03

心を壊し、動こうとしない優雅をシンヤがリビングへと運んだ。
優雅はソファーに座り何処かを見つめている。

「……………」

それを、ただ見つめることしかできないシンヤ。

「…シンヤ・・・」

レイナはシンヤを見つめている。

「本当に、ごめんなさい」

満姫は2人に、申し訳なさそうに言った。

「いえ、本当のことが聞けて良かったです」

そう言ってシンヤは、レイナを見る。

「はい、ありがとうございました」

レイナも頭の整理がつかないながらも、そう言った。
ふと、時計を見るともう7:30をまわっていた。

「俺たちも、そろそろ帰ります。お邪魔しました」

満姫も時間を確認して、またごめんなさいねと言った。













優雅Side
頭の中で思い出したくない…忘れてたい記憶が何度もながれてくる

あの日の記憶…


『ゆうがー』


俺を呼ぶのは、小6の真希だ。俺は、真希の前を走ってる。


  「行くな!!」


どれだけ真希に叫んでも、走っていくのをやめない
どれだけ昔の俺を止めようとしても、どうにもできない・・・・・


そして、あの横断歩道へとたどり着く


『早くしろよ!真希!』

歩行者用の信号が青に変わると、俺はまた走り出す。


『ゆうが!!』


真希は、横断歩道に突っ込んでくる車に気付いてた
俺は、真希をからかうのに夢中で車に気付かなかった・・・・・



そこでいったん目の前が暗くなる。

そして、目の前には、赤く染まった真希……


  「真希!!」


『真希…!?…何で返事してくれないんだよ!!』

いつまでも俺は、真希を呼び続けた。
俺の手も真希と同じ色をしている・・・・・



俺は…真希を・・・・・




俺がこの時、


「死んでたら...真希は・・・・・」



「優雅!!」


突然、呼ばれた……


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