04

リビングには、いつの間にかルナの姿があった。

「いらっしゃい。ルナ」

空気を完全に無視な満姫。

「優雅!そんなこと言わないで!!」

必死に優雅にすがり付くルナ。

「……………」

無言でただルナを見つめる優雅。

「お願い…!もう、私は優雅を失いたくないッ…!
…真希ちゃんだって...私の、せいで…!」

ルナの瞳に涙が溢れている。

「ねぇ、ルナ…真実を話してあげたら?」

…満姫は、いったい何を言っているのだろう…。

これ以上の‘真実’なんて、あるのだろうか・・・・・













空気を読まない満姫により、3人は夕飯を食べる事になった。
時間が過ぎ、夜。
真希の家のリビング。
いるのは、満姫とルナ…そして、優雅だ。
あれから、また少し時間が経っていた……

「…どういう意味だよ…」

優雅は、不可解そうな表情をしている。

「……………」

答えにくそうな、ルナ。

「俺を、‘もう失いたくない’とか…
まるで・・・・・」

(俺を、失ってるみたいな言い方…)

優雅は、最後まで言葉にできなかった。

「…それは・・・」

言えないルナに満姫が近づいて言う。

「もう、いいじゃない…もうこれ以上...優雅くんを苦しめるのやめよう?」

「満姫…だって、真希ちゃんは…!」

ルナの瞳から涙が伝い落ちる。

「真希は自分の意志で、この未来をつかんだの…」

満姫は、真希を思いながら言った。

「私のこと…恨んでないの?」

「恨んでなんかないわ…あの子は、いつも優雅くんとルナの心配をしてた…」

満姫の言葉に驚きを隠せないルナ。

「うそ……だって私...優雅を生き返らせてって頼んだのに・・・」

「は…!?何で俺が死んでることになってんだよ!?」

あまりにも淡々と、優雅が死んでいるという定で話が進んでいることに突っ込みを入れずにはいられない優雅。

「だって本当は、あの事故で車に引かれたのは優雅くんだから」

淡々と言った満姫。
ルナも否定しない。
衝撃の事実が、また此処にあった…。

「俺が、ひかれた・・・?」

何を言っているのだろうか…この2人は…。

「ひかれたのは真希だろ?俺は生きてんだろ!?」

優雅は信じられない、と慌てる。ルナが母親として答える。

「本当は優雅が..ひかれたの…私が、弱かったから...その現実を受け入れられなくて…」

「……いったい何が、どうなってるんだよ・・・?」


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