05

優雅side
結局…普通有り得ないことが起こってた訳だ……
本当は、あの事故で死んだのは俺で…

それが、受け入れられなかった母親が真希に



『優雅を生き返らせて!』



…なんて変な頼みごとして・・・

真希は、何か知らねーけど、強い霊能力とか持ってたわけで…


‘あの時’に時間を遡ったとか……

マジであり得ないだろ!

それで真希は俺を、助けたはいいが…


代わりに自分が死ぬことになって……


今度は、俺が真希を呼び続けて…

傍にいてもらって…

お前を離すことが


できなくて・・・・・



…母子そろって何やってんだか・・・

呆れるよな…



真希…


マジで、ごめん…


俺が何も…

知らなすぎた・・・



真希だけに...

大変な思いさせて…


ごめん…







俺に真希を


  『好きだ』

…なんて、


言える資格..


無いんだ…



真希…



「…………………!!」












次の日。
優雅は、学校をサボってあの日の“横断歩道”に来ていた。

「…俺と真希が車にひかれた場所か…」

優雅は、ただ横断歩道を見つめている。

「どうなったら...良かったんだ?」

すごく、哀しそうな表情の優雅。

「…真希…俺は、どうすれば良いんだ・・・?
時間を遡ることなんて、俺には..出来ない……」

優雅は、声の届かない真希を想っている。

「こんなんじゃ…駄目だよな・・・」

右手で頭をかく優雅。

「…真希・・・・・」





(逢いたい…)


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