02

満姫は、ふすまを開けた。
案内された部屋は、リビングとは違い畳だ…奥に仏壇がある。

「……………うそ……」

レイナは、仏壇に飾られている写真を見つめている。
シンヤも信じられないという顔をしている。

「もう、4年になるかしら…小学校のときの真希なの」

さらっと笑顔で、仏壇に飾られている写真は真希だと言う満姫。

「4年前って…」

シンヤが呟く。

「…今まで一緒にいた真希は?」

レイナの顔が、真っ青になっている。

「一緒にいた真希は、真希よ…」

満姫は、レイナに優しく言った。

「……真希……」

レイナの気が遠くなっていく…。

「レイナ!」

倒れそうなレイナを支えるシンヤ。

「ごめんなさい。大丈夫…?」

満姫は、申し訳なさそうにレイナとシンヤに言う。

「レイナ、大丈夫か?」

シンヤもレイナを心配している。

「……………」

大丈夫じゃなさそうなレイナ…。


―――――――

満姫から、本当は真希が小学校の6年の夏に事故で亡くなったことを聞いた。
信号を優雅とわたっている所に乗用車が突っ込んできたのだ。



その話の途中、ふすまが開き優雅が入って来た。
「本当は、俺が車にひかれるはずだったんだ」

優雅は、真希の写真を見つめながら言った。

「優雅くん…」

満姫は心配そうに言う。

「真希は、あの時…俺を庇って…」

忘れていたい記憶が幾度も優雅の中でフラッシュバックする。

「あの時に、俺がっ…!…俺が死ねば良かったんだ!!!」

優雅の心が…壊れていく・・・・・。





真希のかえたかった…



   『未来』


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