかより三倍は美人さんの彼が至近距離でニコニコするなんて呼吸もままならない。
顔にカッと熱が上る。けれど次の瞬間、その及川君の顔を、松川くんの大きな手が思い切り掴んだ。なんて豪快に不敬なんだ…!…あれなんか違う?

「及川邪魔、そこどけ」
「ちょっまっつん痛いから!心配しなくても邪魔なんてしないから、ネ?」
「お前マジで覚えてろ。あと花巻お前も笑うな」

及川くんが愉快気に笑うと、松川くんの声にはっきり険が混じった。女子同士だったら空気が緊迫しそうな響きなのに、花巻くんも及川くんもからから笑って離れてゆくだけだ。

松川くんの不機嫌の理由はわからないまま、私はなし崩しに体育館を出る。渡り廊下に差し掛かったあたりで、松川くんが足を止めないまま私の方に視線を投げてきた。そこで私は再びお礼を言いそびれたままであることを思い出す。

「あのさ、」
「あっ、ごめん私まだお礼言ってなかったよね!さっきも今も助けてくれてありがとう、それと、試合の途中なのにごめんなさい…」
「あーいや、うん。それはいいんだけど」
「うん?」
「…ミョウジさんってさ、」

及川のこと、好きなの?

「―――え、」

ぴしり、足が止まる。松川くんも足を止める。
校舎へ繋がる渡り廊下の真ん中に、ワッと湧いた体育館からの歓声が聞こえてきた。そしてまた沈黙。

今この人なんて言った?それってどういう。なんで松川くんが。ていうかどうしてそんな。
まとまらない思考が手のひらからこぼれ落ちてゆく。呆然自失。返すべき言葉を見つけられないまま棒立ちになる私をじっと見つめていた松川くんが、不意にふっと目を逸らして前を向いた。

「ごめん、忘れて」

彼の長い脚が歩みを再開する。自動的に前進する体が惰性で出した足が、私に廊下を進ませた。
保健室につくまで右足を庇い不恰好に歩く間、彼は私に何かと話題を振ってくれた。
名前のこと、岩泉くんのこと、共通の友人の話題は間違いなく話しやすいはずなのに、一度おかしくなった空気だけはどうしてもひび割れたままだった。

息の詰まるような違和感を破る術もなく、私を保健室に送り届けた彼は、怪我した状況を保健室の先生に説明する。何も言えずにただ椅子に座っていた私の方をちらりと見やった彼は、困ったようにちょと笑った。

「じゃ、俺行くわ」
「う、うん、ありがとう…」
「またね、ミョウジさん」

がらり、保健室のドアが閉まる。遠ざかる足音と彼の言葉が脳内に木霊し、彼の小さな笑みが瞼の裏に焼き付いた。
彼の手が離れた肩がやけに寒々しい。松川くんの言葉の意味も表情のわけも何一つわからないまま、私はなす術のない閉塞感と不安が心を塗りつぶしてゆくのを感じていた。


150321
お友達編スタート(仮)これこそ真正の蛇足。すみません。
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